働きたくないと感じやすいのはどんな人?
働くのが嫌だと感じる人にはさまざまな特徴があります。対処法を考えるためにも、まずは共通する特徴を知っておきましょう。
仕事のプライオリティが低い
働きたくないと感じやすい人には、人生において仕事を重要視していない傾向があります。仕事よりもプライベートの方が大事という考えがあれば、働くのが嫌になりやすいのも自然です。
近年は日本人の働き過ぎが問題視され、政府が推進する働き方改革でも、「ワークライフバランスの重要性」が説かれています。
ワークライフバランスとは、生活が充実することで仕事にも好影響を与え、仕事と私生活の双方に好循環が生まれるという考え方です。
しかしワークライフバランスを、「仕事に比重が偏らないこと」と誤解している人もいます。元々仕事よりプライベートを重視したい人がこのような誤解をすると、「働きたくない」という気持ちが強くなりやすいでしょう。
参考:仕事と生活の調和とは(定義) – 「仕事と生活の調和」推進サイト – 内閣府男女共同参画局
常に疲れている
心身ともに慢性的な疲労を抱えている人も、働きたくないと感じやすくなります。「仕事自体が忙しい」「十分な休息が取れない」「育児や介護が大変」など、疲れの原因は人それぞれです。
常に疲れている状態では、仕事に必要な判断力や思考力を満足に発揮できません。体力仕事をしている人も、肉体疲労が回復していなければ体を動かすのが面倒になりがちです。
プライベートの時間を削って仕事や家事を頑張っている人は、趣味など自分の好きなことでリフレッシュする時間も十分に取れません。そもそも心身の疲労を回復するために何をしたらよいか、忙し過ぎて分からなくなっている人もいます。
コミュニケーションを取るのが苦手
コミュニケーション能力が低い人も、仕事に行きたくないと感じがちです。職場の人たちと打ち解けられないため、仕事をうまく進められません。
コミュニケーション上手であれば、仕事でミスをしたときにも周囲が理解してサポートしやすいです。信頼できる相談相手が職場にいれば、仕事に不安があっても適切なアドバイスが期待できます。
しかしコミュニケーションを取るのが苦手な人は、失敗や不安によるストレスを職場で処理できません。周囲とうまく意思疎通が図れずにミスを重ねてしまうこともあります。
コミュニケーションがうまく取れない人の中には、人と関わること自体を面倒に感じている人もいます。このようなタイプの人は、環境を変えるために転職しても、結局は仕事が嫌になりがちです。
働くのが嫌になる主な原因
働きたくないと感じる主な原因は、「仕事内容に不満がある」「自由時間が少ない」「人間関係がよくない」の三つです。それぞれについて詳しく解説します。
仕事内容に満足できていない
働きたくないと感じる大きな原因の一つに、仕事内容が満足のいくものではないことが挙げられます。自分の思い描いていた仕事とは異なる業務を任されていると、やる気は下がっていくものです。
実力以上の能力を求められる業務に従事していたり仕事量が多過ぎたりする場合も、やりがいを感じにくくなります。仕事への責任が重過ぎる場合も同様です。
仕事内容に対する不満が大きくなると、スキルアップへの向上心も生まれません。現在の職場で働く意味を見出せなくなり、仕事に行くこと自体が嫌になってしまいます。
プライベートの時間がない
趣味を楽しみたい人や大切な人とできるだけ一緒にいたい人にとっては、仕事以外にプライベートの時間も必要です。自由に動ける時間がなければ、仕事のためだけに生きているような感覚に陥り、働くのが嫌になってしまうでしょう。
仕事の時間がそれほど長くない人でも、家事や育児に追われている場合はプライベートな時間をなかなか確保できません。通勤時間が長い人も自由時間は短くなります。
プライベートな時間を好きなように過ごし定期的にリフレッシュを図ることは、仕事への活力を高めるためにも大切です。