【焼けぼっくりに火が付く】一ヵ所まちがいがある!
【焼けぼっくりに火が付く】という言葉、誰しも一度は聞いたことがあるのではないでしょうか?「これ知ってる!」と思った人や、逆に「ん?」と思った人もいるかもしれません。
そうです。実は【焼けぼっくりに火が付く】は本来の言葉とは違っている部分があり、正しい言い方ではないのです!
一体どこが間違っているのでしょうか?
みなさんは正しく答えられますか?
正解は…
焼けぼっく【い】に火が付く
でした!
【焼け木杭に火が付く:やけぼっくいにひがつく】
一度焼けた杭は火がつきやすいところから、以前に関係のあった者どうしが、再びもとの関係に戻ることのたとえ。主に男女関係についていう。
〔補説〕「焼けぼっくりに火が付く」とするのは誤り。
この慣用句知ってますか?~気まぐれ慣用句紹介~
山が当たる
【山が当た・る:やまがあたる】
勘がぴたりと適中する。予想が当たる。
「―・って満点を取る」
山粧う
【山粧・う:やまよそおう】
《「臥遊録」の「秋山明浄にして粧うが如し」から》
秋の山が紅葉によって色付くようすをいう。
暗がりから牛を引き出す
【暗がりから牛を引き出す:くらがりからうしをひきだす】
《暗い所に黒い牛がいると何が何やらはっきりしないところから》
物の区別がつかないたとえ。また、動作が鈍重で、はきはきしないたとえ。暗闇から牛を引き出す。
(引用すべて〈小学館 デジタル大辞泉〉より)
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