同居する理由として考えられるもの
結婚後の暮らし方はさまざまですが、とりわけ気にかかるのは、パートナーの親、つまり義父母との同居かもしれません。相手の親と上手くやっていけるかどうか、不安になりますよね。本記事では、義父母との同居にスポットをあて、メリットやデメリットを探りました。まずは、同居することになるかもしれない理由について紹介します。
「介護のため」「親の老後を考えたから」
義父母と同居する理由で多いのは「介護」「親の老後」かもしれませんね。体は元気でも、年を重ねた親のことは気になるもの。パートナーが望んで義父母と同居ということもあるでしょう。
同居をすれば、ちょっとした変化にも気づきやすく、早めに対処できるかもしれません。また、介護が必要になった場合も、同居していると対応しやすいでしょう。
「経済的な問題」
経済的な問題を考えて同居するケースもあるでしょう。個人の状況にもよりますが、義父母と同居すれば、住居費や生活費の負担軽減につながることが多いです。また、税金面では、義父母をパートナーの扶養に入れると、税金控除が得られるかもしれません。
「家督を継ぐため」
「家業を継ぐ必要がある」「パートナーがあとつぎ」「長子が親の面倒を見ると決まっている」なども、義父母と同居になりやすいですね。これらを家督(かとく)といいます。家督とは、その家に代々受け継がれる「しきたり」「慣習」「もの」を指すと考えてください。由緒正しい家や、その地域で中心的存在となっている家には家督があることが多いでしょう。
同居することのメリット
まずは同居する場合のメリットを紹介します。
生活費の負担が少なくなる
義父母との同居をするメリットに挙げられるのは、生活費の負担が軽くなることでしょう。状況によるため一概には言えませんが、別々に暮らすよりも費用は抑えられるはずです。光熱費や食費は折半、住居費がかからないという家庭もあるかもしれません。金銭的なメリットを考え、子世帯から同居をリクエストするケースもあるようですよ。
子どもの面倒を見てもらえる
共働き家庭の場合、義父母に子どもの面倒を見てもらうことができるというメリットもありますよね。保育園や幼稚園のお迎えを頼めますし、小学校入学後は家に義父母がいてくれると安心です。また、子どもが病気やケガをした場合も、義父母にお願いできるかもしれません。義父母がいてくれるから、安心して働けるということもありそうです。
また、家事を分担できれば、家事負担の軽減につながることも。みんなで協力し合って暮らしていけるのも魅力ですね。
同居することのデメリット
次に、同居する場合のデメリットを紹介します。
子どもの教育に干渉される可能性がある
義父母と同居するデメリットとなりそうなのが、子どもの教育や躾に干渉されることでしょう。教育や進路、躾についての意見や考え方が義父母と合わず、衝突してしまう可能性も。義父母がよかれと思って意見してくる場合は、わかってもらうのが大変かもしれません。しっかりと説明をする、じっくりと話し合う、ときには譲歩するなどが必要になるでしょう。
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