大人がしたい「濃いメイク」のポイント3つ
すべてのメイクを濃くすると威圧感を感じさせたり、痛すぎると思われたり…。大人の品格をキープしたまま、今っぽく「濃いメイク」をするには、どんなことを押さえておけばいいのでしょうか?ハレの日はもちろん、オフィスなど普段の日にも大人が似合うメイクのコツをマスターして!
【1】すべてのパーツを盛るのはNG!
濃いメイクをしたいと言っても、アイメイクもチークもリップも、全部に気合を入れてしまってはケバいだけの印象に…。
ケバくならない「濃いメイク」をするときのルールとして、しっかり盛るパーツとそうでないパーツを分けて、メイクにメリハリをつけることがおすすめされています。
例えばリップメイクをしっかり行うならチークはしない、まつげをしっかり上げるならアイシャドウは控えめにする、など、引き算を上手に取り入れることで、「ケバく見えない濃いメイク」に仕上がるはず!
【2】軽やかな透明感のある肌を目指して!
大人の肌は「軽やか肌=薄く塗ればいい」が通用しない!
軽やかな肌になるために、ただ薄く塗ったり、使うアイテム数を減らしたりすると、大人の肌悩みをカバーできませんし、ベースがくずれやすくなってしまいます。
軽やかに見せつつ、キレイでくずれにくい肌になるポイントは、
●下地でしっかり肌を整え、ファンデーションは部分的に薄く塗る。
●肌のアラは光と血色感でカモフラージュする。
の2つです。
ポイントを押さえたメイク方法はこちら!
1.[化粧下地]で影を払う
軽やかでもキレイな肌のためには、毛穴やキメの乱れなど肌の凹凸を感じさせない「なめらかさ」が肝心。これらを色だけで隠そうとすると光を通さない厚塗り肌になってしまいます。下地を、ふわっとぼかすくらいがベスト。また、均一に塗ることも大切です。パール大の下地を指にとったら、額は2点、頰は3点、あごは1点の計8点置きをしてから顔の内→外へと向けて指の腹でスーッと伸ばします。小鼻まわりを塗る時は小鼻を軽く倒し、溝まで下地をしっかりフィット。
2.【ファンデ】をカバーしたい部分に塗る
シミや色ムラなど、肌のアラが目立つ目の下た小鼻など顔の内側中心にファンデーションを塗ります。軽いつけ心地のファンデーションで色味を整えながらツヤを足すのが、軽やかさをキープするポイント。ファンデーションはリキッドorクッションタイプがおすすめで、リキッドの場合は水を含ませたスポンジにファンデーションをとってトントンつけると密着感がアップ。顔の外側はスポンジに残ったファンデーションをササッとなじませる程度でOK。
3.【血色感のあるフェイスカラー】で頰骨まわりのシミをなじませる
下地とファンデを塗ってもシミが目立つときは光と血色感で目くらましを!
シミがもっとも気になるところといえば、頰骨まわり。ここに練りタイプの落ち着いた赤系の血色カラーをつけることでシミと肌との境目がなじみ、シミが目立ちにくくなります。血色ニュアンスをつけるのはファンデーションを塗ったあと。血色カラーを指にとり、頰骨に沿ってまが玉フォルムを意識しながらトントンとつけます。スポンジで境目をぼかすとよりナチュラルな仕上がりに。
4.【クリームハイライト】でシミから視線をそらせつつ、立体感をプラス
光があるところは自然と視線を集めるので、クリームハイライトも必須アイテム。目尻の横の「くの字」ゾーンと、目頭、上唇の山部分に指でトントンと入れます。目頭と目尻の両方に光をプラスすると顔の横幅が細く見えるだけでなく、こめかみの削げ感や頰骨のでっぱり感などアラフォーならではの悩みもカムフラージュできます。
5.引き締めたい部分に【透明ルースパウダー】をON
色がつかないクリアなルースパウダーをのせるとマットな質感になり、ツヤ肌の部分が前にグッと出て見えるので顔に立体感が出ます。ルースパウダーをパフによく揉み込んでなじませたら、フェイスライン〜生え際へ。肌を磨くようにパフをクルクル動かして整えます。また、眉間から鼻までのIゾーンにもつけると、メイクくずれの防止にも。
【3】黒でメイクを引き締めない!
メイクを濃くするために黒を使いがちですが、締め色に黒を使ってしまうとしっかりとメイク感が出る反面、キツイ印象を与えてしまうデメリットも。特に目元はアイシャドウやアイライン、マスカラなど、黒使いが多いと黒々しく清潔感のない印象になってしまいがち。
締め色にはブラウンやカーキなどを使い、できるだけ黒を使わないことで、メイクを濃くしても優しい印象が保たれるはずです。
【アイメイク】大人に似合う濃いメイクのやり方
お仕事シーンにも!ほどよくハンサムなアイメイク
働く大人の女性として欠かせないのが、「凛々しい目元」。それを叶えるのが、ほんのりとピンクみを帯びた温もり感のあるブラウンアイシャドウです。そこにネイビーのアイラインをスッと繊細に引くことでしなやかな強さが加わり、程よくハンサムな”凛々しい目元”が仕上がるのです。
【How to Make-up】
1.温もりブラウンのアイシャドウは、「少し深みが出る程度」にとどめる
シャネルのアイシャドウパレット・右上の繊細パールを上下のまぶたにのせ、ニュアンスとツヤをプラス。アイホール全体はブラシでのせ、下まぶたは目頭から目尻までチップで引きます。パレット・上の2色をチップでブレンドしたら、二重幅に引いて深みを加えます。最後にパレット・右下の輝度の高いコーラルパールを上まぶた中央に指でトントンとつけ、立体感とツヤを高めます。
■使用アイテム
▲シャネル レ キャトル オンブル #354 ¥7,590
大人の肌にやわらかくなじむブラウン。シーンを選ばず使える繊細パールで、ほんのり漂うツヤ感が目元を明るくトーンアップします。左上のしっとりマットなピンクブラウンは、40代の目元に軽やかでやさしい深みを添える絶妙な色合い。
2.凛々しさのカギとなるネイビーラインは「細く、平行」に引く
目の輪郭をすっきりシャープに引き立てるのは、ネイビーのリキッドアイライナー。黒目の上から目のキワに沿って、幅1mm程度の細いラインを引きます。目尻まで引いたら、そのまま平行に3〜4mm伸ばして。目頭にラインを入れないことも抜け感をつくるコツです。もう少し目力が欲しい人や上まぶたの粘膜が目立つ人は、グレーのペンシルアイライナーでインラインをプラスしましょう。
メイクの社内規程が厳しい人は「目のキワはネイビー、目尻から先を黒」にしてみてください。周囲に気づかれず、ネイビーの利点を取り入れることができます。
3.ダークブラウンのマスカラを「目尻へ流すように」つける
マスカラブラシはあらかじめ軽くティッシュオフし、余分なマスカラ液を落とします。目頭〜黒目はまつげの根元にブラシをあて、左右に小さく動かしてマスカラ液を根元にしっかりつけたら、上へ持ち上げるようにして毛先までスッと塗ります。黒目の端〜目尻はまつげの根元で左右に動かしたあと、目尻側へ流すようにして毛先まで塗ります。何度も重ね塗りするとメイク感が強くなるので控えめを意識。下まつげはマスカラを塗らず、抜け感を出します。
マスカラは、アイライナーをバランスよくなじませる名脇役として投入するため、カラーは主張しすぎないダークブラウンがおすすめです。目尻へ流すようにつけることで涼しげな目元がに仕上がります。
■使用アイテム
▲アンプリチュード エクストラロング カラーマスカラ 02 ¥4,840
強さと優しさをいいとこどりできるダークブラウン。美しいボリューム感と長さでまつげ一本一本を際立たせます。
古臭く見えない!今っぽブラウンアイメイク
茶色メイクは王道のグラデーション派も多いのでは? でも20代と同じ塗り方では古臭く見えてしまうことも… 。コツは、「締め色をくっきり入れない」「黒のラインやマスカラを使わない」で王道の茶メイクが一気に垢抜けるんです!
【How to Make-up】
1.締め色は目の両端までぴっちり塗らない
マットブラウンをチップにとったら、アイホール全体に。ふわっとのせるだけでOK。その後細チップに濃いめのブラウンをとり、二重幅へとのせます。このとき目頭と目尻を外して色をのせましょう。最後に目頭から目尻まで全体的にチップを軽く滑らせ、なじませます。
2.パールカラーは指でラフにつける
パールカラーを指にとったら、一度手の甲でトントンとパールを少し落とし、まぶたの二重ラインへのせます。左右に指を動かしたら、そのままジグザグと上に移動しフィットさせます。
3.下まぶたは細ブラシでふんわり入れる
下まぶたにもアイシャドウを入れますが、この時チップでラインっぽく入れるのはNG。ブラシでふんわり入れるのが今っぽい仕上げ方です。細めのブラシに右上のパールカラーをとり、目尻から目頭に向かって1往復させます。
4.抜け感をキープするためアイラインはまつげギリギリの細さに
アイラインを描いてるのがパッと見でわかるくらい太い幅だと目元が濃くなって抜け感が失われるので「とにかく細く描くこと」が大切。1mmいかないくらいの極細の幅で、まつげの上に目頭から目尻まで入れます。目を開けた時、まつげとまつげの隙間が白く目立つ人は隙間も埋めます。
マスカラはアイシャドウになじむダークブラウンをセレクト。
軽やかな茶メイクはベージュの装いにも品よく映えます!
カジュアルな目元に!大人のヘルシーアイメイク
大人はブラウンミックスで彩度を下げたオレンジを。さらに光とキレを隠し味に、凛としてメリハリのある印象に。オレンジにブラウンをプラスしたアイメイクなら、ヘルシー感が漂いながらもしっとり大人の雰囲気を醸し出せます。
【How to Make-up】
1.オレンジカラーはブラシでふわっと軽やかに
チップを使うと色がつきすぎる場合があるので、今回はブラシを使用して軽さを出します。ディオールのパレット中央の色をブラシにとり、アイホール全体へ。そのあと、左下の色をチップにとり、目のキワから二重幅までグラデーションに。
2.下まぶたの締め色は目頭を抜くとナチュラルに見える
まず右上の色をブラシにとり、下まぶた全体にふわっと入れてツヤと明るさをプラス。そのあと、左下の色を細めのチップにとり、目頭3mm程度を抜いて下まぶたにラインっぽく入れます。オレンジが腫れぼったく見えるのを防げるうえ、しっとり落ち着いた仕上がりに!
■使用アイテム
▲(右)パルファン・クリスチャン・ディオール サンク クルール クチュール 439 ¥8,360
きめ細かくしっとりした生質感のパウダーで、見たままの美発色をなめらかにまとえる。
3.インラインを入れると、さりげなくもグッと引力のある目元になる
黒よりも軽やかで涼しげなニュアンスが漂うネイビーが、オレンジアイシャドウをさらに大人の雰囲気へと昇華。アイラインを入れるのは上のみで、目頭から目のフレームに沿って細く入れ、目尻は少し伸ばして。さらに 上のインラインも目頭から目尻まで引きます。
4.ネイビーマスカラは上下ともつけて目のフォルムを強調させる
ネイビーのマスカラを上下のまつげに塗り、オレンジアイシャドウとの色のコントラストをつけることで目元がぼやけて見えるのを防ぎます。上下ともにまつげの根本から扇状に広げるように塗りましょう。
【リップ】濃いメイクにおすすめのカラーは?
温もり感や赤みカラーで唇に“華”をまとうことでアクセントが加わり、洗練された印象へとアップデートも!また、リップが主役の時はアイシャドウとのさじ加減がとても大切。しっかりした色は主役となるリップだけにし、目元は肌なじみがよく明るさが出るカラーでライトに仕上げるのが正解です。
【赤みブラウンのリップ】でかっこよさと“華”をバランスよく表現
ネイビージャケットなどのダークカラーの装いでも「華がある人」になれ、凛としたかっこよさも漂うのが赤みブラウン。落ち着いた発色でシーンや会う人を選ばずにつけられる、実は使い勝手のいいカラー。
おすすめの赤みブラウンリップ3選
▲(左)オレンジニュアンスのブラウンですがカジュアルにならず、きちんとした大人の品格を醸します。軽やかなつけ心地で色移りしにくい保湿マットタイプ。ディオール ルージュ ディオール フォーエヴァー スティック 518 ¥5,500
(中)肌なじみのよさがありながら、女性らしさも強さも感じるカラー。ケア成分を40%配合し、軽やかなのに心地よく色ツヤが長時間キープ。イヴ・サンローラン ルージュ ピュールクチュール ザ ボールド N°6 ¥5,500
(右・モデル使用色)赤をしっかり感じるのに肌なじみがいい絶妙な赤みブラウン。シルク配合で、しっとりつやめく輝きやにごりのない鮮やかな発色が実現。ジバンシイ ルージュ・アンテルディ・シルキー 319 ¥5,060
【クリアレッドのリップ】で品格ある大人の女性に
年末年始はパーティや会食が増えるシーズン。華やかな席や装いには、にごりのないクリアな赤リップで品格ある上司の顔に。鮮やかな赤は肌の透明感を際立たせる効果もあるので働く40代はぜひ味方につけたいところです。
おすすめのクリアレッドリップ3選
▲(左)ふんわり軽やかで、ビーガン成分でつくられたマットな赤リップ。ミネラルと植物の恵みの保湿効果によって唇のカサつきやゴワつきを防ぎます。落ちにくく、色移りしにくい処方。ベアミネラル ミネラリスト マット リキッド リップカラー ロイヤル ¥3,850
(中・モデル使用色)みずみずしいツヤと濃密な発色で「深みのある赤」が引き立つリップ。潤い感のあるなめらかなつけ心地でふっくらハリのある唇に。つけたての色が続くロングラスティングタイプ。コスメデコルテ ルージュ デコルテ リキッド 01 ¥3,850
(右)深みがある色味で鮮やかすぎない赤リップが欲しい人にもおすすめ。保湿効果の高い美容成分を配合していて、色持ちがよくしっとり柔らかな唇が続きます。ボビイ ブラウン リュクス リップスティック 521 ¥5,060
【カカオレッドのリップ】は仕事や学校シーンでもおすすめ!
清潔感のある洗練された印象で、はじめましてのシーンでも好感度がアップ!大人のかっこよさを楽しみたい方におすすめなのが、カカオのようなブラウンみを帯びたレッド。落ち着いた雰囲気や知的さがありつつ、肌を明るく見せる血色感もあるので、初対面でも好印象をもたれやすいんです。
おすすめのカカオレッドリップ
▲ジバンシイ ルージュ・ジバンシイ・シアー・ベルベット No.52 ¥5,060
ソフトマットな仕上がりのカカオレッド。深みのある色ですが、シアーな透け感で重たさがなく、シックな大人の魅力を引き出します。ワイルドマンゴーバターなどリッチな保湿成分が入っていて、唇の潤いと発色を日中ずっとキープ。
【シーン別】おすすめの濃いメイクのやり方
【セレモニー】写真映えも◎!赤みカラーで血色感を出したメイク
赤メイクといっても使うのは赤みオレンジや赤みローズ、赤みブラウンで若い世代のような赤メイクとは異なり、大人の落ち着いた雰囲気を醸し出せます。また、アイメイクを濃くしないことで柔らかさや清潔感のある印象になりますし、チークやリップでキリリと締めるので顔がすっきりして見えるんです。
【How to Make-up】
1.目元は、赤みオレンジで血色感をふわりと。カーキで軽やかに締めるのがコツ
アイシャドウパレット・左下の赤みオレンジをブラシにとり、手の甲で1〜2回トントンとなじませてからアイホールへ。二重幅のラインからスタートしてアイホール全体に広げます(1)。次に右下のカーキをブラシにとり、手の甲で同様になじませてから上まぶたへ。目頭と目尻は外し、目のキワから上へジグザグと重ねます(2)。カーキ色をしっかりつけるのではなく、先に入れた赤みオレンジが少しトーンダウンする程度でOK。右下のカーキを今度はチップにとり、目のキワに入れます(2)。目頭は外し、黒目の位置から目尻までトントンと軽く置いてほんのり色づく程度に。目元を締めながらも濃くさせないコツです。
アイシャドウパレット・左上のゴールドをブラシにとり、目頭から目尻まで入れて明るさを出します(3)。ブラシを使うと輝きが強く出すぎず、日中のセレモニーに相応しい華やかさに仕上がります。
アイラインは濃いめのブラウンペンシルでまつげの間を埋める程度に入れます。目がキツく見えがちな人や派手顔になりがちな人は、黒目から目頭はアイラインを入れなくてもOK。マスカラは黒やダークブラウンがおすすめで、まつげ全体に軽くつける程度にしましょう。
■使用アイテム
▲アディクション ザ アイシャドウ パレット 009 ¥6,820
赤みのあるオレンジカラーやゴールドパールを含むカーキカラーはどちらも透け感のある軽やかな発色。アンティークゴールド調の落ち着いたパールカラーが大人の目元を明るく見せます。
2.チークは、ヌーディな赤みローズをすっきりフォルムで入れる
チークを大きめのブラシにとり、手の甲でトントンとなじませてから頰へ。笑った時に一番ぷっくりとする部分からスタートし、頰骨に沿ってブラシで肌をなでるように軽く動かします。
■使用アイテム
▲ローラ メルシエ ブラッシュ カラー インフュージョン R1 ¥4,180
ベージュやゴールドのクリアパールを含んでいるのでどんな肌トーンにもマッチし、肌がもとから持っているような血色感を演出。色だけでなく潤いを含んだようなツヤもまとうことができ、大人の肌をいきいきと見せてくれます。
3.ツヤのある赤みブラウンのリップで唇の輪郭をオーバーめに塗る
目元が軽やかな時は、リップを高発色にすると顔がぼんやりせず、きちんと感のある印象になります。日中のセレモニーシーンでは血色感と大人っぽさを兼備した赤みブラウンがおすすめ。いつもより輪郭を少しオーバーめにとり、柔らかな雰囲気と小顔効果をプラスします。
■使用アイテム
▲SUQQU トリートメント ラッピング リップ 04 ¥4,400
高発色なのに唇に溶け込むようななじみ感もあり、リップだけ肌から浮いて見えることがない絶妙な赤みブラウン。みずみずしく軽やかなツヤ感と唇の潤いを閉じ込めてくれるラッピング効果で長時間のセレモニーでもずっと美唇に。
【オフィス】気合いを入れたいときのハレの日メイク
パーティやプレゼンなど、ちょっと気合いを入れたい日、強さを感じさせたい日の華やぎメイク方法。印象を左右する目元は「ローズブラウン」でメイクして、初対面でも親しみやすい雰囲気と適度な華やかさ、落ち着いた印象のすべてを叶えましょう。
【How to Make-up】
1.締め色を先に塗ってから明るい色を重ねて軽やかに仕上げる
アイシャドウパレット右下のローズブラウンを指でとり、二重幅にふわっと軽くのせます。その後、中央・左のくすみピンクをブラシでアイホール全体に。こうすると締め色が強く出すぎず、軽やかに仕上がるので垢抜けた印象も手に入ります。チップではなく指で締め色をのせることも色がベタッとつかないポイントです。
2.アイホールと同じ色を下まぶたにのせて肌なじみをアップ
中央・左のくすみピンクをブラシにとり、下まぶたにサッとのせます。下まぶたにほんのり血色感が加わることで上まぶたのくすみピンクがよりいっそうなじんで見え、自然な仕上がりに。最後に下・中央のブラウンを目尻5mm程度に細く入れてキュッと引き締めます。
■使用アイテム
▲(左)ディオール ディオール バックステージ アイ パレット 009 ¥6,270(数量限定発売)
ローズブラウンのアイメイク以外にも、様々な赤メイクを楽しめるバリエーション豊富な配色。ゴールド グリッターのトップコートを最後にのせれば華やかなアクセントに。
3.グレーのアイライナーで強さのあるまなざしに
ローズブラウンで華やかな雰囲気をつけているので、アイラインはグレーを選んで堅実な印象を加えます。上まぶたのキワ1mm程度、やや太めにラインを描くと目元に強さが出るうえ、暖色系アイシャドウが腫れぼったく見えることも回避できます。ただし目頭までラインをしっかり入れるとキツく見えるので目頭は空け、まつげの生え始め辺りから目尻まで引きます。目尻まできたらそのまま目のフォルムに沿って2〜3mm長く伸ばします。
4.チークは、頬骨の高い部分に小さく入れて冴えた顔立ちに
チークカラーは、落ち着いたローズレッドを小さく入れてすっきり見せて。チークをブラシにとったら手の甲で2〜3回トントンとなじませてから頰へ。目尻の下、頰骨の高い位置に小さい勾玉(まがたま)を描くように動かします。ふんわり色づく程度でOK。
5.リップで意志のある印象に
唇も「強さ」を演出する重要パーツで、プレゼンやビジネスパーティでは自分より上の年齢や肩書きの相手とも接することが多いからこそ、唇の輪郭が際立つリップではっきりと発言するできる「強さ」を演出。くすみローズなら程よい柔らかさや落ち着いた雰囲気があり、キリッとするのに主張しすぎないところが魅力です。塗る時は、リップの角で唇の輪郭をとるようにし、口角まできちんと塗ります。
■使用アイテム
▲(左)ランコム ラプソリュ ルージュ インティマット 289 ¥4,730
ふんわり軽やかでソフトマットに仕上がるリップ。ローズ由来のスキンケア成分を贅沢に配合していて、つけている間も乾燥が気になりません。