他人をコントロールしようとする
腹黒い男性は、周囲の人を自分にとって都合の良いようにコントロールすることに長けています。相手を上手におだてて口を滑らせやすくしたり、話題をさりげなく自分の得になる方向に誘導して情報を引き出したりするのです。
相手のことをよく観察しているため、どんなタイミングで何を言えば相手が喜ぶのかを把握しています。相手の懐にするりと入り込むのもお手のもの。長所でもありますが、自分の利益のために計算ずくでやっている点が腹黒いと言われる所以です。
優劣をつけ、人によって態度を変える
人を自分の中で格付けし、相手によって態度を変えるのも腹黒い男性の特徴です。自分より下だと認定した相手には高圧的な態度や素っ気ない態度をとりますが、自分より格上の人にはへりくだってペコペコします。自分が損をしないようにするために弱い相手は押さえつけて、自分が決めた格付けでの地位を抜かれないようにしたいと考えているのです。
恋愛でも女性に対して優劣をつけます。自分が気に入った女性には真摯に接するのに、どうでもいいと思う女性には失礼な態度をとる人も珍しくありません。
▼あわせて読みたい
人の弱みにつけ込む
腹黒い男性は、人の弱みにすぐに反応します。弱みを握れば相手は自分に逆らえなくなるため、今後の自分の利益のためにチャンスを逃すまいと考えるのです。弱みを握る際には、あくまで相手の力になりたいというスタンスを崩しません。相手が喜ぶよう優しく接するため、相手は心を開いてしまいます。近づいてくるときの第一印象の良さも、腹黒い男性の計算です。
腹黒い人は弱みを握った後、直接脅して利用しようとすることもあれば、あくまで協力者というスタンスを崩さずに相手に恩を売るタイプもいます。一見良い人に見えますが、気づかないうちに断れない協力者として仕立て上げられているケースも多いのです。
トラブルに巻き込まれないための対処法
腹黒い人と近づきすぎるとトラブルに巻き込まれる可能性が高くなります。スキを見せれば弱みを握られたり、いいように利用されたりするかもしれません。できるだけ距離を置きたいものですが、職場の人間関係や人付き合いによってはなかなか切れない関係もあるのではないでしょうか。せめてどのように対処すればいいのか、意識したい2点を頭に入れておきましょう。
悪口に加担しない
腹黒い人と一緒にいるときに注意したいのは、悪口を言わないことです。腹黒い人は口がうまく、話題の振り方も上手です。ごく自然に誰かの悪口を言って、同調するように仕向けてくることがあります。しかし、一緒になって悪口に加担すると本人に告げ口され、自分だけ悪者にされかねません。自分が悪口を言っていたという事実を作らず、あくまで聞き役に徹するのがコツです。相手の話題には相槌を打つものの、同意する受け答えはしないようにしましょう。
あれこれ話しすぎない
自分の弱みを握らせないように注意を払うことも、腹黒い人と接するときには大切です。信用して自分の悩みや秘密を打ち明けてしまうと、相手のいいように情報を利用されてしまいます。たいして親しくないのにあれこれ詮索してくるなら要注意です。心から信頼できる人か、相手は自分に対して本当に親身になってくれているのかを見極めるまでは、あれこれ自分のことを話すのは避けましょう。
写真/(C)Shutterstock.com
メイン・アイキャッチ画像/(C)Adobe Stock