「既存」は、「きぞん」と「きそん」どちらが正解?
たとえば「既存のデータをもとに資料を作成します」など使うように、“以前から存在すること„を【既存】と言います。
日常的に使われる言葉のひとつですが、誤読されやすい漢字のひとつでもあります。
ポイントは【存】の読み方。
「きそん」OR「きぞん」?
正しいのはいったいどっち??
正解は…
きそん
でした!
【既存:きそん】
以前から存在すること。「―の施設を活用する」
〔補説〕
「きぞん」と読むのは、本来は誤り。
~【既存】の類語とは?類語紹介~
その1:所在
【所在:しょざい】
1.物事が存在する所。ありか。また、人が居る場所。
「責任の―をはっきりさせる」「犯人の―は不明です」
2.すること。行為。仕事。
「―がなくて退屈している」
3.身分。地位。境遇。
その2:厳存
【厳存:げんそん】
厳然として存在すること。確実に存在すること。
その3:現存
【現存:げんそん】
《「げんぞん」とも》
現在、実際にあること。現実に存在していること。
「―する最古の文献」
(引用すべて〈小学館 デジタル大辞泉〉より)
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