保湿を欠かさない
爪を丈夫な状態に保つためには、「保湿」が重要になります。爪は固い方が丈夫だと思われがちですが、実は柔軟性がある爪の方が割れにくいのです。
爪専用のクリーム・オイルを塗って、丁寧にケアしましょう。ケアをする際には、甘皮の処理も一緒にしておくと、爪がクリーム・オイルをスムーズに吸収できるようになります。
また、保湿をすると健康的で見た目も美しい爪になり、「かんで形を崩す」ことに抵抗感を抱くようになるなど、心理的な効果も期待できるでしょう。
子どもの深爪を治すためにできること
子どもの爪を健やかに保つためには、どのようにするのがよいのでしょうか?「食生活の面で改善していく方法」と「かみ癖の予防アイテムを使う方法」の2点を紹介します。
爪に必要な栄養を摂る
子どもの深爪をケアする一つ目の方法は「爪に必要な栄養を摂ること」です。爪は、栄養状態を反映させるバロメーターともいわれています。爪が割れやすかったり、薄くなってしまったりする場合には、栄養不足になっている可能性があるでしょう。
爪の主成分は「ケラチン」というタンパク質なので、動物性・植物性のタンパク質をバランスよく摂取できる食事を心掛けることが大切です。
また、ビタミン類・ミネラル類も爪にとって重要な成分になります。ダイエットをしたがる年齢の子どもの場合、栄養が偏りがちになる可能性があるので要注意です。しっかりと必要な栄養が摂れるように話し合ってみましょう。
かみ癖予防アイテムを使う
爪のかみ癖を予防するアイテムとして「苦味のあるマニキュア」を使用するのもおすすめです。これは、塗っているのを忘れてついかんでしまうと、「苦い」という経験を繰り返すことになるため、爪をかみたいという気持ちを薄れさせていく効果を狙ったアイテムです。このマニキュアを塗り続ければ、子どもが自然と爪をかむことをやめるようになるかもしれません。
監修/皮膚科医
泉 さくら
琉球大学医学部卒業/東京大学医学部附属病院皮膚科・都内美容皮膚科・形成外科勤務後、ココメディカルクリニックを開業。一般皮膚科、美容皮膚科、アレルギー外来、女性外来を行い、漢方薬などを用いた近代西洋医療と補完代替医療、伝統医学等を組み合わせて行う統合医療を積極的に取り入れている。プライベートでは一児の母。
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