子どもに対して
・子どものしつけをしっかり考えているところ (30代・東京都・子ども1人)
人の長所を見つける
・失敗が多くても相手のいい所を探して褒めてくれる人 (30代・新潟県・子ども4人)
悪口を言わない
・人の悪口を言わない。 一方で共感もしてくれる (30代・大阪府・子ども1人)
仕事が丁寧
・職場で営業担当の人が、トラブルが起きても上手くこなし、相手とより良好な関係を築いていた。また現場スタッフの私への感謝もしっかりと表現してくれる (30代・神奈川県・子ども3人)
冷静な対応
・話を聞くところと判断力 (30代・神奈川県・子ども1人)
的確なアドバイス
・聞いたことについて的確なアドバイスをいつもくれる (40代・兵庫県・子ども3人)
人情がある
・人情があり、付き合いの人がすごく多い (40代・三重県・子ども2人)
前向きな考え方
・他人のどんな発言もしっかりフォローして、プラスのコメントができる (40代・愛知県・子ども2人)
臨床心理士・吉田美智子さんに聞いた、「人格者を目指すためにできること3」
1.自分の長所と短所をよく知っている
「長所を知るのはもちろんですが、短所を受け入れ、改善努力をする。その苦しさを知っているから人の短所にもおおらかな態度でのぞめますね」
2.無理をしないこと
「無理は続かないし、場合によっては自分が出しやすい相手だけにネガティヴな気持ちを押し付けてしまう危険も。例えば、会社では人格者なのに、家ではモラハラみたいなことがありませんか?」
3.周りと協調する
「自分ひとりで人格者=パーフェクトな人になるのは無理ですよね。誰かに評価され、認めてもらうことで人格者となれるわけです。となると、周りの人の協力をどう取り付けるかが大事なポイントに。周りの人を信頼し、誠実にやりとりできることこそ、私たちが「人格者」と感じるポイントなのではないでしょうか」
人格者は〝生まれつき〟ではない!?臨床心理士の解説
「人格者というと〝 すべてにおいて優れている人〟がイメージされます。でもそれは〝生まれつき〟ではなくて、少しずつ自分なりに努力や工夫を重ねた結果であるところがポイントではないかと思います。心理学では、人間の性質で〝 光と影(いいところと悪いところ)〟は抱き合わせと考えます。つまり、人格者は自分の影(短所)を知り、光(長所)に溺れず、自分を磨いている人といえるのではないでしょうか。その結果、人格者は〝温かさと冷静さ〟〝穏やかさと厳しさ〟のように、相反する性質をどちらも持てる人であり、その難しさから〝格がある〟とされたのだろうと思います」
「人格者」とは自分のいいところも悪いところも知っていて、足りないことに努力をし続ける人。そして、他人のことも自分のことのように思いやれる心の広さが大切なのかもしれませんね。
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臨床心理士/公認心理師
吉田美智子
東京・青山のカウンセリングルーム「はこにわサロン東京」主宰。自分らく生きる、働く、子育てするを応援中。オンラインや電話でのご相談も受け付けております。
HP
Twitter: @hakoniwasalon