古臭く見えない! 今っぽブラウンアイメイク
茶色メイクは王道のグラデーション派も多いのでは? でも20代と同じ塗り方では古臭く見えてしまうことも… 。コツは、「締め色をくっきり入れない」「黒のラインやマスカラを使わない」で王道の茶メイクが一気に垢抜けるんです!
【How to Make-up】
1. 締め色は目の両端までぴっちり塗らない
マットブラウンをチップにとったら、アイホール全体に。ふわっとのせるだけでOK。その後細チップに濃いめのブラウンをとり、二重幅へとのせます。このとき目頭と目尻を外して色をのせましょう。最後に目頭から目尻まで全体的にチップを軽く滑らせ、なじませます。
2. パールカラーは指でラフにつける
パールカラーを指にとったら、一度手の甲でトントンとパールを少し落とし、まぶたの二重ラインへのせます。左右に指を動かしたら、そのままジグザグと上に移動しフィットさせます。
3. 下まぶたは細ブラシでふんわり入れる
下まぶたにもアイシャドウを入れますが、この時チップでラインっぽく入れるのはNG。ブラシでふんわり入れるのが今っぽい仕上げ方です。細めのブラシに右上のパールカラーをとり、目尻から目頭に向かって1往復させます。
4. 抜け感をキープするためアイラインはまつげギリギリの細さに
アイラインを描いてるのがパッと見でわかるくらい太い幅だと目元が濃くなって抜け感が失われるので「とにかく細く描くこと」が大切。1mmいかないくらいの極細の幅で、まつげの上に目頭から目尻まで入れます。目を開けた時、まつげとまつげの隙間が白く目立つ人は隙間も埋めます。
マスカラはアイシャドウになじむダークブラウンをセレクト。
軽やかな茶メイクはベージュの装いにも品よく映えます!
【リップ】濃いメイクにおすすめのカラーは?
温もり感や赤みカラーで唇に“華”をまとうことでアクセントが加わり、洗練された印象へとアップデートも! また、リップが主役の時はアイシャドウとのさじ加減がとても大切。しっかりした色は主役となるリップだけにし、目元は肌なじみがよく明るさが出るカラーでライトに仕上げるのが正解です。
【赤みブラウンのリップ】でかっこよさと“華”をバランスよく表現
ネイビージャケットなどのダークカラーの装いでも「華がある人」になれ、凛としたかっこよさも漂うのが赤みブラウン。落ち着いた発色でシーンや会う人を選ばずにつけられる、実は使い勝手のいいカラー。
おすすめの赤みブラウンリップ3選
▲(左)オレンジニュアンスのブラウンですがカジュアルにならず、きちんとした大人の品格を醸します。軽やかなつけ心地で色移りしにくい保湿マットタイプ。ディオール ルージュ ディオール フォーエヴァー スティック 518 ¥5,940
(中)肌なじみのよさがありながら、女性らしさも強さも感じるカラー。ケア成分を40%配合し、軽やかなのに心地よく色ツヤが長時間キープ。イヴ・サンローラン ルージュ ピュールクチュール ザ ボールド N°6 ¥6,050
(右・モデル使用色)赤をしっかり感じるのに肌なじみがいい絶妙な赤みブラウン。シルク配合で、しっとりつやめく輝きやにごりのない鮮やかな発色が実現。ジバンシイ ルージュ・アンテルディ・シルキー 319 ¥5,500
【クリアレッドのリップ】で品格ある大人の女性に
華やかな席や装いには、にごりのないクリアな赤リップで品格ある上司の顔に。鮮やかな赤は肌の透明感を際立たせる効果もあるので働く40代はぜひ味方につけたいところです。
おすすめのクリアレッドリップ2選
▲(左)ふんわり軽やかで、ビーガン成分でつくられたマットな赤リップ。ミネラルと植物の恵みの保湿効果によって唇のカサつきやゴワつきを防ぎます。落ちにくく、色移りしにくい処方。ベアミネラル ミネラリスト マット リキッド リップカラー ロイヤル ¥3,850
(右・モデル使用色)みずみずしいツヤと濃密な発色で「深みのある赤」が引き立つリップ。潤い感のあるなめらかなつけ心地でふっくらハリのある唇に。つけたての色が続くロングラスティングタイプ。コスメデコルテ ルージュ デコルテ リキッド 01 ¥3,850
【シーン別】おすすめの濃いメイクのやり方
【セレモニー】写真映えも◎! 赤みカラーで血色感を出したメイク
赤メイクといっても使うのは赤みオレンジや赤みローズ、赤みブラウンで若い世代のような赤メイクとは異なり、大人の落ち着いた雰囲気を醸し出せます。また、アイメイクを濃くしないことで柔らかさや清潔感のある印象になりますし、チークやリップでキリリと締めるので顔がすっきりして見えるんです。
【How to Make-up】
1. 目元は、赤みオレンジで血色感をふわりと。カーキで軽やかに締めるのがコツ
アイシャドウパレット・左下の赤みオレンジをブラシにとり、手の甲で1〜2回トントンとなじませてからアイホールへ。二重幅のラインからスタートしてアイホール全体に広げます(1)。次に右下のカーキをブラシにとり、手の甲で同様になじませてから上まぶたへ。目頭と目尻は外し、目のキワから上へジグザグと重ねます(2)。カーキ色をしっかりつけるのではなく、先に入れた赤みオレンジが少しトーンダウンする程度でOK。右下のカーキを今度はチップにとり、目のキワに入れます(2)。目頭は外し、黒目の位置から目尻までトントンと軽く置いてほんのり色づく程度に。目元を締めながらも濃くさせないコツです。
アイシャドウパレット・左上のゴールドをブラシにとり、目頭から目尻まで入れて明るさを出します(3)。ブラシを使うと輝きが強く出すぎず、日中のセレモニーに相応しい華やかさに仕上がります。
アイラインは濃いめのブラウンペンシルでまつげの間を埋める程度に入れます。目がキツく見えがちな人や派手顔になりがちな人は、黒目から目頭はアイラインを入れなくてもOK。マスカラは黒やダークブラウンがおすすめで、まつげ全体に軽くつける程度にしましょう。
■使用アイテム
▲アディクション ザ アイシャドウ パレット 009 ¥6,820
赤みのあるオレンジカラーやゴールドパールを含むカーキカラーはどちらも透け感のある軽やかな発色。アンティークゴールド調の落ち着いたパールカラーが大人の目元を明るく見せます。
2. チークは、ヌーディな赤みローズをすっきりフォルムで入れる
チークを大きめのブラシにとり、手の甲でトントンとなじませてから頰へ。笑った時に一番ぷっくりとする部分からスタートし、頰骨に沿ってブラシで肌をなでるように軽く動かします。
■使用アイテム
▲ローラ メルシエ ブラッシュ カラー インフュージョン R1 ¥4,730
ベージュやゴールドのクリアパールを含んでいるのでどんな肌トーンにもマッチし、肌がもとから持っているような血色感を演出。色だけでなく潤いを含んだようなツヤもまとうことができ、大人の肌をいきいきと見せてくれます。
3. ツヤのある赤みブラウンのリップで唇の輪郭をオーバーめに塗る
目元が軽やかな時は、リップを高発色にすると顔がぼんやりせず、きちんと感のある印象になります。日中のセレモニーシーンでは血色感と大人っぽさを兼備した赤みブラウンがおすすめ。いつもより輪郭を少しオーバーめにとり、柔らかな雰囲気と小顔効果をプラスします。
■使用アイテム
▲SUQQU トリートメント ラッピング リップ 04 ¥4,400
高発色なのに唇に溶け込むようななじみ感もあり、リップだけ肌から浮いて見えることがない絶妙な赤みブラウン。みずみずしく軽やかなツヤ感と唇の潤いを閉じ込めてくれるラッピング効果で長時間のセレモニーでもずっと美唇に。
【オフィス】気合いを入れたいときのハレの日メイク
パーティやプレゼンなど、ちょっと気合いを入れたい日、強さを感じさせたい日の華やぎメイク方法。印象を左右する目元は「ローズブラウン」でメイクして、初対面でも親しみやすい雰囲気と適度な華やかさ、落ち着いた印象のすべてを叶えましょう。
【How to Make-up】
1. 締め色を先に塗ってから明るい色を重ねて軽やかに仕上げる
アイシャドウパレット右下のローズブラウンを指でとり、二重幅にふわっと軽くのせます。その後、中央・左のくすみピンクをブラシでアイホール全体に。こうすると締め色が強く出すぎず、軽やかに仕上がるので垢抜けた印象も手に入ります。チップではなく指で締め色をのせることも色がベタッとつかないポイントです。
2. アイホールと同じ色を下まぶたにのせて肌なじみをアップ
中央・左のくすみピンクをブラシにとり、下まぶたにサッとのせます。下まぶたにほんのり血色感が加わることで上まぶたのくすみピンクがよりいっそうなじんで見え、自然な仕上がりに。最後に下・中央のブラウンを目尻5mm程度に細く入れてキュッと引き締めます。
3. グレーのアイライナーで強さのあるまなざしに
ローズブラウンで華やかな雰囲気をつけているので、アイラインはグレーを選んで堅実な印象を加えます。上まぶたのキワ1mm程度、やや太めにラインを描くと目元に強さが出るうえ、暖色系アイシャドウが腫れぼったく見えることも回避できます。ただし目頭までラインをしっかり入れるとキツく見えるので目頭は空け、まつげの生え始め辺りから目尻まで引きます。目尻まできたらそのまま目のフォルムに沿って2〜3mm長く伸ばします。
4. チークは、頬骨の高い部分に小さく入れて冴えた顔立ちに
チークカラーは、落ち着いたローズレッドを小さく入れてすっきり見せて。チークをブラシにとったら手の甲で2〜3回トントンとなじませてから頰へ。目尻の下、頰骨の高い位置に小さい勾玉(まがたま)を描くように動かします。ふんわり色づく程度でOK。
5. リップで意志のある印象に
唇も「強さ」を演出する重要パーツで、プレゼンやビジネスパーティでは自分より上の年齢や肩書きの相手とも接することが多いからこそ、唇の輪郭が際立つリップではっきりと発言するできる「強さ」を演出。くすみローズなら程よい柔らかさや落ち着いた雰囲気があり、キリッとするのに主張しすぎないところが魅力です。塗る時は、リップの角で唇の輪郭をとるようにし、口角まできちんと塗ります。
■使用アイテム
▲(左)ランコム ラプソリュ ルージュ インティマット 289 ¥5,500
ふんわり軽やかでソフトマットに仕上がるリップ。ローズ由来のスキンケア成分を贅沢に配合していて、つけている間も乾燥が気になりません。
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