聞き上手になる
人に話しかけることを苦手に感じているのなら、立場を変えて聞き上手になってみるのも1つの手。会話は、全員が話していては成り立ちません。話を聞いてくれる人がいるからこそ、スムーズに進みます。
聞き上手な人は、適切なタイミングで相づちを打ったり質問を差し挟んだりして、人が気持ちよく話しやすい状態を作ることができます。
しっかり相手の話を聞いていれば、自分から話しかけなくてもあちらから心を開いてくれるようになるはず。次第に、質問し返してくれるなどして、自然な会話が成り立つきっかけにもなります。
【100人に聞いた】その他にこんな意見も
人付き合いへの苦手意識を克服する方法についても、アンケートを実施しています。結果をピックアップして紹介します。
さまざまな人と話す
「いろんな人と話す」(40代・千葉県)
「まずは輪に入る」(40代・北海道)
「人の誘いにとりあえず乗ってみる」(40代・埼玉県)
自分から話しかける
「とりあえず話しかけてみる」(40代・京都府)
「勇気を出して声をかける」(40代・岡山県)
「他愛のない話ができる人を探す」(30代・東京都)
自信を持つ
「自己肯定感をあげる」(40代・愛知県)
「相手を大切にするのと同じように自分の気持ちを大切にする」(40代・宮崎県)
相手の長所を見つける
「その人の良い所を探す」(30代・佐賀県)
「嫌なところを我慢し溜まったストレスは外で発散する。相手の良いところを見つける」(40代・大分県)
仕事
「仕事などで外に出る」(40代・千葉県)
「接客業は鍛えられます。私は会社員をしながら副業で接遇を重んじる接客業もして鍛えています」(40代・神奈川県)
克服しようとするときの注意点
苦手を克服しようするときには、それまでと違う行動をとる機会もあるはず。慣れないことに取り組むなら注意点を意識することが大切です。
頑張りすぎない
まずは、頑張りすぎないことを意識しましょう。早く苦手意識を克服したいからとハイペースで動いても、うまくいかない場合があります。特に過去の人間関係でトラブルがあった場合には、積極的な行動により恐怖感が増すことも考えられますので、できる範囲で少しずつ行動を起こすことが大切です。
また、自分から話しかけてみようとチャレンジするのはとても良いことですが、タイミングなどには注意しましょう。克服に取り組み始めたばかりの頃は、笑顔であいさつなど簡単にできそうなものからやってみることをおすすめします。
距離感を大事にする
人付き合いへの苦手意識を克服することは、誰とでも親密な関係を築くということではありません。目指すイメージは、広く浅い関係をスムーズに築くことです。
同僚やママ友と一気に距離を縮めようとすると、精神的に疲れてしまいます。加えて、相手を戸惑わせてしまうかもしれません。もしあなたが、それまで日常会話さえなかった人から、いきなり何度も話しかけられたり誘われたりしても同じく戸惑ってしまうのではないでしょうか。
そのため、適切な距離感で人付き合いをするように心掛けましょう。同僚との関わり方であれば、「職場では仲良く話すけれど、プライベートの誘いはしない」といったように距離感を保つのがおすすめです。
苦手な人付き合いを克服するとどうなる?
これまで避けてきた人付き合いに挑戦し、苦手意識を克服できたなら、自分自身にもポジティブな変化が起こるかもしれません。
世界が広がる
人と関わると、それまで知らなかったさまざまなことに触れられます。人付き合いを避けてきたなら、一気に世界が広がったと感じることもあるのではないでしょうか。
たとえば、友だちの多い人と関わることで、交友関係も広がることがあります。多くの人と出会う中で、もしかすると本音をさらけ出して会話できる相手にも巡り会えるかもしれません。
人との関わりは、これまで知らなかった知識や教養を身に付けるチャンスでもあります。自分とは違う価値観を持った人の意見に触れながら、得られる学びがたくさんあるでしょう。
また、少しずつ関わる人が増えていく過程で、自然と積極的に行動できるよう変わっていくことにも期待できます。
人間的に成長できる
苦手な人付き合いを克服し、少しずつ人と関われるようになっていけば、次第に自信を取り戻せるはず。仲良くなった人の中に、自分のいいところを発見し認めてくれる人がいれば、それも自尊心の回復につながる可能性があります。
自信が持てるようになると考え方や行動がこれまでと変化し、人間的な成長にもつながります。また、仕事やプライベートにも影響を与え、日々の充実感にもつながるといえます。
仲間ができると、「みんながいるから頑張ろう」と気持ちに変化が起こることも。いざというときに力を発揮しやすくなるという点も、苦手を克服したからこそ得られる財産です。
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