【目次】
1年間で合計約680枚もの原画を展示!
【川崎市 藤子・F・不二雄ミュージアム】は、2021年9月3日で開館から10周年。それを記念して開催される『藤子・F・不二雄ミュージアム 10周年記念原画展』では、藤子・F・不二雄氏が描いた作品の軌跡をたどります。ドラえもんの原画はもちろん、藤子・F・不二雄氏が生涯を通じて描き続けた児童まんがなど、1年を通じてこれまでにない数の原画を展示。
原画、テーマ展示など見どころが沢山
「どこでもドア」から展示室IIに入ると、1950年代から1990年代までのさまざまな原画が展示されています。
1950年代のゾーンでは、デビュー作『天使の玉ちゃん』のパネル展示も。毎日小学生新聞に投稿した作品が採用されて連載が決まった、記念すべきデビュー作です。
こちらは『ある日本人留学生からのローマ便り』という話。小さなコマに丁寧に書き込まれているローマの背景は見どころのひとつ!
ドラえもんの原画もたっぷりと展示。こちらは映画ドラえもんの第1作目の原作『大長編ドラえもん のび太の恐竜』です。初の大長編ストーリーのこちらは恐竜の描写にこだわられており、コミックス収録時には当時最新だった学説にあわせてティラノサウルスの手を描き直したのだそう(こシーンは展示していません)。
鮮やかなカラー作品も多数展示!
小さな子ども向けのオールカラー作品も見どころのひとつ。小学校入学前の子ども向け月刊誌や、こどもしんぶんで連載されていた作品は、お子様も楽しめること間違いなし!
『新オバケのQ太郎』のカラー作品は、その可愛らしさがいっそう際立っています。
企画ではまんが以外の作品も展示されています。藤子・F・不二雄氏の作品はほとんどがまんがの原稿用紙サイズで描かれているそうなので、大きなサイズのイラストは比較的珍しいのだとか。
初公開の作品や最後の作品など、レアなものも!
1950年代に描かれた未発表原画の一部が初公開で展示されています。このような貴重な資料は普段目にすることは難しいので、ファンにとってはとても嬉しいですね。
こちらは藤子・F・不二雄氏が最後に手がけた作品『大長編ドラえもん のび太のねじ巻き都市(シティ)冒険記』第3話のラフ原稿。ストーリーに合わせて大まかにコマを割り振った下書き前の原稿だそうで、実際に見てみるとうっすらと確認することができます。
みんなのひろばには新コーナーが登場!
2Fにある「みんなのひろば」には新コーナーが登場しています。
ドラえもんのまんがの魅力に迫る『ドラえもん まんが研究ノート』では、このようにさまざまなドラえもんの表情を比べて見るコーナーも。
夏仕様の「のび太の家」にはプールや風鈴があり、季節を感じることができます。奥に見える「ボールコロコロ大騒動」では、ボールがゴールするときの演出に10周年バージョンが登場。10回に1回見ることができます!
新登場はショップやカフェにも!
ミュージアムショップにも新商品が登場します! 10周年ピンズや10周年ぬいぐるみストラップなど、可愛い商品がたくさん。展示を見た後、記念に10周年アイテムをゲットするのは必須ですね♡
ミュージアムカフェにもこんなに可愛いメニューが新登場! こちらは「ドラえもん オム・ド・ライス」というふわふわのオムライスをドラえもんに見たてたメニューです。コクのあるビーフシチューソースと一緒にいただきます♡
スイーツメニューには「ドラえもんぶらん」というモンブランが! モンブランの中は濃厚なチョコレートムースなので、お子様でもぺろりと食べられそうです♡ 10周年記念原画展では他にも、見開きページ特集などさまざまな作品を見ることができます。1年間の期間中、展示されている作品が定期的に替わるので、何度も見に行きたくなりそうです!
【藤子・F・不二雄ミュージアム10周年記念原画展】
期間:2021年7月1日(木)〜2022年6月30日(木)予定
開催場所:川崎市 藤子・F・不二雄ミュージアム 展示室Ⅱ
(c)Fujiko-Pro