Domani

働く40代は、明日も楽しい!

 

LIFESTYLE働く

2021.09.27

〝申し上げます〟をビジネスで使う際の注意点とは?

〝申し上げます〟とは、「言う」の謙譲語である「申し上げる」という言葉に丁寧語の「ます」を組み合わせたものです。丁寧な表現なので、ビジネスシーンでよく使われる言葉でもあります。今回は「申し上げます」の意味や注意点などをご紹介します!

Tags:

【目次】
「申し上げます」の意味や注意点とは?
使い方を例文でチェック!
類語や言い換え表現とは?
英語表現とは?
最後に

「申し上げます」の意味や注意点とは?

「申し上げます」の意味やビジネスシーンで使う際の注意点を見ていきましょう。

申し上げます

意味

「申し上げます」は、「言う」の謙譲語である「申し上げる」という言葉に丁寧語の「ます」を組み合わせたものです。自分の意見を相手に伝えるときなどに「申します」ではなく、「申し上げます」とすると、相手を敬い立てる表現にすることができます。

ビジネス文書やメールの冒頭に使われる「平素は格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます」という挨拶文を目にした方も多いのでは?もう少しわかりやすい表現にすると、「いつも特別にお心遣いいただき、本当にありがとうございます」と伝えています。感謝の挨拶を「言わせていただく」という意味を、へりくだり相手を敬う「申し上げる」としているのです。

ビジネス等で使う時の注意点

メールやビジネス文書で書く場合には、「申しあげます」とひらがなで書くよりも「申し上げます」と漢字で書く方が一般的であり、適切です。

また、「申し上げます」という言葉は、自分自身が言う(書く)場合に使うため、相手が「言う」場合には、「言う」の尊敬語である「おっしゃる」が適切です。

商談などの場面で「つまり、〇〇〇ということですね?」とクライアントが言った場合に「〇〇様がおっしゃるとおりでございます」とします。「〇〇様が申されるとおりでございます」という表現は誤り。意外と間違って使う方がいるので、注意しましょう。申し上げます

使い方を例文でチェック!

「申し上げます」を使った例文を見て、実際のビジネスシーンでも使えるようにしましょう。

1:よろしくお願い申し上げます

ビジネスシーンでは最もよく使うフレーズかもしれません。例えば、「今後ともお引き立てくださいますようお願い申し上げます」は、取引先へのメールの結び言葉として使われています。さらに身近な使い方の例を挙げると、新年のご挨拶をする際、「本年もどうぞよろしくお願い申し上げます」。皆さんも使っていませんか?

2:御礼申し上げます

「ありがとうございます」という感謝の気持ちを伝えるときに使います。例えば、「本日は当セミナーにご参加いただき、心より御礼申し上げます」のように口頭で使う場面もありますね。

メールや文章で使う例を見てみましょう。セミナー参加者に後日メールで再度連絡をする際には、「先日はご多用中、当セミナーにご参加いただき、改めて御礼申し上げます」ともう一度謝意を伝えたい場合などに「改めて」をつけて表現することも。当日にお礼を伝え、後日にもう一度お礼を伝えることは、受け取った側もとても好印象を持つのではないでしょうか。

3:お詫び申し上げます

相手に謝罪の気持ちを伝えたいシーンで使います。「お詫びしたいという気持ち」を「言う」ので、「お詫びいたします」ではなく、「お詫び申し上げます」が正しい表現です。「この度はご迷惑をおかけし、心よりお詫び申し上げます」のように使います。

「失礼申し上げます」を使う方がいますが、聞きなれない不自然な表現です。意図が、失礼なことを言ってしまったことを謝罪したい場合には「失礼なことを申し上げ、お詫び申し上げます」と伝えましょう。また、相手の前を横切ってしまうような場面で、申し訳ない気持ちを伝えるのであれば「失礼いたします」が自然な使い方ですね。

類語や言い換え表現とは?

続いて、「申し上げます」の類語や言い換え表現を見ていきましょう。

申し上げます

1:申し述べる

目上の人などに対してものを「言う」ことを敬語で「申す」、言葉を連ねて言い表すことを「述べる」といいます。言葉を連ねて順を追って言うことを指します。しかし、「申し述べる」は「申し上げる」よりも使用頻度は低いかもしれません。使い方は、「新商品の販売状況を申し述べます」のように使います。

2:申し出る

「申し出る」は、自分自身の意見や希望などを自分から言って出ること。自らの意図を相手に伝えることを意味します。使い方としては、「恐れ入りますが、お手元に資料がない方はお申し出ください」という例だとわかりやすいですね。セミナーなどで、主催者側はすでに配っているはずだというニュアンスで伝えつつ、「もしもない場合は自分から言ってくださいね」ということを伝えています。

3:いたします

「申し上げます」と「いたします」はビジネスシーンではよく使う表現ですね。例えば「よろしくお願い申し上げます」と「よろしくお願いいたします」。どちらも相手に何かを依頼するような場面に使います。どちらも間違った表現ではありませんが、どのように使い分けをすれば良いのでしょうか。

例を挙げて見ていきましょう。「こちらの書面に捺印をお願いいたします」は、相手に捺印という作業をお願いしている文面です。対して「キャンセルが出ましたらお知らせ申し上げます」は、キャンセルが出た場合はこちらから連絡しますと伝えています。

相手に行動してもらうなど何かをお願いする場合「いたします」、自分自身が何か行動をする場合には「申し上げます」を使うのが良いでしょう。申し上げます

英語表現とは?

英語表現には「申しあげます」という謙譲語の概念はありません。様々なシーンで相手に気持ちを使える際に使う英語表現を紹介します。

1:I’d like to express my sympathies.

(お見舞い申し上げます)

2:I’d like to thank you from the bottom of my heart .

(心より感謝申し上げます)

3:Please accept my condolences.

(お悔み申し上げます)

最後に

「申し上げます」。丁寧な表現なので、ビジネスシーンではよく使われています。間違いやすい「それは部長が申されましたか」などの、尊敬語「おっしゃる」と混同した使い方をしないよう気をつけましょう。「それは部長がおっしゃいましたか」が正しい伝え方ですね。プライベートでは、季節の挨拶や家庭に届く手紙などでも目にする言葉。少し意識して見てみるといいかもしれません。

トップ画像・アイキャッチ/(C)Shutterstock.com

こちらの記事もたくさん読まれています
「ですが」の正しい使い方って?類語や英語表現、ビジネスシーンでの注意点をご紹介
〝お送りいたします〟ってそもそも正しい?ビジネスで使用する際の注意点をご紹介

Domaniオンラインサロンへのご入会はこちら

Read Moreおすすめの関連記事