「厚く御礼申し上げます」
「厚い」
心入れの程度が大きい。いたわりの心が強い。「御礼」
感謝の気持ちを表すこと。また、その言葉や贈り物。(小学館『デジタル大辞泉』より)
「感謝」を大いに表して、謙譲の「申し上げます」を使用していますので、ビジネスシーンで使うのも良いでしょう。一方、同僚などに使うには仰々しい印象を与えます。
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「誠に感謝申し上げます」の言い換え表現を例⽂でチェック
「感謝申し上げます」の言い換え表現を見ていきましょう。
「この度は大変お世話になりまして、感謝に堪えません」
感謝の気持ちを抑えられないというニュアンスです。相手に気持ちを伝えるには、十分な感情表現ですね。
「高校の担任には、感謝してもしきれない」
どれだけ「感謝」を尽くそうとも、それでは足りないくらい「感謝」をしているという意味。この言葉を伝えられた相手は、悪い気持ちはしないはずです。だからといって、日常のちょっとしたことで「感謝してもしきれない」と言ってみたり、日頃より多用すると周りから鬱陶しく思われるかもしれません。本当に「感謝」すべきことをしてくれた方に使うことをおすすめします。
「感謝申し上げます」の英語表現とは?
では、「感謝申し上げます」を英語で表現するとどうなるのでしょうか。
「I sincerely appreciate … 」(とても…に感謝しています)
丁寧な文章なので、ビジネスにおいても使用可能です。「appreciate」の後ろには、「感謝」の対象になるものが続きます。
「My deepest thanks to…」(とても深い感謝を…に)
この表現も深い感謝の気持ちを表現できます。「…」の後に「感謝」をする対象を続けます。似たようなものに、「the bottom of one’s heart.」という表現も。
「I’m grateful for your…」(あなたの…に感謝しています)
メールなど文章で「感謝」の気持ちを伝える場合は、「thank you」ではなく「grateful」を使うとよいでしょう。
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