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2021.09.15

災害時に役立つ【防災ポーチ】には何を入れる?

 

防災ポーチについて聞いたことはあるでしょうか。災害時に役立つ最低限のアイテムを入れて、持ち歩くことを想定しているポーチです。ポーチを選ぶ際に重要なポイント、入れておくべきアイテムをリストアップしています。参考にして、実践してみましょう。

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防災ポーチとは

防災ポーチとは、万が一外出先で災害に遭ったときを想定して持ち歩くものです。

防災グッズは準備段階によって「0次・1次・2次」の3段階に分かれており、防災ポーチは「0次」の段階に該当します。まずはそれぞれの違いをチェックしてみましょう。

防災ポーチ 中身 とは

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いつも持ち歩く「0次の備え」

「0次の防災グッズ」とは、普段から持ち歩くことを想定されたものです。

バッグの中に常にポーチごと入れておいて、万が一外出時に災害に遭ったときにも、一晩ぐらいはしのげるように準備しておくことが目的です。

ポーチの中には、空腹をしのげる食べ物や、寒さから身を守ることができるものを入れておきます。このような0次の防災グッズを入れたポーチは、「防災ポーチ」もしくは「サバイバルポーチ」などと呼ばれています。

1次・2次の備えについて

次に、1次・2次の防災グッズについて押さえておきましょう。

「1次防災グッズ」とは、3日分の防災グッズを指します。非常時に避難場所へそのまますぐに持ち出せるよう、リュックなどにまとめておきましょう。最低限の非常食や水、消耗品などをあらかじめ準備して、玄関や寝室などの持ち出しやすい定位置に置いておくのがおすすめです。

「2次防災グッズ」とは、ライフラインが遮断された際に、家の中もしくは避難所等で過ごせるように準備しておくべきものを指します。飲食物などの消耗品は、家族全員が3~7日間ほど過ごせる量を想定しておくとベストです。

例えば、水の場合には1人あたり1日3lが必要な目安量となります。家族の人数から必要な量を計算し、ストックしておきましょう。

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防災ポーチを作るポイント

防災ポーチを作る際のポイントを紹介します。持ち運びが前提であると考えると、軽く丈夫で、持ち歩きしやすい素材であることが重要です。具体的なポイントをチェックしましょう。

防災 ポーチ ポイント 作り方

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軽くて丈夫な素材を選ぶ

ポーチに使用されている素材も、防災にかかわる重要なポイントです。防災ポーチに適した素材は、以下のようなものになります。

・軽い
・丈夫な素材
・防水加工

防災ポーチは、いざというときにすぐ使用できなければ意味がありません。重くてもペットボトルを入れて500g以内のものを選びましょう。

雨に濡れたり、ペットボトルの水や化粧水などが中でこぼれたりしてもダメにならないよう、撥水加工がされている、もしくは水を弾くビニール製のアイテムを選ぶことも重要です。

持ち歩きしやすい大きさにする

毎日持ち歩くためには、普段使いのバッグに無理なく入る大きさにまとめる必要があります。

いつも自分が使っているバッグに合わせて、ポーチを選びましょう。あまりマチのないバッグを使うことが多い場合には、厚みがなく、マチが小さいタイプのポーチを選ぶのがおすすめです。

また、装飾があるデザインを選ぶと、その分バッグの中でスペースをとってしまいます。なるべくシンプルなものを選ぶとよいでしょう。

13×19cmの文庫本程度の大きさであれば、平均的にどのようなバッグでも使いやすいはずです。ポーチ選びの目安サイズとして、ぜひ参考にしてください。

防災ポーチの中身

防災ポーチとあわせて必携のグッズを、以下にピックアップしています。

どれも重要なアイテムですが、全て入れるのが難しい場合には、常に飲んでいる薬など、健康状態の維持に欠かせないものを優先しましょう。

防災 ポーチ 必要なもの 中身

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飲食物

まず必須なのが、食糧や水などの飲食物です。救助隊が来るまでに時間がかかる場合には、自力で体力を維持する必要があります。

水分が摂れないと行動に支障が出るため、万が一の状況に備えて500mlのペットボトルを常に持ち運んでいると安心です。

非常食には、飴・チョコレート・ゼリー飲料・栄養補給できるクッキー・ナッツ類など、長期保存できるものがおすすめです。

飴はシュガーレスではなく、糖分が含まれているものを選んでおく方が、カロリーを摂取できるのでよいでしょう。脱水症状を避けるために、塩分のタブレットや塩が入っている飴も入れておくとさらに安心です。

情報収集ツール

災害時に情報収集ツールを使うことを想定し、モバイルバッテリーを持っておきましょう。

停電などの状態に置かれた場合に、スマートフォンの充電が切れてしまっては情報収集ができなくなってしまいます。また、携帯ラジオも用意しておくと、スマートフォンに頼らずに情報収集ができるのでベストです。

地図や標識を読む必要がある場合もあるので、モバイルライトもあると便利でしょう。スマートフォンのライト機能などでも代用できますが、バッテリーを節約するためには、ライトは別に用意しておくのがおすすめです。

衛生用品

身だしなみを最低限整えるための衛生用品は、ポーチの中にしっかりと入れておきましょう。

まずは歯磨きセットです。災害時の環境であっても、歯磨きをせずに何日も放置すると、虫歯になってしまったり雑菌が口の中に増殖してしまったりします。

マスクやウェットティッシュ、アルコールのミニボトルか紙石鹸、ティッシュペーパーなども入れておきましょう。

また、簡易トイレも必携です。コンパクトなサイズのものもあるので探してみましょう。断水していて水が使えないときに役立ちます。

救急セットや常備薬

救急セット常備薬も欠かさずに入れておきましょう。常に飲まなければならない薬がある場合には、念のため7日分を目安に携帯しておくと安心です。処方箋のコピーもあるとベストでしょう。

また、絆創膏も大切です。怪我だけではなく、靴ずれしてしまうケースにも備えましょう。ちょっとした擦り傷でも、患部を清潔に保てない状況では、雑菌が入るなどして悪化することがあるかもしれません。

靴ずれしてしまうと、いざというときに走りにくくなるなど安全確保面で影響が出る可能性があります。靴ずれ防止対策として、特に足が痛くなくても先に絆創膏を貼っておくのもおすすめです。

個別に備えたいアイテム

女性や子どもにとって必要なアイテムをピックアップしています。

特に乳幼児の場合には、必要なアイテムが多くなりがちです。普段から使っているるパパ・ママ用のバッグがある場合には、子ども用のグッズに合わせて、大人用の防災グッズを入れておくとコンパクトにまとめられるでしょう。

防災 ポーチ リスト 女性 子ども

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女性に必要なもの

環境が変わることで、予定日でなくても生理になってしまう可能性があるため、生理用ナプキンは常に持っておくのがベストです。

また、下着を洗濯できない日が続いたときのために、おりものシートを少し入れておくのもおすすめです。おりものシートをこまめに取り替えることで雑菌によるかぶれを防ぐことができ、清潔に保つことができます。

ヘアゴムは、髪を束ねて動きやすくするだけでなく、止血に応用することもできるので入れておきましょう。妊婦さんの場合には、母子手帳は必携です。防寒具もあると体を冷やさないので安心です。

子どもに必要なもの

乳幼児の場合には粉ミルク・離乳食・哺乳瓶に加え、紙おむつも必須のアイテムです。

子どもは成長するにつれて、おむつのサイズは変わっていきます。ポーチに入れっぱなしにせず、定期的にサイズをチェックして適宜入れ替えましょう。

また、子ども用のお尻拭きティッシュは、少し多めに入れておくと大人用のウェットティッシュとしても応用できます。

抱っこ紐も入れておきましょう。大人が両手を空けることができて、災害時でも身軽に動くことができ重宝します。抱っこし続けることによる腕の疲れを軽減でき、体力を温存できます。

持ち歩くカバンに余裕があれば、バスタオルやタオルも何枚か用意しておくとよいでしょう。お風呂に入れない場合に、汚れを拭き取るなどの衛生用品としても使えますし、子どもの防寒具にもなってくれます。

 

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