職場の人間関係で悩んでいる
職場の人間関係で悩む人は多いです。「上司と合わない」「部下や後輩とうまく行っていない」などがあると、それだけで憂鬱になり、仕事に行きたくないと思うでしょう。仕事内容に満足していても、人間関係がよくなかったり、職場の雰囲気が悪いと、働く意欲は上がりません。人間関係が、仕事に対するモチベーションに与える影響は大きいといえます。
待遇が不満
給料や休日などの待遇が業務内容に見合っていないと、働くのが嫌になるでしょう。残業や休日出勤が続くのに収入が増えなかったり、業務量が多くて休みが満足にとれないなどは、不満につながることが多くあります。待遇の改善を求める声を上げても、実現することはないと考え、転職を考える人もいるでしょう。
働くこと自体に疲れてしまった
心身の疲れが溜まりすぎていたり、仕事がメインの毎日にうんざりするなどして、働くこと自体に疲れを感じる人もいます。苦痛を堪えて仕事を続けていると、集中力を欠いたり、仕事のクオリティに影響が出るケースもありますので、注意したいところです。
働きたくないときの対処法
働きたくないときの対処法を見ていきましょう。できそうだと思うことがあれば、ぜひ試してみてください。
働きたくない理由を考える
なぜ「働きたくない」と思うのか、その理由を把握していますか? 明確になっていないなら、理由を考えてみましょう。おすすめは、思いついたことを紙に書き出す方法です。紙に書くと可視化されるため、手がかりがつかみやすくなります。書き出した理由を眺め、共通することがないか、解決や改善できることはあるかを考えましょう。
この方法だと難しいと感じる人は、自分が理想とする働き方をイメージして書き出すのもおすすめです。「こうだったらいいのに」と思うことを言語化することで、つかめることがあるでしょう。
有給休暇を取る
思い切って有給休暇を取り、リフレッシュするのもいいですね。自分を労うための時間と捉え、行きたい場所に出向いたり、やりたいことに挑戦してみてはいかがでしょう? 仕事から距離を置き、心身をリフレッシュさせましょう。
有給休暇の取得は、国も推奨しています。厚生労働省では、有給休暇の取得を促進させるため、さまざまな取り組みをしているんですよ。いわば、有給取得は労働者の権利です。堂々と休むといいですね。
職場に迷惑をかけると感じる人もいるかもしれませんが、たまには自分のために自由時間を確保してみては。リフレッシュをして気持ちが回復したら、ポジティブに前進しようと思えるかもしれません。
信頼できる人に相談する
信頼できる人に気持ちを打ち明け、相談するのもおすすめです。人に話すことで、気持ちや考えが整理され、スッキリするかもしれません。また、自分では思いつかないアドバイスをもらえる可能性もあります。
目標を設定する
目標がなくて働くことに意欲がない人は、目標を設定するのがいいですね。明確な目標があると、モチベーションがアップするかもしれません。最初は小さな目標からはじめてみてはいかがでしょうか? たとえば「毎日定時退社する」「期限を前倒しして納品する」など、自分だけでできる具体的な目標を設定し、クリアを目指してみましょう。
それができたら、徐々にハードルを上げていくのがおすすめです。
副業について調べる
副業とは、本業を続けながら他の仕事をすることを指します。副業OKの職場なら、検討してみるのもいいでしょう。副業にはさまざまなものがありますので、興味のあることや「これはできそう」と感じた仕事があれば、リサーチしてみてください。副業を通して、新しい出会いがあるかもしれませんよ。
ポジティブになるための工夫も大切
気持ちが前向きになれば、仕事に対する意欲も高まります。気軽にできるポジティブになれる工夫を紹介します。
運動する
適度な運動を習慣にすると、心身のバランスが整いやすくなるといわれます。軽く汗が出る程度の運動を生活の中に取り入れてみるのはどうでしょう? 筋トレやストレッチ、ヨガなどをするだけで、体の緊張がほぐれて力を抜くことができるでしょう。余裕があれば、ウォーキングやジョギングもいいですね。いずれも体に負荷がかかりすぎないよう注意してください。
ご褒美を用意する
毎日仕事をがんばる自分を労うのも、おすすめです。欲しいものを買ったり、プチ旅行に出かけたりすると、気持ちが満たされるでしょう。大好きなレストランやカフェで思う存分食べるのもいいですね。お腹だけじゃなく心も満たされ、自然と笑顔になるでしょう。ご褒美にかける予算を決めておけば、お金の使いすぎを防ぐことができます。
どうしても無理だと感じたら
どうしても働きたくないと感じた場合は、転職を考えるのも一つです。ただし、リスクもありますので、事前に把握しておきましょう。
転職を検討する
どうしても働きたくない場合は、環境を変えるのも一つ。転職を検討するのもいいですね。転職の場合は、履歴書作成などさまざまな準備が必要になりますので、相応の時間や労力が必要になることを把握しておきましょう。
転職をするとしても、すぐに次の仕事が決まる保証はありません。それを踏まえ、退職は慎重に決断することをおすすめします。また、転職してすぐに退職したということがないよう、自己分析をしっかりしておきましょう。可能であれば、ハローワークやエージェント、専門家に相談しながら、転職活動を進めてください。
フリーランスも選択肢の一つ
コミュニケーションを取るのが苦手な人は、組織の一員として働くのに向いていない可能性があります。人間関係が煩わしいなら、フリーランスになるのも一つの選択肢です。
フリーランスなら人間関係の悩みは大きく解消されます。仕事の自由度が高いため、やりがいのある仕事をなかなかやらせてもらえない人にもおすすめです。
注意点としては、いきなり仕事を辞めると生活に困りやすいことが挙げられます。在職中に副業を始めて、方向性が合っていると感じたらフリーランスを選択するのが成功のポイントです。
ただし、フリーランスも起業も甘い世界ではありません。特に最初は大変なことが多いです。数年で断念する人が圧倒的に多いことをきちんと理解し、挑戦するようにしてください。
休職する
休職を選ぶという方法もあります。休職とは、自己都合で長期的に会社を休むことを指します。病気やけが、留学などの理由で休職するケースが多いです。条件や期間は会社により異なりますので、就業規則を確認しましょう。
休職で注意したいのが、給与や賞与が支払われないこと。収入が断たれる可能性が高いので、生活費をどうするかしっかりと考えておきましょう。ただし、病気やけがでの療養は、公的制度の手当金を受け取れるケースがあります。
部署異動を相談する
今の部署とは違う部署に異動するのも一つです。まずは上司に相談し、部署異動が可能かどうかを尋ねてみるといいですね。上司に相談しづらい場合は、先輩や該当部署に相談を。異動を希望する理由を聞かれることが多いので、心づもりをしておきましょう。
働きたくないと思いがちな人に向いている仕事はある?
働きたくないと思いがちな人に向く仕事を見ていきましょう。3つ紹介します。
定時退社しやすい仕事
プライベートの時間を確保したい人や、ワークライフバランスを重視したい人は、定時退社が可能な仕事がいいでしょう。定時で帰ることができれば、心身にかかる負担が軽減できるかもしれません。定時退社しやすい仕事は次のものがあります。
・事務職
・工場スタッフ
・コールセンター
・データ入力
・受付業務 など
在宅でできる仕事
通勤がつらい人や、人とあまり会いたくない人なら、在宅でできる仕事が向いているかもしれません。自分のペースで働くことができるものも多いので、ストレス軽減につながるでしょう。また、クリエイティブな仕事は、自己表現の要素を含むため、やりがいを感じるかもしれません。
・YouTuberやブロガー
・SNS運用代行
・ハンドメイド作家
・Webライター
・動画編集者
・データ入力
・トレーダー など
成果が報酬に反映される仕事
自分のがんばりが報酬に反映されず不満という人は、成果が報酬に反映される仕事がいいでしょう。成果がダイレクトに反映されると、働きがいを感じる可能性があります。
・営業職
・トレーダー
・アフィリエイター
・コンサルタント
・営業代行
・テレフォンアポインター など
最後に
「今の仕事が私の天職!」という人は滅多にいないでしょう。だから人はさまざまな悩みを持つのです。しかし、世の中に仕事はたくさんあります。「働きたくない」と思ったら、自分に合う仕事を探してみるのもいいですね。どんな仕事なら自分は働きたいと思うのか、ぜひ考えてみてください。
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