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2021.07.15

「洞察」の意味とは? 使い方や類語、例文、英語についてご紹介

 

5. 達見

「達見」は見識と近く、物事を深く探って本質をとらえること、あるいはその能力を指します。また、深い思考力だけでなく、先を見通す能力の意味で使われることも少なくありません。例えば次のように表現するときは、将来を見通す能力があることを表現しています。

・彼の優れた達見により、災害の備えは雨が降る前に終わっていた。

また、「達見の士(たっけんのし)」という言葉もあります。「士」とは単に男子を指すこともありますが、学問を身につけた尊敬に値する人物や、道徳的に見習うべき人物などの意味があるので、見識があり、なおかつ頭がよく優れた倫理観を持つ人物を指して使うことができるでしょう。

・彼はまさに達見の士といえるだろう。

洞察を英語で表現すると?

名詞の「洞察」は英語で「insight」ですが、動詞の「洞察する」は「pierce」と表現されます。このように「洞察」は名詞で使うか動詞で使うかによって、訳する英語が変わります。品詞別の洞察の英語表現を見ていきましょう。

洞察力

■洞察(名詞)=insight

洞察を名詞で使うときは、「insight」という単語がニュアンスは近いです。

・Her depth of insight is great.
(彼女の洞察の深さは素晴らしい。)
・He facilitated the development of insight, and he terminated the conflict.
(彼は洞察を深め、そして争いを終わらせた。)

将来的な物事を見通す意味を含めて洞察という言葉を使用するならば、「vision」で表現することもできます。

・Please tell me your vision for a series of unfortunate events.
(一連の不幸な事件について、あなたの洞察を教えてください。)
・What is your vision for this incident?
(この事件に対するあなたの洞察は何ですか?)

insightを形容詞にすると「insightful」になり、「洞察力のある」や「洞察に満ちた」と訳することができます。

・He wrote an insightful paper.
(彼は洞察に満ちた論文を執筆した。)
・Have you read her essay in Today`s newspaper? It was an insightful essay.
(今日の新聞に載っていた彼女のエッセイを読みましたか。洞察に満ちたエッセイでしたよ。)

洞察力は「an ability to be insightful」と表現できます。

・She has an ability to be insightful.
(彼女には洞察力がある。)
・Do not you have an ability to be insightful, do you?
(あなたには洞察力がないんですかね?)

また、「insightfulness」というひとつの単語でも洞察力を示します。

・Your insightfulness has improved a lot.
(あなたの洞察力はとてもよくなってきています。)
・Certainly the insightfulness is important, but the honesty is more important.
(確かに洞察力は重要です。しかし正直さはもっと重要です。)

■洞察する(動詞)=pierce

洞察するという動詞で表現する際には、「pierce」という単語を使うこともできます。例えば次のように使うことができるでしょう。

・She pierced through to her father’s intentions.
(彼女は父親の意図を洞察した。)
・Taro pierced deep into the heart of the story.
(タローはその物語の真髄まで洞察した。)

洞察するという英単語は、pierce以外にも多数あります。例えばシンプルに「see through」と表現しても、「洞察する」や「見通す」「見抜く」などの意味となるでしょう。

・Can you see through her mind?
(あなたに彼女の心の動きを洞察することはできますか?)
・Ken wrote a great paper by using the result that she had seen through the data.
(ケンは彼女がデータを洞察して得た結果を用いて、優れた論文を執筆した。)

insight」を使って洞察するという動詞を表現することもできます。この場合は、haveやget、gainなどの動詞を組み合わせてください。

・Kumiko gained a deep insight into SDGs.
(クミコはSDGsに対する深い洞察を得た。)
・Momotaro did not have a detailed insight into Onigashima Island, so all the creatures in the island died out.
(桃太郎は鬼ヶ島について詳細には洞察しなかったので、島の生き物たちは死に絶えてしまった。)

洞察を普段の会話でも使っていこう

洞察という言葉は、日常でも使える言葉です。しかし、いつも深く考えて本質を見抜くことを「洞察」や「洞察する」と表現していると、語彙が少ない人と思われかねません。明察や看破などの洞察の意味に似た類語や類語表現も覚えて、会話に使っていきましょう。

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