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2021.05.05

「つまらないものですが」は失礼にあたる?正しい意味と使い方、例文をご紹介

贈り物をするときに、一言添えられる「つまらないものですが」という言葉。取引先や目上の人に対して使われる言葉なので、正しく使用したいと考える人も多いのではないでしょうか。そこで今回は、「つまらないものですが」の意味や使い方、ビジネスで役立つ例文をご紹介します。

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【目次】
 ・「つまらないものですが」の意味
 ・「つまらないものですが」の使い方
 ・「つまらないものですが」は失礼なの?
 ・「つまらないものですが」の例文
 ・「つまらないものですが」の言い換えや類語表現
 ・外国語で使う場合のワンフレーズ
 ・「つまらないものですが」を正しく使おう!

「つまらないものですが」の意味

それでは、「つまらないものですが」の意味からチェックして見ましょう。

つまらないものですが

(C)Shutterstock.com

■「つまらないものですが」は謙遜する言葉

「つまらないものですが」は、「取るに足らない」という意味です。取引先や目上の人に対して贈り物を差し出す場合に添えることが多いですが、ただ、注意しなければいけないのは、本当につまらない物を送るわけではないということです。

「つまらないものですが」は、「立派なあなたを前にすると贈り物がつまらないものに見える」という意味合いが含まれています。相手を立てて自分をへりくだる謙遜表現のため、取引先や目上の人にも使える便利な言葉なのです。

■語源は新渡戸稲造の著書「武士道」

「つまらないものですが」の語源は、世界的大ベストセラーになった新渡戸稲造の著書『武士道』から来ています。この著書では、日本人ならではの生き方を基にした武士道のあり方が解説されています。書籍の武士道は英語で出版され、その後日本語に翻訳されて出版されました。

その武士道の一説に「つまらないものですが」の記載があり、日本の奥ゆかしさを表す大和言葉として解説されています。武士道の初版は1900年なので、「つまらないものですが」は明治時代から親しまれている言葉ということです。

「つまらないものですが」の使い方

次は、「つまらないものですが」の使い方を解説します。贈り物を受け取った場合の返事の仕方も紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

■取引先に贈り物を渡すときに使用する

「つまらないものですが」は、お礼の品やお土産を渡すときに使用される言葉です。贈り物を渡すときに「つまらないものですが」と前置きすることで、相手に敬意を示すことができます。

ただし、相手によっては「つまらないものですが」の意味を知らない人もいます。この場合は「失礼な人だな」という印象を与えてしまう可能性もあるので、注意しなければいけません。

■人間関係を円滑にするクッション言葉

「つまらないものですが」は、ビジネスの人間関係を円滑にするクッション言葉です。「つまらないものですが」を付けるだけで相手に丁寧な印象を与えられるため、良好な人間関係を築けてビジネスを円滑に進められます。

また「つまらないものですが」は、書き言葉より話し言葉として使用されるのが一般的です。業務で取引先と直接会う機会が多い人は、「つまらないものですが」を使う場面も多くなるので覚えておくことが望ましいです。

■贈り物を受け取った場合の返事は?

取引先や目上の人から「つまらないものですが」と一言添えてお礼の品やお土産など贈り物を受け取ることもあるでしょう。そんなときは、誠意を込めて感謝の気持ちを伝えるのが望ましいです。

「つまらないものですが」に対する返事は、さまざまな言い方がありますので、返事は状況に合わせて使い分けましょう。

【例】
・お心遣いありがとうございます
・ご丁寧にありがとうございます
・結構なお品物をいただきありがとうございます

「つまらないものですが」は失礼なの?

使う相手によっては、「つまらないものですが」が失礼にあたるか不安に感じる人も多いのではないでしょうか。そこで、「つまらないものですが」が好まれない理由を紹介します。

つまらないものですが

(C)Shutterstock.com

■意味が正しく伝わらないことがある

本来、「つまらないものですが」は相手を立てて自分をへりくだる謙遜表現で、取引先や目上の人にも使える便利な言葉です。 ただ、相手によっては「つまらないものですが」の意味を知らない人もいます。

そのため、「つまらないものですが」を文字通りに受け取ってしまう場合もあるのです。相手に誤解されることを避けるために、あえて「つまらないものですが」の使用を控える人もいます。

■謙遜する必要がないという風潮も

人によっては「つまらないものですが」を添えてまで、自分を謙遜する必要はないと考える人がいることを覚えておきましょう。 謙遜する必要がないという風潮が少しずつ広まり、ビジネスの場面でも徐々に使用される機会が減っていることも事実です。

相手の受け取り方もさまざまなので、判断が難しいときは使用することを避けたほうがいい場合もあります。

「つまらないものですが」の例文

次は、ビジネスの場面で使用できる「つまらないものですが」の例文を紹介します。さまざまな伝え方があるので、相手や状況に合わせて使い分けましょう。

【例】
・先日は〇〇にて大変お世話になりました。つまらないものですが、どうぞお受け取りください
・こちらつまらないものですが、気に入っていただけますと幸いです

「つまらないものですが」の言い換えや類語表現

「つまらないものですが」という表現は、相手によって受け取り方がさまざまです。使っていいか迷ったときは、同じニュアンスで使える類語を使用するのがおすすめ。ここからは、「つまらないものですが」の言い換えや類語表現を見ていきましょう。

つまらないものですが

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1.「ささやかですが」

「つまらないものですが」に言い換えられる「ささやかですが」。「ささやか」とは、あまり目立たないこぢんまりしたものを意味する言葉です。「つまらないものですが」と同じく謙遜言葉で、取引先や目上の人に使えます。

【例】
・本日は〇〇にご招待いただきまして、誠にありがとうございました。ささやかですが、こちらをお受け取りください
・先日は〇〇にて大変ご迷惑おかけいたしました。ささやかですが、お詫びの品をお持ちいたしました

2.「心ばかりの」

「心ばかりの」も「つまらないものですが」に言い換えられる言葉です。謙遜言葉なので取引先や目上の人に使えるだけでなく、相手に間違った解釈をされる心配もありません。

【例】
・心ばかりの品ですが、お受け取りくださいませ
・先週は〇〇にて大変お世話になりました。心ばかりの品をお送りいたしましたので、どうぞお受け取りくださいませ

3.「ほんの気持ちですが」

「ほんの気持ちですが」は、分量が少ないときによく用いられる「つまらないものですが」に言い換えられる言葉です。「つまらないものですが」のように意味を誤解される心配もないため、ビジネスでも頻繁に使用されます。

【例】
・大変お世話になっております。感謝の気持ちを込めて、ほんの気持ちばかりの品をお送りさせていただきました
・ほんの気持ちですが、どうぞお召し上がりくださいませ

外国語で使う場合のワンフレーズ

海外との取引が多いビジネスでは、お礼の品やお土産を渡すこともあるでしょう。そんなときは、英語で「つまらないものですが」と一言添えたいこともあるはずです。そこで、ここでは外国語で使う場合のワンフレーズを紹介します。

つまらないものですが

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<英語>

贈り物を渡すとき「つまらないものですが」と英語で使いたい場合は、「little」や「small」を使用して「つまらないもの」を表現するのが一般的です。

【例】
・This is a small something.(つまらないものですが、贈り物になります)
・Here’s something I thought you might like, please accept it.(つまらないものですが、どうぞお受け取りください)

<韓国語>

韓国語にも、「つまらないものですが」と似た表現があります。ただ、お土産やお礼の品によって使われる表現が違うので注意して使いましょう。

【例】
・마음에 드실 지 모릅니다만/イベ マジュシルチ モルムニダマン(お気に召されるか分かりませんが)
・입에 맞으실 지 모릅니다만/イベ マジュシルチ モルジマン(お口に合うか分かりませんが)

「つまらないものですが」を正しく使おう!

お礼の品やお土産を渡すときに使える、「つまらないものですが」の言葉。謙遜表現で取引先にも目上の人にも使用できる便利な言葉ですが、相手によっては誤解されることもあります。言い換えや類語表現をうまく使い分けながら、感謝の気持ちを伝えましょう!

トップ画像・アイキャッチ/(C)Shutterstock.com

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