対義語2.豪胆
次は「豪胆(ごうたん)で、「剛胆」とも書きます。「大胆」という言葉よりはなじみがない言葉ですが、「大胆」という意味も含まれていることを覚えておきましょう。「豪胆」には「度胸がすわっていてものに動じない、思い切ったことができる様子」「恐れまたは脅迫にびくともしない」などの意味があります。
普通の人なら恐れるこようなことでも堂々とやり遂げる勇気や精神力があるのが、豪胆な人です。「豪胆な武将」というように、歴史上の人物などにふさわしい言葉といえるでしょう。
英語で「小心者」を表現すると?
「小心者」を英語で言う場合、どんな言葉が適切なのでしょうか?あまり使う場面はないかもしれなせんが、いろんな英語表現を知っておくと便利なので、頭に入れておきましょう。
「小心者」は、英語で「a timid man(person)」「a coward」などと表現します。「timid」は「自信がない、すぐに怖がる、恥ずかしくて何も言えない」という意味なので、「timid main(person)」は「小心者」に近い意味合いと言えるでしょう。「恥ずかしくて何も言えない」というニュアンスを強めにしたいなら、「shy and timid man(person)」にしても差し支えありません。
ただし、「 a coward」は、人に対して使うと失礼な言い方になるので気を付けてください。特に初対面の人や目上の人に使うのは避けましょう。この英語を使う場合は、状況や場面を考えた上で使うことがのぞましいです。
<例文>
It appears she was timid. 彼女は小心者だったらしい。
You coward! 意気地なし!
「小心者」を克服する方法は?
「小心者」の性格を克服したいけど、生まれつきの性格だからどうにもならないと思っていませんか?「小心者」は、自分の心がけ次第で克服することはできます。では、どんなことを心がけたらよいのでしょうか?ここでは、3つのポイントをご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
1.「できたこと」に目を向ける
「小心者」の方には、自分がダメだと思い込んでしまう傾向があります。そうした性格を改善するためには、自分が「できないこと」に目を向けるのでなく、「できたこと」に目を向けるようにしましょう。
「できたこと」はどんなに小さなことでも構いません。一つひとつの「できたこと」の積み重ねが、自信になり、そして小心者を克服することへ繋がります。何かができたときは、そのたびに自分をほめてあげるようにしましょう。「私ってすごい!」「こんなにできた」とたくさん自分をほめて、自信を育てることが大切です。
2.新しいことにチャレンジする
「小心者」の方は失敗を恐れるため、いつも同じ場所で決まりきったことをするという傾向があります。この傾向を克服するためには、新しいことにチャレンジして様々な経験をするといいでしょう。結果はどうであれ、チャレンジしたということが自信になるはず。
このとき完全にやりきる必要はなく、ダメもとでやってみようというくらいの気持ちでチャレンジしてみることがの望ましいです。 はじめは、簡単にできることから始めてみるとよいでしょう。
例えば、初めての店に入ってみる、新しいファッションに挑戦してみるというのはどうでしょうか。いろんな場や人、体験に慣れることも、「小心者」克服への第一歩です。
3.自分の長所を伸ばす
「小心者」の方は、自分には長所なんて何もないと思っていませんか?誰でも一つは長所がきっとあるはず。自分の長所って何だろうと自己分析してみてください。もしわからなかったら、周りの人に教えてもらっても構いません。自分の長所を把握したら、長所を伸ばすよう努力してみましょう。 以上の3つのことを日々意識してみてください。
誰にでも欠点と長所はあるものです。「できたことに目を向け、新しいことにチャレンジして、自分をほめる。そして、自分の長所を伸ばす」。これを繰り返し行うことで、次第に小心者を克服できるようになるでしょう。
自己肯定感を高めて小心者を克服しよう
「小心者」の自分を何とかしたい、自分を変えたいと思ったら、まずは自己肯定感を高めることから始めましょう。
新しいことにチャレンジして成功体験を一つずつ増やしていくことが、自己肯定感を高めることにもつながります。様々な経験をすることで、小心者の性格を克服しましょう。
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