あなたはどれ?便秘は4つのタイプに分かれる
【便秘のタイプ1】ストレス型
腸のぜん動運動は主に副交感神経が優位なとき=リラックスしているときに活発になります。ストレスによる自律神経のバランスが乱れが、便秘の原因に。
【便秘のタイプ2】腸のぜん動不全型
腸のぜん動運動の動きが低下した状態のこと。溜まった便が異常発酵することで、腸内環境が悪化し便秘になります。
【便秘のタイプ3】 直腸・肛門型
便意のがまんが続いたことなどが原因で、便が直腸まできているにも関わらず、それを脳に送るサインが鈍くなることが。結果、便が出にくくなった状態を「直腸・肛門型」といいます。
【便秘のタイプ4】複合型
これまでに挙げた「ストレス型」「腸のぜん動不全型」「直腸・肛門型」の3タイプが合わさった状態です。
便秘を解消する習慣
腸トレをする
便秘には3つの型とその複合型があると前述しましたが、ストレス型・腸のぜん動不全型、あるいはその複合型の場合は、腸のぜん動運動を促す「腸トレ」がおすすめ。
ストレス型の場合はゆっくり入浴して副交感神経を優位にしたり、食物繊維や発酵食品を積極的に摂ることも大切です。ぜん動不全型の場合は、入浴に加えて大腸マッサージなどを行うのもよいでしょう。
朝食とトイレの時間を確保する
便秘がちな方、朝食をしっかりと食べていますか?
くびれ母ちゃんこと村田友美子さんの著書『くびれ母ちゃんの出せるカラダ -デトックスがとまらない! 』((YumiCoreBody代表 村田友美子著/ワニブックス刊))によれば、起床後30分以内に朝食を食べることで、ぜん動運動が活発になり便秘解消に大いに役立つのだそう。
朝食は腸を目覚めさせる大切なスイッチです。睡眠中の5~6時間、胃腸はしっかり休んでいるので、胃に食べ物や飲み物が入ると、その重みが大腸の上部を刺激して、腸が便を送り出す「ぜん動運動」が活発になってトイレに行きたくなるのです。だから私は絶対に朝食を抜きません! しかも起きてすぐ、30分以内に食べます。
白湯を飲んでストレッチをして… 徐々にカラダを目覚めさせるのも良いですが、起きがけすぐのほうが腸への刺激が大きく感じられるからです。すると、食べて数分後には、スルスルーッとオイルにつけたかのような便がふんばる必要もなく出るんです。たくさん食べる必要はありません。起きてすぐにお水を飲むだけでも腸には刺激になるくらいです。少量でも、起床後すぐに刺激を入れて眠っている腸を起こしてあげることで、活動開始のスイッチが入るので、便秘の方はぜひ試してほしいです。
どんなにあわただしくても面倒でも、朝は朝食とトイレの時間は絶対に確保するべきだそうです。
便秘解消におすすめの腸トレ&マッサージ7選
【腸トレ】寝ながらツイスト
1. 仰向けに寝たら片ひざを曲げ、逆側へひねる。
2. 曲げたほうの脚と逆の方向に顔を向け、深くツイストする。
寝る前または排便したいときにこのトレーニングを両脚とも行うことで、効率よく腸を刺激しぜん動運動を促すことが可能です。