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WOMEN美しい女性には美しい物語がある。

2018.03.31

『医者なのに自分の体には無頓着でした』【アンチエイジング美人女医・松宮敏恵さん】連載インタビューvol.1

美しい人の生きる道をクローズアップする連載。今回は天現寺ソラリアクリニック院長・松宮敏恵さんの生き方に迫ります。

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美しい人は、美しい物語を持っている。それは、甘くきらびやかという意味ではなくて、バラにトゲがあるように、さなぎが蝶になるように、美しさとは真逆の痛みや忍耐をも含んだ、真に美しい物語。

形成外科医であり抗加齢学会専門医として、アンチエイジング医療の最前線を走り続ける医師・松宮敏恵さん。外も内も満たされた、本当のヘルシー&ビューティとは? 全6回にわたって、ロングインタビューをお届けします!

時代は、“ドラマティック・エイジング” !

アラフォー、アラサー、アラフィフ、アラカン…最近だったらミレニアルズまで。

私たちは、いつから、こんなにも年齢の話をするようになったのだろうか。自分が何者なのか、どんな生き方を選んでいるか、の前に、「アラフォーだから○○」「アラサーなのに××」と、年齢をまるでひとつの区切りのように話すのが、もう随分と当たり前になってしまった。もちろん時間は平等に過ぎてはいるけれど、本当はひとりひとり、まったく違う年の取り方をしていて、それぞれの物語があるはずなのに。今、自分は何歳か、そしてそれより若く見えるか。それとも老けて見えるか。そんな疑問が、いつも目の前にちらついている。 

でも、よく考えたら、何歳に見えるとは、一体どんな基準なんだろう。私たちは、何歳に見えたくて、何歳になるのが嫌なんだろう。 

年を重ねる=「エイジング」。“アンチ”エイジングという言葉が、これほどまでに大きく取りざたされるようになった今、本当のエイジングとは一体何なのか。

医療界で、その答えをずっと模索し続けている人がいる。アンチエイジング医療を手がける天現寺ソラリアクリニック院長の松宮敏恵さん。彼女が提唱するのは“ドラマティック・エイジング”という概念だ。

「そのまま英語の意味だと“急激に歳をとる”なんですが(笑)、もうちょっと日本語寄りの解釈です。“エイジング”って、年というよりも時を重ねていくこと。日々、何が起こるかわからない中で、人はそれぞれに何かをして、何かを考えて、波乱万丈な日々を送っている。 本当は、毎日はとてもドラマティックにできていますよね。だからこそ、一瞬一瞬をドラマの1シーンのように、主役として輝いて生きていくことこそ、本当の“エイジング”だと思うんです」

二度と来ない一瞬一瞬を全力で生きる。誰もがそれを望んでいながら、なかなか叶わない現実は、気持ちだけの問題ではない。

「何よりも体を整えること。健康であること。アンチエイジングって、結局は、“健康に生きること”なんだと思います。せっかくのかけがえのない時間も、疲れてやる気が出なくてぼーっとしたままでは、ドラマも生まれないし、もったいない。単に若く綺麗でいたいということではなくて、基本になるのは豊かな健康=“ウェルネス”です」

自分を大事にしないと、他人から大事にされない  

ファンデーションは塗らずに日焼け止めだけ、というのが信じられないほどのなめらかな美肌と小鹿のように愛らしい瞳。年齢を感じさせない、38歳。ピラティスのインストラクターでもあり、日常的にダンスで鍛えているという引き締まったスタイルの持ち主だ。

肌も、体も、まさに健康そのもの。けれど、彼女が“ドラマティック・エイジング”にたどり着いたのは、自らの“不健康”こそが原因だった。

「医者だけれど自分の体には、ずいぶんと無頓着でした。医学生時代からずっとダンスにハマっていて、夜はスタバで済ませて踊りの練習に熱中。何も食べずに済ませることも多かったです。研修医の期間も、当直続きで睡眠も食生活も超不規則。健康的な生活とは、とても言い難かった。朝起きるのも苦手だし、すぐ疲れるし。メンタル的に不調になることもあり、若さでなんとか乗り切っていたように思います。でも踊っていれば元気だし、不健康だなんて意識もなくて。オーガニックやヘルシーなんて考えは、むしろ拒絶していたぐらいです。

自分は疲れやすい体質で、それが年相応だし普通なんだと思い込んでいました。

それが、たまたまアンチエイジング医療のクリニックに出向したのをきっかけに、自分の体を調べてみたら、驚くほどボロボロ。症状として出ていないから気がついてなかっただけだったんです。血液状態、栄養状態、老化…ひとつひとつ立て直し始めたら、みるみる体調がよくなりました。

そこから、アンチエイジングの学会で情報を得ていくと、もっと健康になれるかもと思えてきて。老化は治療できる、と断言している先生がいるのも印象的で、こんな分野があったんだ! と俄然興味が湧くようになりました。もともと専門だったリハビリや形成の分野も合わせて、総合的なアプローチができるかなって。

二度寝が当たり前だったのに、健康になっていくと自然に体が動いて、二度寝なんてできなくなる。自分の体が変わっていくのがすごく面白くて。体が変わるのに比例して、生活もどんどん変わっていきました」

健康意識を底上げしたことで、リアルに現実が変わっていく。そのことを身をもって体験したからこそ、エイジングの基本、いや人生の基本は“健康”であると痛切に感じている。

「自分を大事にしないと、他人からも大事にされない。よく言われることだけれど、本当にその通りでした。健康がちゃんとしていないときは、恋愛だって全然うまくいってなかった。でも、体調を整えて、自分のことを大切にし始めたら、ちゃんと大切にしてくれる人が現れたし、相手のことも大切にしようと思えるようになりました。“健康でいる”とは、自分を見直して自分を大事にしようという意識の表れ。単に病気をしない、ということだけではないんですよね」

自分で自分を大事にする。言葉にすれば簡単だけれど、それを実践するとなると、いったい何から始めていいのかわからない。実はそれこそ、彼女の“ドラマな人生”の道のりだった。“ドラマティック・エイジング”へとたどりついた、波乱万丈の日々については、次回以降のお楽しみ…。 

天現寺ソラリアクリニック院長

松宮敏恵

1979年生まれ。天現寺ソラリアクリニック院長。形成美容外科医、日本形成外科学会専門医、抗加齢学会専門医、リハビリテーション科学会専門医、分子栄養医学認定医。形成美容外科・リハビリテーション科・分子栄養学の3つの観点から、見た目・身体機能・栄養からのアンチエイジング医療を提唱している。美しくなるためには外面と内面(主に食事)両方からのアプローチが大事!がモットー。
公式サイト
天現寺ソラリアクリニック 

撮影/萩庭桂太


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