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LIFESTYLE インタビュー

2020.10.27

ベッキーさん「夫とは、1日の終わりに必ず”今日はどんな日だった?”とお互いの話を聞きあうようにしています」【女の時間割】

 

女には3つの顔、3つの時間がある…。タレント、女優として活躍しながら子どもを育てるベッキーさんの3つの時間についてうかがいました。

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タレント、女優・36歳
ベッキーさん

「女」時間

仕事復帰直後は〝今、子どもが泣いていないか〟と心配になることもありました。母のサポートに感謝しながら頑張って切り替えている最中です。

「仕事に出るときは母に子どもを預けているのですが、ふとした瞬間に〝ふたりとも大丈夫かな〟と気になってしまうことがあるんです。母に〝切り替えなさい〟と叱られながら(苦笑)、少しづつ仕事モードのギアを上げています」

 

「妻」時間

夫とは、1日の終わりに必ず「今日はどんな日だった?」とお互いの話を聞きあうようにしています。

「人って、しゃべることでストレスが解消されると思うので、夫に対してできるだけいい聞き手でありたいと願っています。私も家事や育児中心の日々の中で、何かしら報告できるような変化や楽しみを探すようにしています」

「母」時間

子どもがまだまだ小さいので外に遊びに出かけるときは気温や日差しに対する対策をするように心がけています。

「友達に〝赤ちゃんってずっと上を向いているから、照明選びは大事みたい〟と聞いてから、家でも外でも快適な環境に気をつけています。日差しが強い時間帯には、日陰になる方向を考えて道を選んでお散歩したりしています」

今はまだ子ども中心の生活、 ゆっくり社会復帰しています

だれもが新しい働き方や暮らし方の模索を余儀なくされた2020年。ベッキーさんは春に第一子を出産して、約4か月で仕事復帰。人生の新たなフェーズの中にある。

「人がひとり生まれてくるという体験を通じて、子どもを授かることも奇跡だし、無事に出産できることも奇跡だなと、命のありがたみを痛感しました。産後のホルモンバランスがくずれる時期がステイホーム期間と重なって、さまざまな報道を見ては不安になることもありました。いちばん手を借りたい時期には母を家に呼ぶことすら怖くなってしまい、 まずは気持ちを立て直そうと、自分を奮い立たせたこともありました。それでも、子どもの顔を見るだけで自然と笑顔になれる。今、心から笑顔になれる時間が与えられているのは、本当にありがたいなと感じています」

モットーとしているのはていねいな暮らし方。もちまえの健康志向がさらに高まり、最近では味噌や醬油などの調味料づくりにも挑戦。「味噌の場合、大豆をつぶしたり塩麴をつくったりと工程は多いのですが、一度仕込んでしまえばあとは10か月待つだけ。醬油は、ときどき様子を見てかき混ぜたりと、育成ゲームみたいなんですよ。“年末には味噌たちができる〟みたいな、お楽しみがあるのもうれしくて」

1日7回授乳をしながらの家事や育児は、気力も体力も消耗する。そこで夫に相談して始めたのが、彼の休日である月曜日は昼食と夕食をつくらないという“主婦オフ日〟。「勇気を出して相談して、オフ日をつくってもらいました。たった1日料理をつくらなくてもいい日があるだけで、逆に“つくりたい 〟気持ちが芽生えるから不思議です(笑)」

現在はゆるやかに仕事復帰中だが、近年はタレント業に加えてアート制作や女優業にも幅を広げ、舞台や映画などにも出演。今春公開された映画『初恋』では、恋人の敵を討つため復讐の鬼と化す女性を鬼気迫る怪演で魅せきり、裸足で窓を蹴破るシーンや立ち回りなどのアクションシーンが話題を呼んだ。

子どものために強くありたい気持ちが“心の筋トレ”に

「撮影当時は夫との結婚を意識していたので、 自分の中では“独身最後の大暴れ〟(笑)的な気合いも入っていたんです。気持ちをすごくつくり込み、すべての時間を捧げて心を削りながら演じました。楽しんでいただけたのなら、またぶっとんだ役を演じてみたいです。

でも、だからといってこれからは女優業に力を入れて、というわけではありません。お芝居もアートもバラエティも、オファーをいただいたものすべてに力を尽くせたらと思っているんです。欲張りなのかもしれませんね。コロナの影響でさまざまな時代の変化も感じているので、できるだけ本音で、等身大の自分でいようと思っているところです。

実は出産直後はかなり絶望的な気分だったんです。この子には友達をいっぱい呼ぶ誕生パーティーや、コロナ前の素晴らしい世界を体験させてあげられないんだなと思って。でも、考えたら生まれたときからウィズコロナの世界にあるので、この世代なりのものの見方や価値観が育っていくのかもしれません。

これからは教育を受けさせたい内容も変わりますよね。情報をうのみにしないリテラシーや、ネットの世界で自分も人も傷つけない知識を学んでほしい。私自身はくよくよしがちなところがあるので、せめて自分の子どもの前では“頼りになる頼もしい母ちゃん〟でいたいなと思っています。そこはちょっとやせがまんして、演じちゃうかもしれません(笑)」 

Domani 2020年10/11月号 『第11回 女の時間割』より
撮影/眞板由起  スタイリスト/永田彩子  ヘア&メーク/今関梨華(P-cott)   構成/谷畑まゆみ  再構成/WebDomani編集部 

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ベッキーさん

1984年、神奈川県生まれ。14歳のときに『おはスタ』(テレビ東京系)でデビュー。以降TV、雑誌、CMなどで幅広く活躍。現在LINE公式アカウントのフォロワー数が320万人を超え、カラフルなアクリル画が印象的な「Becky art」も人気。MCとして出演しているNetflix『あいのり:African Journey』も話題に。34歳で巨人の二軍内野守備走塁コーチである片岡治大さんと結婚、36歳で第一子出産。今年3月に野生動物保全団体「WILDAID」公式アンバサダーに就任し、アフリカゾウを守る運動「#REDonNOSE」を展開中。出演映画『初恋』のBlu-ray&DVDも好評。

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