「アンニュイ」ってどういう意味？雰囲気やメイク、髪型の特徴もご紹介！

「アンニュイ」とはどういう意味？

フランス語で「倦怠感」「退屈」

「アンニュイ」はフランス語で、「倦怠感」「退屈」「物憂さ」という意味を持ちます。

アンニュイ（〈フランス〉ennui）
［名・形動］ものうい感じであること。また、そのさま。倦怠けんたい。「アンニュイな午後」
小学館『デジタル大辞泉』より引用

日本では「神秘的」「ミステリアス」という意味でも使われる

しかし、カタカナ語での「アンニュイ」には、「神秘的」「ミステリアス」という意味を持っており、カタカナ語の場合はポジティブな印象で使われることが多いようです。

また、メイクやファッションについて「アンニュイ」というときは、どちらかというと「物憂げで儚げな雰囲気」を褒める意味で使用されることが多いと言われています。

日本では、メイクやファッションにおいて「物憂げで儚げな雰囲気」を褒める意味で使用されることが多い言葉です。

【実際の体験談】アンニュイな雰囲気や表情を意識するには？

「アンニュイ」な雰囲気や表情は、内面の静けさや倦怠感を表現することで生まれます。ここでは、実際にそうのような意識をしたことがある人の体験談を紹介します。

【episode１】メイクは引き算を意識してアンニュイな雰囲気に

Lさん（40）

「アンニュイ」な表情は、作り込みすぎない自然体が鍵です。そこで、u003cstrongu003e普段のメイクから「引き算」を意識するようになりました。u003c/strongu003eまず、アイシャドウはブラウン系やグレー系のワントーンで仕上げ、派手なラメは使いません。u003cbru003eu003cbru003eアイラインは目尻を少し下げるように、細く短く描くことで、伏し目がちで物憂げな印象に仕上がります。また、リップは血色を良く見せる色ではなく、元の唇の色に近い、くすんだローズ系やベージュ系を選び、グロスは使わずにマットな質感に。u003cbru003eu003cbru003eまた、チークも最小限にすると全体的に顔の主張が抑えられ、内面からにじみ出るような雰囲気を演出できます。ただし、職場で近づきがたい人に見られてしまう可能性も考慮して、「態度は親しみやすく」をモットーにしています。

【episode2】空白の時間を設けて自然な気だるさを演出

Hさん（36）

常に忙しく動き回っていると、顔の筋肉が緊張し、表情も硬くなりがち。しかし「アンニュイ」な表情をつくるには、肩の力が抜けたリラックス感が不可欠です。u003cbru003eu003cbru003eそのため、私は意識的にu003cstrongu003e「あえて何もしない時間」u003c/strongu003eを作るようにしました。たとえば休日の朝はスマートフォンを触らずに、ただ窓の外をぼんやりと眺めたり、お気に入りの音楽を聴きながらコーヒーを飲んだりします。u003cbru003eu003cbru003eu003cstrongu003eこの「空白の時間」が心と身体の緊張を解き、自然な気だるさを生み出してくれるようです。u003c/strongu003eこのルーティンを始めてから顔つきが柔らかくなり、「最近、雰囲気が変わったね」と言われることが増えました。

「アンニュイ」の使い方

雰囲気やあり方を表現するときに使用する

たとえば「彼女はアンニュイな表情をしている」。

これはミステリアスでどこか儚げな、心惹かれる表情のこと。雰囲気やあり方など、目に見えないものに対して使用するので、「アンニュイな表情」「アンニュイな雰囲気」「アンニュイな空模様」などと言うことが多いようです。

「アンニュイ」の言い換え表現

続いて、「アンニュイ」の言い換え表現や類語を紹介します。

「物憂げ」

「物憂げ（ものうげ）」は、何となく気が進まずだるそうな様子に、どこか儚く憂いを帯びたニュアンスを含んだ言葉です。「アンニュイ」の持つ、憂鬱なけだるさと儚い雰囲気をそのまま日本語で表現しています。特に、人の表情や様子を描写する際に使われます。

「気だるい」

「気だるい（けだるい）」は身体や心が重く、疲れた様子を意味する言葉です。「アンニュイ」の持つ身体的な「だるさ」に焦点を当てています。たとえば、暑い日の午後や、雨の日の気分などを表現するのに適しているでしょう。

「倦怠感」

「倦怠感（けんたいかん）」は、疲れてだるい、飽きて嫌になる感じを意味する言葉です。肉体的な疲労だけでなく、精神的な飽きや退屈を表現する際にも使われます。「アンニュイ」が持つ、物憂げで詩的なニュアンスは薄いですが、感情そのものを簡潔に表したいときに適しています。

アンニュイな雰囲気の特徴とは

「アンニュイ」な雰囲気とは、一言でいうと「退屈や倦怠感からくる、けだるく物憂げな雰囲気」です。その特徴は、主に以下の4つに分けられます。

虚無感や憂鬱さがある

「アンニュイ」は単なる暇つぶしとは異なり、人生や日常に対する漠然とした虚しさ、満たされない気持ちを伴います。内面からにじみ出るような、少し寂しげで憂鬱な雰囲気が特徴です。

静かで落ち着いた様子

多弁になったり、感情を大きく表現したりすることはありません。むしろ、静かにじっとしていたり、ぼんやりと遠くを見つめているなど、落ち着いた様子が目立ちます。騒がしさや活気とは対極にある雰囲気です。

感傷的で詩的な要素

雨の日や黄昏時といった、感傷的な風景と結びつけられることが多いです。どこか文学的で、ロマンチックな雰囲気すら漂わせることがあります。これは感情をストレートに表すのではなく、内に秘めていたものがにじみ出るからこそ生まれる特徴です。

けだるく、力の抜けた佇まい

肩の力が抜けていて少し猫背気味だったり、頬杖をついているような、身体的な「だるさ」を伴います。覇気がなく、ゆったりとした動きや表情が、その雰囲気を一層際立たせるのです。

これらの特徴が組み合わさることで、「アンニュイ」な独特のムードが作り出されます。

アンニュイなファッションやメイク、髪型

アンニュイなレイヤードスタイル

ファッションにおいては、スモーキーな色合いのカラーを「アンニュイ」と表現することも多いです。シルエットにもゆったり感があり、張り切りすぎない雰囲気があるとより「アンニュイ」といえます。

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