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LIFESTYLE 挨拶・マナー

2023.11.11

〝申し上げます〟をビジネスで使う際の注意点とは?

 

申し出る

「申し出る」は、自分自身の意見や希望などを自分から言って出ること。自らの意図を相手に伝えることを意味します。使い方としては、「恐れ入りますが、お手元に資料がない方はお申し出ください」という例だとわかりやすいですね。セミナーなどで、主催者側はすでに配っているはずだというニュアンスで伝えつつ、「もしもない場合は自分から言ってくださいね」ということを伝えています。

いたします

「申し上げます」と「いたします」はビジネスシーンではよく使う表現ですね。例えば「よろしくお願い申し上げます」と「よろしくお願いいたします」。どちらも相手に何かを依頼するような場面に使います。どちらも間違った表現ではありませんが、どのように使い分けをすれば良いのでしょうか。

例を挙げて見ていきましょう。「こちらの書面に捺印をお願いいたします」は、相手に捺印という作業をお願いしている文面です。対して「キャンセルが出ましたらお知らせ申し上げます」は、キャンセルが出た場合はこちらから連絡しますと伝えています。

相手に行動してもらうなど何かをお願いする場合「いたします」、自分自身が何か行動をする場合には「申し上げます」を使うのが良いでしょう。申し上げます

英語表現とは?

英語表現には「申しあげます」という謙譲語の概念はありません。様々なシーンで相手に気持ちを使える際に使う英語表現を紹介します。

I’d like to express my sympathies.

(お見舞い申し上げます)

I’d like to thank you from the bottom of my heart .

(心より感謝申し上げます)

Please accept my condolences.

(お悔み申し上げます)

最後に

「申し上げます」。丁寧な表現なので、ビジネスシーンではよく使われています。間違いやすい「それは部長が申されましたか」などの、尊敬語「おっしゃる」と混同した使い方をしないよう気をつけましょう。「それは部長がおっしゃいましたか」が正しい伝え方ですね。プライベートでは、季節の挨拶や家庭に届く手紙などでも目にする言葉。少し意識して見てみるといいかもしれません。

トップ画像・アイキャッチ/(C)Shutterstock.com

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