デバイスの本来の意味
デバイスは、現在一般的に使われる意味とは異なる意味で使用されていた言葉です。もともと“デバイス”とは「仕掛け」「道具」「装置」「機械」「部品」などを意味する英単語でした。
そのほかにも意味がたくさんあり、「工夫」「方策」「考案」「図案」「意匠」「策略」「たくらみ」もデバイスが表しているものです。同じ言葉でもまったく違った意味を表現しているケースがあるため、注意しましょう。
PC用語としてのデバイスの一般的な2つの意味
デバイスは一般的に、PC関連の用語として使われることがほとんどです。日常的に用いられているPC用語としての使い方にも、2つの意味があります。その主な意味は以下のとおりです。
1.iPhone・Androidなどの情報端末
2.外部ストレージなどの周辺端末
それぞれの意味について詳しくチェックしていきましょう。
1.iPhone・Androidなどの“情報端末”
PC用語として用いられるデバイスは、iPhone・Androidなどの情報端末を指します。スマートフォン以外にも、パソコンやタブレットなどの電子機器が含まれます。また、スマートウォッチやスマートグラス、スマート家電も情報端末です。
なお、情報端末とは、他の機械と接続をしなくても単体で稼働するものをいいます。
2.外部ストレージなどの“周辺端末”
また、PC用語として用いられるデバイスは、外部ストレージなどの周辺端末のことも指します。これは情報端末とは異なり、単体では稼働できない端末であり、他の機械と接続をすることでその能力を発揮するものです。
周辺端末の例としては、パソコンやスマートフォンに繋げて使うものがあげられるでしょう。ワイヤレスイヤホンやモニター、プリンター、キーボード、マウス、スピーカーなどが周辺端末です。
なお、パソコンなどの情報端末の中に含まれているCPUやメインメモリ、グラフィックメモリといった機器をデバイスと表現する場合もあります。
デバイスに関連する4つの用語の解説
デバイスに関連して使われている用語は多くあります。ここでは、よく使われている言葉や近年話題になっているものなど、デバイスと関連がある下記の4つの用語を解説します。
1.デバイスのセットアップ
2.デバイスマネージャー
3.ウェアラブルデバイス
4.医療IoTのデバイス
それぞれの意味を詳しくチェックしていきましょう。
1.デバイスのセットアップ
デバイスに関連する1つ目の用語は、デバイスのセットアップです。「セットアップ」とは、機器を利用可能な状態にできるように準備をおこなうことです。つまり、デバイスのセットアップとは、スマートフォンなどが使える状態になるように購入後設定をすることなどを指します。
なお、デバイスのセットアップという言葉は、情報端末に対してだけではなく周辺端末に対しても使います。例えばマウスなどの周辺端末をパソコンが反応するように初期設定をおこなうケースです。
2.デバイスマネージャー
デバイスに関連する2つ目の用語は、デバイスマネージャーです。「マネージャー」という言葉は管理を意味します。つまり、デバイスマネージャーとは機械の動きを管理する目的で搭載されているシステムのことです。
パソコンでいうデバイスマネージャーは、すでにインストールされ接続済みになっているデバイスについて、設定の変更や動作確認などが可能なコントロールパネルを指します。もしもパソコンが不調な際には、デバイスマネージャーのチェックがおすすめです。
使用しているパソコンがWindows10のケースにおけるデバイスマネージャーの確認方法をご紹介します。まずは画面右下のスタートボタンを右クリックし、表示されたメニューの中からデバイスマネージャーを左クリックすればチェックが可能です。
3.ウェアラブルデバイス
デバイスに関連する3つ目の用語は、ウェアラブルデバイスです。ウェアラブルデバイスは、スマートフォンやパソコンなどと同じく情報端末にあたります。
それらと違う点は、まるで衣服や装飾品のようなイメージで身につけて使えるコンピューターだということです。腕時計のように身に付けられるスマートウォッチや、メガネのように装着できるスマートグラスなどがあげられます。