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2021.05.29

備えておきたい防災グッズは? 最低限必要なものから家族構成別まで

日本は豊かな自然に囲まれた国ですが、その反面自然災害が多い「災害大国」です。科学技術が進歩しても、災害発生の完全な予測は不可能なため、いつ被災しても対応できるように準備をしておきましょう。防災グッズのそろえ方や事前準備について紹介します。

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【目次】
 ・もしもに備えて防災グッズを準備しよう
 ・最低限備えるべきものリスト
 ・あると便利なものリスト
 ・家族構成別の必要なものリスト
 ・防災グッズを用意するときのポイント
 ・必要なものがそろったおすすめ防災セット3選
 ・自然災害に備えてやっておくべきことは?

もしもに備えて防災グッズを準備しよう

「もしものときに備えて防災グッズの準備を」といわれますが、なぜ事前の用意が必要なのでしょうか?防災グッズを備えておくべき理由を解説します。

■日本は自然災害が多い国

日本は自然災害が起こりやすい国です。特に地震の頻度は高く、近年では大きな地震がいくつか発生しています。台風の多い国でもあり、また毎年のようにゲリラ豪雨による水害やがけ崩れによる被害が発生しています。

自然災害は季節や時間を問わず発生しますので、予測するのはとても困難です。急な災害に遭遇したときは、もしもの備えが役立つでしょう。食料や医薬品のストックはもちろん、身の回りに役立つ便利な「防災グッズ」を準備しておくことが求められています。

参考:気象庁 | 日本付近で発生した主な被害地震(平成8年以降)
参考:気象庁 | 災害をもたらした気象事例(平成元年~本年)

最低限備えるべきものリスト

緊急時には、重い荷物を持ち運ぶほどの余裕がありません。迅速に避難しやすいように、必要最低限の荷物に留めておくことが重要です。「これだけは備えておきたい」という防災グッズには、どのようなものが挙げられるのでしょうか?

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■飲料水や非常食

非常時に最も必要となるのは、「水」と「食料」です。そのため、飲料水と非常食は必ず備えておきましょう。準備しておく最低限の量は、1人当たり3日分が目安です。

例えば水の場合、1人当たり1日に3lが必要といわれています。1.5lのペットボトルが2本で1日分、3日分なら6本が必要です。家族が増えれば、6本×人数分です。

食料は保存の効くものを常時備蓄しておくと安心です。お湯または水を注ぐだけで食べられる「アルファ米」や、長期保存に向いた缶詰め・レトルト食品を購入しておきましょう。

また最近では「ローリングストック」という考え方も推奨されています。日常的に使うレトルト食品や缶詰めを一定量備蓄して、使ったら買い足すという方法です。この方法であれば日常の食品も非常食に流用できるのです。

参考:4.ローリングストックについて 備蓄の心得 | トクする!防災 | 日本気象協会

■情報収集ツール

災害に備えて、避難場所に移動するケースも想定します。避難先にテレビがあるとは限りませんので、情報収集を行うためのツールが必要です。

「スマートフォンがあれば大丈夫」と思われるかもしれませんが、災害時は通信障害によって使用できない場合があります。そこで役立つのが「ラジオ」です。できれば、電池不要のタイプを準備しておきましょう。

障害が復旧したら、パソコンやスマートフォンが使えます。災害時には停電が起こる場合も多いので、「モバイルバッテリー」があるとバッテリー切れに悩まされません。また、スマートフォンには「防災アプリ」を事前に入れておくと、最新の災害情報を知ることができます。

■ライトやランタン

災害時には、ライフラインが停止するケースも少なくありません。例えば夜中に地震が起きた場合、停電中は真っ暗な状態です。不用意に動くと、割れたガラスや障害物でケガを負う可能性も考えられます。すぐに使える位置に、携帯用のライトやランタンを用意しておきましょう。

災害により電気や水道が停止した場合、復旧までに1週間ほどかかるといわれています。その間、電池切れを起こす可能性も考えて、電池の予備もストックしておきましょう。防災用に備えておくなら、長時間使えるLEDライト仕様のものや、電池不要の手回しタイプもおすすめです。

■医療品や衛生用品

災害時には、必要な薬がすぐに手に入らないケースもあります。持病がある人は「薬」を非常用としてストックしておきましょう。ケガをしたときを想定して、消毒液やガーゼ、ばんそうこうもあると安心です。

非常用にマスクを備えておくと、さまざまなシーンで役立ちます。不特定多数の人がいる避難所では感染症が起きやすく、がれきの粉じんや煙が発生する可能性もあるからです。

また、災害時は水道が使えない場面も多くあります。水が使えない場合に備えて、簡易トイレやペーパー歯磨き、ドライシャンプー、アルコール入りのウェットティッシュ、ラップなどがあると安心です。

あると便利なものリスト

最低限必要なアイテム以外にも、余裕があれば備えておきたいものがいくつかあります。ここでは、あると便利なグッズについて紹介します。

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■ヘルメットなどの避難装備品

頭へのダメージは生命に関わるため、災害時には「頭を守る」ことが重要です。例えば地震発生時は、机の下などに隠れ、頭を守りながら低姿勢を取るよう推奨されています。万が一の場面に隠れる場所があるとは限りませんので、「ヘルメット」「防災頭巾」で頭を守りましょう。

また、自宅で被災したとき、家具が倒れたり一部倒壊したりして閉じ込められる可能性もあります。そんなとき、居場所を知らせるために役立つのが「ホイッスル」です。避難時や撤去作業のとき手を守る「軍手」や、危険な場所への侵入を防ぐための「ロープ」も用意しておきましょう。

■身分証明書などの貴重品

食料や衣料品などは物資として手に入りますが、身分証明書や預金通帳は一度失うとしばらくは手元に無い状態になります。

災害時であっても、行政の手続きには身分を証明するものが必要です。ただし災害時は原本でなく複写したものでも対応してくれるため、「家族全員分の身分証コピー」を用意しておきましょう。

その他の貴重品としては、シャチハタでない認印、緊急用の小銭もあると便利です。認印は災害時にお金を引き出す際に役立ち、小銭は公衆電話の使用に使えます。

■ペンなどの文具用品

近年は情報通信の手段が発達していますので、連絡や情報収集はデジタルで行うのが主流です。しかし、災害時は電気が使えなかったり通信網が断絶したりするケースも珍しくありません。そんなときは、アナログなアイテムが役立ちます。

日常何気なく使用しているペンやメモといった文房具は、避難所での連絡事項を書き写したり、安否確認のための書置きを残したりするときに使えます。

特に油性ペンは、紙以外のものにも書き記せるので便利です。ガラス窓や壁にメモ書きを残す、木材や石材に注意喚起の文言を直接書き込む、ゴミの仕分けがしやすいようポリ袋に記入するなど、さまざまなシーンで活躍します。

家族構成別の必要なものリスト

家族の人数や年齢によって、災害時に必要なものは多少違います。いざというときに手元に欲しいアイテムを、家族構成別で見てみましょう。

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■赤ちゃんがいる家庭

一般的に必要とされている防災グッズは、大人にとって必要なものです。赤ちゃんがいる家庭は、前述したものに加えて以下のものを備えておきましょう。

・液体ミルク
・使い捨て哺乳瓶
・離乳食
・携帯用カトラリー
・紙おむつ
・お尻拭き
・抱っこひも

水道の使えない環境では哺乳瓶は洗えないため、使い捨てタイプをストックしておきましょう。離乳食は温めずとも食べられるため、多めに準備しておくと大人用の食料としても役立ちます。

必需品である紙おむつは、なるべく多めに入れておきましょう。緊急時であっても、こまめに変えてあげないと不衛生です。お尻拭きはお尻だけでなく、手足や体、汚れた場所にも使えます。被災時はベビーカーでの移動が難しいため、赤ちゃん用の抱っこひもはマストアイテムです。

参考:子どもと災害|公益社団法人 日本小児科医会

■高齢者がいる家庭

高齢者がいる家庭の場合は、必要に応じて以下のものを準備しておくと困りません。

・大人用紙パンツ(おむつ)
・杖
・補聴器
・入れ歯と専用ケース
・入れ歯洗浄グッズ
・老眼鏡
・常備薬
・お薬手帳

体力のない高齢者にとって、災害時の移動は危険が伴います。体を支える杖は、足場の安全確保にも使えて便利でしょう。避難所のトイレでは介護が難しいため、紙パンツを用意しておくと粗相を回避できます。

補聴器や老眼鏡などを普段使いしている場合は、非常用のものを別途用意しておくと困りません。また、高齢者は持病の薬を飲んでいる人が多いため、お薬手帳は必須です。

■女性の備え

女性は身体状況が変化しやすいため、何かと備えが必要です。以下のものがあると、緊急時にも役立つでしょう。

・生理用品
・サニタリーショーツ
・おりものシート
・ブランケット
・防災ブザー・ホイッスル

被災生活が長引くことも想定して、生理用品は多めに備えておきましょう。ブランケットは防寒に役立ち、大判のものであれば着替えの目隠しとしても使えます。

また、閉じ込められたときや被災時のトラブル回避には、防災ブザーやホイッスルがあると安心です。

防災グッズを用意するときのポイント

自分の家庭に必要なものを確認したら、次は実際にグッズを購入して準備しましょう。防災グッズを用意するときのポイントを紹介します。

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【保存版】防災グッズの選び方や備えておくと安心な物(まとめ)|Domani

■人数分を確保する

重要な食料や飲料、衛生用品などは「家族の人数分」を確保しておかなければなりません。必要なものがすべてそろっている「防災リュック」は1人用の容量のため、人数分用意しておきましょう。

災害時はすぐに物資支援が受けられないため、最低でも3日分の量が必須といわれています。ラジオは、家族が分散しない限りは一つあれば十分でしょう。避難時は大荷物では移動しにくいため、荷物は最低限にまとめておきます。

■保存期間をチェックする

非常用の飲料水や食料も、通常の食品と同じように賞味期限があります。そのため、できる限り保存期間が長いものを選んでおくと安心です。

商品によって異なりますが、5~10年保存できるものも多くあります。そろえたら終わりではなく、年に一度チェックする日を決め、賞味期限を把握しておくようにしましょう。

■無理のない重さにする

荷物が重過ぎると移動が大変なため、実際に持てる重さを確認しておきます。重さの目安は、成人男性なら15kg、成人女性なら10kgほどです。

リュックの容量は、男性は40l、女性は30l程度あれば十分です。赤ちゃんや幼児を連れて避難する場合は、抱っこしての移動を想定します。すると、かなりの重量になるため、キャリーカートや旅行用のスーツケースを利用するなど状況による工夫も必要です。

■持ち出しやすい場所に置く

防災グッズは物置やクローゼットの奥にしまい込まず、持ち出しやすい場所に置くのが基本です。緊急時に奥から引っ張り出す時間はありませんので、スムーズに取り出せる場所に置き、場所を家族全員が把握しておきます。

一番最適な置き場所は「玄関」で、人目につくのが気にならない場合はリビングに置いたり、就寝中でもすぐ移動できるよう寝室に置いたりするのもおすすめです。

必要なものがそろったおすすめ防災セット3選

必要な物を一つひとつ準備するのもよいですが、どれを買えばよいか悩む人も多いでしょう。そんなときは、防災グッズがそろった「防災セット」を選びましょう。おすすめの防災セットを三つ紹介します。

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■山善「防災リュック 30点セット」

「重複しても困らない」防災グッズの30点セット。災害時に外や避難場所で活躍するアイテムがそろっています。

緊急時に役立つ衛生用品をはじめ、使い捨てトレーやカトラリー、まくら、アルミシートなど、避難時にあると助かるものばかりです。アイテム数が多い割に約2kgと軽量で、高齢者でも持ち運びしやすいでしょう。

食料や飲料は入っていないため、このセットにプラスするとよいでしょう。

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・商品名:山善 防災リュック 30点セット

■防災防犯ダイレクト「地震対策30点避難セット」

地震時に役立つアイテムを30点そろえた防災セット。多くの企業や官公庁にも採用されている商品で、実際に2016年の熊本地震の被災地でも活用されたそうです。

防災用品でありながら、スタイリッシュな見た目が大きな特徴です。白いシンプルなカバンタイプなので、リビングに置いても浮きにくいでしょう。非常用持ち出し袋は火と水に強く、汚れにくい素材を使用しています。総重量も約5kgを実現しており、女性でも持ち運びしやすいです。

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・商品名:防災防犯ダイレクト 地震対策30点避難セット

■LA・PITA「ものすごい防災セット プレミアム1人用」

バッグは3WAY仕様で、手に持ったりリュックのように背負ったりできる他、キャリーケースとしても使えます。南京錠が付いていて、セキュリティ対策も万全です。

中には蓄電可能な多機能ラジオやランタン、避難所で寝転んでも体が痛くなりにくいエアーマットなど、災害時に便利なものがそろっています。水と食料も入っていますので、初めて防災グッズを購入する人におすすめのセットです。

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・商品名:LA・PITA ものすごい防災セット プレミアム1人用

自然災害に備えてやっておくべきことは?

防災グッズをそろえることも重要ですが、実際に災害が起きたときの行動についてもシミュレーションしておくことが大切です。緊急事態でも冷静に行動できるように、やっておくべき準備にはどんなことがあるのでしょうか?

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■安否確認の方法を家族で共有する

災害はいつ起こるか分からないものです。もしかしたら、家族が各自違う場所にいるときに発生するかもしれません。家族が離れてしまった場合、安否確認をどのようにするかを話し合って決めておきましょう。

災害発生時は、各通信会社の提供する「災害用伝言サービス」が便利です。使い方は各社で異なりますので、使うサービスと使用方法を確認しておきましょう。

また、ツイッターやフェイスブックなどのSNSも連絡手段として使えます。家族間でアカウントを作っておくのも一つの手です。

■避難場所や避難経路を確認する

災害時には、各自治体が指定する「避難所」が利用可能です。自宅の近く、または家族が集まりやすい位置にある避難場所と、そこへ行くための経路を確認しておきましょう。

避難場所は、学校や商業施設などの敷地面積が広い場所が多いです。多くの人が身を寄せているため、避難所内の「どこで待ち合わせるか」といった、詳細な場所も決めておきます。確実に安全であれば、親戚や知人の家へ避難することも検討してみましょう。

■家の中の安全対策も忘れずに

地震発生時には、家具が倒れて下敷きになったり、窓ガラスが割れて破片でケガをしたりすることがあります。最悪の事態を想定して、家の中をなるべく安全な状態にする工夫が必要です。

例えば、外へ避難するために通る「玄関」には、落下物や倒れやすいものは置かないようにしましょう。タンスや食器棚などの大きな家具は、固定アイテムを使うことで転倒を防げます。窓ガラスには飛散防止フィルムを貼っておくと、割れても破片が飛び散らず安全です。

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