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【目次】
トースターラックは2種類ある
トースターラックは大きく分けて二つのタイプがあります。それぞれの特徴を見ていきましょう。
安定感のある「平置きタイプ」
キッチンカウンターや作業台の上に置いて使用する平置きタイプは、キッチンのスペースに余裕がある家庭におすすめです。
平置きタイプのメリットは、安定感があること。普段から使いやすいだけでなく、地震など万が一のときにも、トースターの転倒や転落のリスクを軽減してくれます。特に小さい子どものいる家では、注目したいポイントです。安定性を生かして、トースターを置く他にもキッチン周りのこまごまとしたものを収納できる棚が付いているものが多く展開されています。
収納が2段・3段のものや、スペースに合わせて幅を調節できるものなど、自宅のキッチンに置いたときの使いやすさを考えて選ぶとよいでしょう。
電子レンジ上に置く「省スペースタイプ」
キッチンにトースターのためのスペースを確保するのが難しい場合に便利なのが、電子レンジの上を利用する省スペースタイプです。電子レンジの上にトースターラックを直接置くタイプと、電子レンジを囲むように置く棚タイプがあります。
直接置くタイプは、電子レンジの上だけでなく、冷蔵庫や食器棚の上などに置くときにも使えるのがメリットです。電子レンジなど家電製品の上に置くときは、熱が伝わるので耐熱・断熱素材かどうか確認が必要です。
電子レンジの上に空間があれば、棚タイプがよいでしょう。電子レンジとトースターの間にスペースがあるため、熱がこもりにくく、収納力も高いのが特徴です。ただし、電子レンジのサイズをきちんと測ることを忘れないようにしましょう。
トースターラック選びのポイント
トースターラックは、他にどのような点をチェックすればよいのでしょうか。購入を検討しているときに注目したい選び方のポイントを見ていきましょう。
ラックのサイズで選ぶ
サイズを確認せず「多分大丈夫だろう」と買ってきたら、スペースに収まらなかった、電子レンジが入らなかった、という話は意外と多いもの。トースターラックを購入するなら、どちらのタイプを選ぶにしても、幅や奥行き、高さなど、サイズは必ず確認しましょう。
サイズの外寸と内寸の違いを知っておくことも重要です。外寸は、ラックの素材の厚みや、落下防止の縁などを含んだ長さ、内寸はそれらを除いて、実際に収納に使える長さを示しています。購入を検討するときは、内寸をチェックすると安心です。
トースターや電子レンジを買い替えても使いたい場合や、サイズを測ってくるのを忘れてしまったときは、幅や高さの調節できるトースターラックを選ぶとよいでしょう。
設置するのに十分なスペースがあるか確認は必須
トースターラックのタイプにかかわらず、設置するのに十分なスペースがあるかどうかの確認も必須です。置いてみたものの、傾いたり一部が宙に浮いたりしてしまうことのないよう、購入する前に設置予定のスペースは測っておきましょう。
他に置けないからと不安定な場所に置いたり、家電の上に置いたものにさらに重ねたりするのはNG。トースターやトースターラックそのものの落下や転倒、破損にもつながりかねません。
安全性を確保するためにも、キッチンカウンターや家電、電子レンジの上からトースターラックがはみ出さないか、棚タイプなら電子レンジやトースターが内側にしっかり収まるかをチェックして購入しましょう。
耐熱素材のものを選ぶ
トースターラックはトースターを使うときの熱で変形する恐れがあるため、耐熱素材で作られたものを選びましょう。熱に強いスチール製・ステンレス製のものや、天板の素材が熱の伝わりにくい大理石製、耐熱処理済みの木製のものがおすすめです。
トースターラックに限らず、電子レンジの上にものを置く場合は、電子レンジの熱を逃がすためのスペースを確保することが推奨されています。その距離はメーカーによって異なるため、説明書で確認しましょう。
オープンタイプ(コの字型)のトースターラックは熱がこもりにくいため、電子レンジの上に置くのにも適しています。
耐荷重も確認
一般的なトースターの重さは2~3kgですが、グラタン皿などある程度重さのあるものを入れることを想定すると、トースターラックの耐荷重は5kgは欲しいところです。
トースターラックとしてだけでなく、電気ポットやコーヒーメーカーなどの調理家電、調理器具などの収納にも使いたいなら10kgぐらいあるものを選ぶとよいでしょう。特に、2段・3段タイプの上段にトースターを置くなら耐荷重はしっかり確認することが必要です。
ただし、耐荷重が十分あるからとあれもこれもと詰め込ないようにしましょう。不安定になったり、使い勝手が悪くなったりする恐れもあるためです。特に、電子レンジの上に置くタイプは注意が必要です。
収納力もチェック
パンのストックやカットボードなどの調理器具、キッチン周りのツールなどもまとめて収納するなら、棚などの収納スペースのあるものや、大きめのサイズのラックを選ぶとよいでしょう。
また、収納力を重視するなら、平置きで段のあるタイプや引き出し付きのタイプがおすすめです。安定性が高く、より多くのものを収納できます。ラックの横にフックが付いていると、キッチンツールなどを掛けられるので、より収納力がアップします。
ただし、前述したように電子レンジの上に置くタイプは注意しましょう。不安定になり、ラックそのものの変形や破損につながることも考えられます。
平置きタイプのおすすめラック
安定性や収納力を重視するなら、平置きタイプのトースターラックがよいでしょう。キッチンの一部として活躍してくれる、おすすめの3点を紹介します。
山崎実業 「トースターラック プレート」
スチール製のシンプルなトースターラックです。上段にトースターを置くタイプなので、天板の下は収納に使えます。トースターが発する熱がこもる心配もありません。
天板の下は約18cmの高さがあるため、トースター周りで使うナイフやボード、皿などの他、山型の食パンも潰さず保存可能です。天板の耐荷重は約10kgなので、市販されている一般的なサイズのトースターなら無理なく置けます。
両サイドにはフックを掛けられるバーが付属しており、1個あたりの耐荷重が約250gの専用フックが4個セットになっています。キッチンカウンターに置けば、調理によく使うツールを掛けておいてもよいでしょう。すっきり片付くだけでなく、見た目もおしゃれに演出してくれます。
商品名:山崎実業 トースターラック プレート
山善 「キッチンサポートラック」
前面に天板を支える脚のない、コの字型のトースターラックです。内寸の高さは約23cmあり、前面が広いため天板の下の出し入れがしやすく、さまざまな用途に使えます。
耐荷重は4kgあるので、市販のトースターを置くのには十分です。また、後ろ側の脚には補強用のサポートバーも付いています。
天板は熱や水に強いメラミン樹脂製。お手入れも簡単なため、トースターラックとしての機能はもちろん、作業スペースを広げるのにも役立つおすすめの商品です。
商品名:山善 キッチンサポートラック
ニトリ 「トースターラック」
工具を使用しなくても組み立てられる、スチール製のトースターラックです。収納部分の高さは約12.4cmと低めですが、ラップやアルミホイルなどをしまうには十分なスペースがあります。
トースターラック全体が軽いのも特徴。ワイヤー状のスチールやワイヤーネットを使用しているため、女性でも掃除や配置換えの際に楽に動かすことができます。耐荷重は約5kgあるので、一般的なサイズのトースターなら問題なく置けます。
また、トースターラックが主張しすぎないため、どんなキッチンにもなじむのもポイントです。平置きタイプですが、耐荷重内であれば電子レンジの上にも置ける仕様です。
商品名:ニトリ トースターラック
公式:購入はこちら
省スペースタイプのおすすめラック
電子レンジや冷蔵庫など、家電の上に置けるのが省スペースタイプのメリットです。コンパクトなキッチンや、トースターの置き場所を確保できない場合におすすめのトースターラック3点を紹介します。
ホクリク総業 「洗えるバスケット付きレンジ上ラック」
収納部分にぴったり収まる、専用のバスケットが付属したトースターラックです。ポリプロピレン製のバスケットは耐久性に優れており、汚れても水洗いできます。耐熱温度も120℃あるため、電子レンジの上に置いても変形したり破損したりする心配がありません。
ウレタン樹脂を塗装した天板は、耐荷重が5kgあります。汚れや傷が付きにくく、毎日のお手入れも拭き取るだけと簡単です。スチール部分もメラミン樹脂を焼き付け塗装しているので水にも強く、調理台に平置きすることもできます。
スチール製の本体に、ナチュラルカラーのラバーウッド製天板とバスケットが、キッチンをおしゃれに演出してくれるでしょう。
商品名:ホクリク総業 洗えるバスケット付きレンジ上ラック
平安伸銅工業 「レンジ上ラック」
シンプルながら、安全に使用する工夫が詰まったトースターラックです。四隅の脚に「耐熱シリコン製すべり止めキャップ」をはめ込むことで、電子レンジなどの上に置くときの安定性を高めています。シリコンゴムの耐熱温度は約200℃で、電子レンジが熱くなっても使用可能です。
スチール製の天板には、左右と後ろ側の3方向に落下防止のガードが付いています。耐荷重は天板で約7kg、収納部分で約3kgの計10kgあるため、トースターだけでなく調理家電やキッチンツールなどの収納が可能です。
高い安定性や収納力がある一方で、本体は約1.7kgと軽量です。組み立てもプラスドライバー1本でできるので、1人でも簡単に設置ができるでしょう。
商品名:平安伸銅工業 レンジ上ラック
パール金属 「レンジ上ラック」
丈夫なワイヤー状のスチール製トースターラックです。収納部分はワイヤーネット、天板はパンチング加工をしたスチール製なので、電子レンジ上に置いても熱がこもりにくいのが特徴です。
脚に付属のパーツをはめ込むことで、電子レンジから少し浮いた状態になるので、熱を逃がしやすくなります。脚のパーツはすべり止めにもなるため、レンジ上にも安定して設置できます。
天板は外れませんが、ポリエチレン塗装をしたスチールを使用しているため、丸洗いも可能です。約1.6kgと軽量なので、女性でも手軽に扱えるでしょう。本体は軽量でも、耐荷重は約5kgあるのでトースターも置けます。
シンプルでスタイリッシュなデザインはキッチンの雰囲気を選ばず、使い勝手がよさそうです。
商品名:パール金属 レンジ上ラック
伸縮・棚可動ができるおすすめのラック
これからトースターや電子レンジを買うという人や、引っ越しの多い人におすすめなのが、高さや天板の長さを調節できるトースターラックです。状況に応じたサイズで使えるおすすめの3点を見ていきましょう。
ベルカ 「キッチン レンジ上ラック伸縮」
電子レンジ上が収納スペースになる、コの字型ラックです。スチール製の天板は幅40〜60cmまで、置くものに合わせて伸縮できます。オープンタイプなので、電子レンジだけでなく冷蔵庫などの家電の上に置いても熱がこもりにくいのがメリットです。
本体は丈夫なスチールパイプを使用しており、耐荷重は10kgあります。また、天板の下は約40cmの高さがあるため、天板を広めに調節して、トースターと一緒にパンを保管したり、パン切りナイフやボードをまとめて置いたりすることも可能です。
商品名:ベルカ キッチン レンジ上ラック伸縮
BESONT 「レンジ上ラック」
スチール製で頑丈な作りのレンジ上ラックです。太さ約2cmのフレームに厚さ1.8cmの天板を組み合わせることで、耐荷重は驚きの約30kgを実現。幅が45〜65cmまで調節可能で、横幅60cmまでの電子レンジを置くことができます。
脚はすべり止めの吸盤付きなので、万一のときの落下のリスクを軽減します。天板の左右も高くなっているため、置いたものが落ちにくい上、つり下げ用のフックを掛けて収納力をアップすることも可能です。
重厚なデザインですが、置いてみると意外にどんなキッチンにもなじみ、圧迫感もありません。トースターだけでなく、こまごまとしたものをまとめて収納することでスペースを有効活用できるラックです。
商品名:BESONT 「レンジ上ラック」
山崎実業 「トースターラック ワイド」
天板の高さを棚下21.5~31.5cmまで調節できるトースターラックです。電子レンジや鍋など、収納するものに合わせて変えられるため、スペースを無駄なく利用できます。
本体と天板は丈夫なスチール製で、裏面には補強用のバーもあります。天板は約20kgの耐荷重があるので、トースターだけでなく、コーヒーメーカーや鍋など、ある程度重さのある家電を置いてもよいでしょう。
本体フレームに掛けられる、専用のフックが付属しています。1個あたりの耐荷重は250gですが、鍋つかみや鍋敷きなど、トースターや電子レンジを使うときに必要なものを掛けるには十分です。
商品名:山崎実業 トースターラック ワイド
収納が充実したおすすめのラック
キッチンでよく使うものをまとめて収納して、作業効率を上げたいという人にもトースターラックはおすすめです。特に収納力に注目したい3点を紹介します。
ディノス 「トースターラック」
大小2段の引き出しが付いた、平置きタイプのトースターラックです。デッドスペースになりがちなラックの下を収納スペースとして活用できます。
幅は60cm、天板の耐荷重は約10kgあるので、大型のトースターや炊飯器も置けます。コーヒーメーカーや電気ポットなどの家電置き場所にしてもよいでしょう。
上段の浅い引き出しはラップやアルミホイルなど長さのあるものや、コーヒーやお茶、調味料といった湿気が気になるものをしまっておくのにぴったりです。下段は深さがあり、収納に困るカセットコンロがすっぽり収まるよう設計されています。
お手入れしやすいメラミン焼付塗装のスチール製で、熱や油汚れ、水気にも強い耐久性のある作りです。
商品名:ディノス トースターラック
マックス・ジャパン「レンジ上ラック 2段」
クロムメッキを施したスチール製の、シャープな印象のラックです。天板の他に棚板が付属しており、2段収納が可能になっています。幅も最大80cmまで伸ばせるため、電子レンジやトースターの他にも小型家電やケトル、鍋などを収納することができます。
耐荷重は天板と棚板それぞれ約5kgです。トースターや小型家電を置くには十分でしょう。ただし、収納力が高い分、本体は6kgとやや重量があります。組み立てや長さを調節するときは、2人で行うと安心です。
ステンレス製の天板や棚板はお手入れしやすく、汚れやサビにも強いので長く使えます。耐久性に加えて、キッチンがプロの厨房のようになる機能性とデザインもポイントです。
商品名:マックス・ジャパン レンジ上ラック 2段
遠藤ワークス 「オーブントースターラック」
オーブントースターを置くだけでなく、収納庫としても使えるラックです。耐荷重約20kg、27lの大容量で、パンをはじめ調味料や缶詰、コーヒーなどがたっぷり収納できます。脚部はすべり止め付きで、すべったりがたついたりする心配がありません。
収納庫はフラップ式の扉で、ホコリや油汚れから収納したものをガードしてくれます。片手で軽々開け閉めできる操作性も見逃せません。マグネットにも対応しており、メモやレシピを留めておくことができます。
スタイリッシュでありながら、実用性も兼ね備えたトースターラックで、キッチンをすっきりとさせてくれるでしょう。
商品名:遠藤ワークス オーブントースターラック
キッチンをおしゃれに魅せるおすすめラック
キッチンをおしゃれに演出したい人にとっては、デザインもこだわりポイントの一つ。シンプルながらスタイリッシュなトースターラック2点を見ていきましょう。
ディノス 「伸縮式ステンレス棚 どこでもサポートラック 1段ハイタイプ」
クロムメッキのスチールフレームが、すっきりとした印象のコの字ラックです。シンプルながら存在感があり、幅は53.5cmから最大92cmまで伸ばすことができるため、キッチンに置けば作り付けの棚のようになじみます。
天板は汚れや熱、サビに強いステンレス製です。天板の耐荷重は約12kgあるため、トースターと小型家電を並べてもよいでしょう。天板下は32.5cmあり、熱がこもりにくいので大型のトースターや炊飯器も置くことができます。
伸縮する天板は、これからトースターを購入する人や、食器棚などの収納家具がキッチンに置けない人にもおすすめです。
商品名:ディノス 伸縮式ステンレス棚 どこでもサポートラック 1段ハイタイプ
UtaU 「トースターラック」
クラウドファンディングで注目され、商品化が実現したトースターラックです。天板には一般的なサイズのトースターがぴったり収まります。
引き出しの耐荷重は約3kgで、山型パンが1本すっぽり入る高さと奥行きがあります。その他にも調味料や缶詰、パスタなどの麺類など、たっぷり収納可能です。収納庫内の温度調査により、約230℃で30分トースターを使っても、0.8℃しか上昇しないと確認済みです。
引き出しの下にも約4cmの余裕があるので、ラップや布巾などを収納するとよいでしょう。引き出しの中や脚にはクッション材が使われており、傷やすべりを防ぎます。本体の角もケガ防止のために丸く加工済みです。
商品名:UtaU トースターラック
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