【目次】
・ワセリンの「効果」とは?
・ワセリンの効果的な「使い方」
ワセリンの「効果」とは?
そもそもワセリンとは?
「ワセリン」とは一般的に、石油から精製された保湿剤のことを言います。
「石油原料」というと、肌にあまりよくないというイメージが湧くかもしれませんが、石油は元々天然由来成分。不純物はほぼ取り除かれていると言われているので、赤ちゃんから大人まで幅広く使用できるのだそうです。
どんな効果が期待できる?
一般的にワセリンに期待できる効果は、以下の2つ。
・保湿効果
・保護効果
保湿効果
ワセリンは肌の水分蒸発を防ぎ、皮膚水分を留めて、うるおいを保ってくれると言われています。そのため、毎日のハンドケアやボディケアなどに重宝すると人気があるよう。
保護効果
ワセリンは肌に膜を作り、外部の刺激を防ぐ保護効果も期待できると言われています。摩擦や刺激から肌を保護してくれるので、擦れが気になる部分や肌が敏感になりがちな部分に塗布する人も多いよう。
ワセリンの効果的な「使い方」
口紅に混ぜて使用する
荒れた唇にワセリンを塗ってケアするのはもちろん、普段使用している口紅にワセリンを混ぜて使用するのもおすすめです。
唇のうるおいをしっかりキープしつつ、さらにはグロスのようなつや感を出すことも可能に!量を変えれば好みの質感に調整できます。
マスクによる肌荒れを防ぐのに使用する
皮膚科医の松浦佳奈先生によると、マスクで肌が荒れる原因は主に2つ。
1:マスクが肌に触れることによる刺激。
2:自分の呼吸や気温の上昇によるマスク内の蒸れ。
この2つは結果的に「乾燥」を招くそうで、さらにその乾燥が「ニキビ」を招いてしまうこともあるのだそう。
これを防ぐためにはとにかく保湿が一番だそうですが、たっぷりと水分を入れた後に、ワセリンなどの油分で膜を張ってあげることが大切なのだそうです。
「マスク生活の今、大事なのはとにかく保湿することです。普段の1.5〜2倍の保湿をしてほしいですね。保湿というと『化粧水をたっぷりつければいいんですか?』とか『ワセリンをベタベタになるくらいつけたらいいですか?』と聞かれます。保湿するには水分も油分も大事。肌に水分をたっぷり入れて、それが蒸発しないように油分で膜を張ってあげる。バランスよく整えれば、マスク生活が明けてからも美肌を保てると思います」(松浦先生)
かかとの保湿に使用する
(C)Shutterstock.com
ワセリンは唇や顔の荒れだけでなく、かかとのガサガサをケアするのにも効果的だと言われています。
ステップ1. まずかかとを温める
硬くなったかかとを40℃程度の湯船に浸かることで温め、肌のターンオーバーを促進させる。
ステップ2. 角質を取り除く
角質を柔らかくしたら、やすりや軽石などで古い角質をオフ。過度な刺激にならないように、優しく丁寧におこなって。
ステップ3. ワセリンで保湿する
保湿力の高いワセリンを使って、ケアしたかかとが乾燥しないように保湿する。
この3ステップが、ガサガサなかかとの改善に効果的だと言われています。
靴ずれ予防に使用する
ワセリンは主に肌荒れに使用する、というイメージを持っている人も多いかもしれませんが、先に伝えたように「摩擦」が起こりやすい部分に使用し肌を保護する、という使い方も効果的だと言われています。
例えば靴ずれ。
靴ずれしやすい部分にワセリンを塗っておくことで皮膚を滑りやすくし、靴が当たっても皮が剥けたり水ぶくれになったりすることも少なくなるのだそう。
ストラップ付きの靴は、ストラップ部分が擦れて靴ずれになることが多いので、かかとだけでなくこういった部分にも塗布してあげるといいかもしれません。