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LIFESTYLE インタビュー

2021.04.08

初書籍上梓!『こう見えて元タカラジェンヌです』を書いた天真みちるさんを直撃インタビュー|vol.1

天真さんと花組さんの歩みも、この本に詰まっているんですね。

天真:私はずっと花組にいたので、「花組らしさ」ということはわりと見えていたと思うんですよ。別の組から組替えでいらしたトップさんは、前にいた組の空気の上から花組らしさを出していかなければならないわけで、それってめちゃくちゃ大変だし、どう背負っていかれるのかということに興味がありました。例えば、(月組から組替えしてきた)明日海さん。月組さんは役者魂というか、芝居に特化したいい意味で力の抜け加減が絶妙なんです。花組ってオラオラしていてジャニーズっぽいというか、(舞台の)端から端までみんなが自分の芸名を前面に出している。月組さんの役者っぽさと、花組のキラキラ感を併せ持った超ハイブリッドなスターさんなんて、もう、無敵じゃないですか。そんな方々とご一緒できたことは私の宝になっています。

「宝塚歌劇団」と「タカラジェンヌ」への敬愛を含みながらも、「でも実際はこんなところもあるんだよ」という出来事や思いを綴った文章には、天真爛漫で楽しいことが大好きな天真さん自身の魅力があふれていて、思わず本に話しかけたくなってしまうほど。ぜひ手に取って、天真さんが醸し出す愉快さを体感してほしいです!

撮影/石野千尋 文/淡路裕子

【Information】
『こう見えて元タカラジェンヌです』(3月31日発行 左右社刊/¥1,700+税)

清く正しく……おもしろく!? 100年以上の歴史を持ち「清く、正しく、美しく」をモットーに女性たちが歌い踊る宝塚歌劇団。その美しさでファンを魅了するスターの隣には、角刈りの車引き・モヒカンのチンピラ・麻薬密売人などクセの強いおじさん役で唯一無二の存在感を発揮した名コメディエンヌ「たそ」の姿があった…。一次敗退の翌年のタカラヅカ合格、先輩スターに囲まれ興奮の入団と次々にのしかかる試練、奇跡のSMAP×SMAP出演で「タンバリン芸人」になったエピソードなど、音楽学校入学から宝塚歌劇団卒業まで15年の月日をコミカルに描く。「宝塚に新ジャンルを築いた」と言われた伝説の元タカラジェンヌによる、誰も知らない爆笑宝塚エッセイ。
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クリエイター

天真みちる

てんまみちる/11月18日生まれ、神奈川県出身。2006年に92期生として宝塚歌劇団に入団し、宙組大劇場公演『NEVER SAY GOODBYE』で初舞台。男役として花組に配属され、老若男女幅広い役を演じる。また、タンバリン芸でも注目を集める。2018年10月花組大劇場公演『MESSIAH―異聞・天草四郎―/BEAUTIFUL GARDEN―百花繚乱―』退団し、11 月に株式会社ミキサーへ、企画・クリエイティブ・余興芸人として入社。現在はフリーで活動しており、朗読劇やイベントの企画・脚本・演出を手掛けるかたわら、自身もMCや余興芸人として出演している。4月開幕の『エリザベート・スペシャル・ガラ・コンサート』への出演が決定している。愛称は「たそ」。
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