【目次】
・トースターの汚れの種類
・掃除前の準備
・トースターの掃除方法
・トースター掃除を楽にするコツ
トースターの汚れの種類
そもそもトースターには、どのような汚れが付いているのでしょうか? まずはトースターで発生しやすい汚れの種類について解説します。
パンくず・食べ物のカス
トースターの汚れの多くは、パンくずや食べ物のカスです。気づいたときにすぐ取り除ければよいのですが、落ちたことに気づかないケースもあります。
また、使用直後はトースターの内部が熱くなっているため「冷めてから掃除しよう」と考え、そのままうっかり忘れてしまうことは少なくありません。
そのままパンくずや食べ物のカスを放置して使い続けると、焦げてこびり付いてしまうだけでなく、加熱によって引火してしまう可能性もあるので危険です。
油・水分などの汁汚れ
トースターで加熱しているとき、食材から油や水分などの汁が出てきて、受け皿や焼き網に垂れてしまうことがあります。このような油や水分を拭き取らずに、そのままにしておくと繰り返し加熱されることで水分が蒸発し、焦げて固まってしまいます。
汁汚れはいったんこびり付いてしまうと、なかなか落とせません。嫌な臭いの原因になることもあるので、早めに掃除をして落とすことが大切です。
掃除前の準備
トースターの掃除をする際には、どのような準備が必要なのでしょうか? 掃除を始める前にやっておきたい準備について、見ていきましょう。
取り外せる部品を外す
まず感電やケガを防ぐため、電源プラグを抜いておきましょう。また、やけどをしないように、庫内が冷めてから掃除に入ることも重要なポイントです。
次に少しでも掃除がしやすくなるよう、取り外せる部品は全て取り外しておきます。一般的な形状のトースターの場合、受け皿と焼き網は取り外しが可能です。
中には、扉やスチーム管が外れるタイプもあるため、説明書をよく確認した上で、外せる場合は外しておきましょう。
大きな焦げはヘラでこそげ落とす
トースター内部をざっと見渡し、大きな焦げがある場合には、あらかじめヘラでこそげ落としておきましょう。大きな焦げが残ったまま掃除を始めると、スポンジやブラシが傷ついたり、こすってもなかなか汚れが落ちなかったりと、作業がスムーズに進みません。
焦げを取り除くのに、ちょうどよいヘラがなければ、プラスチック製のカードを代わりに使う方法も。いらなくなったポイントカードを使えば、掃除後にそのまま捨てられます。力を入れ過ぎて、トースター本体に傷を付けないよう注意しましょう。
また、フッ素樹脂加工された受け皿の場合、ヘラでこするとコーティングが剥がれてしまう場合があります。その場合は無理にこすらないようにし、洗剤で汚れを浮かせる方法がおすすめです。
トースターの掃除方法
掃除前の準備が終わったら、いよいよトースターの掃除に入ります。掃除に役立つ道具や、パーツごとの掃除方法を紹介します。
掃除に使える道具
トースター内部の汚れをこすったり拭き取ったりするには、スポンジ・メラミンスポンジ・歯ブラシ・雑巾・キッチンペーパーなどが役立ちます。手の汚れや荒れが気になる場合は、ゴム手袋も用意しておくとよいでしょう。
使用する洗剤はさまざまですが、重曹・セスキ炭酸ソーダ・クエン酸・オキシクリーンなどがあると便利です。アルカリ性の重曹やセスキ炭酸ソーダは、酸性の油汚れを落とすのに適しています。
ただし、アルミ製の部品に使用すると変色する可能性があるので、トースターの材質は事前にチェックしておきましょう。
また、トースター外側の水垢落としや内部の臭い消しには、クエン酸が活躍します。頑固な汚れには、酸素系漂白剤であるオキシクリーンを使うのも効果的です。
本体の洗い方
まずは、セスキ炭酸ソーダや重曹水を、本体の内部にまんべんなくスプレーしていきます。汚れに洗剤をしみこませるため、20分程度そのまま放置しましょう。
汚れが浮き出てきたら、メラミンスポンジや歯ブラシ・雑巾などでこすって落としていきます。このとき、強くこすり過ぎてトースターに傷が付かないように気を付けましょう。最後に、キッチンペーパーで洗剤が残らないように拭き取ればOKです。
汚れがひどい場所には、キッチンペーパーを置き、その上からスプレーをすると落ちやすくなります。それでも取れない頑固な焦げや汚れには、重曹ペーストを塗ってラップし、4時間程度置いてからこすり洗いをしてみましょう。
ヒーター部分の掃除と注意点
ヒーター部分があまり汚れていない場合は、中性洗剤を付けたタオルや布などで拭き、最後に水気を取れば完了です。焦げや汚れがひどい場合には、セスキ炭酸ソーダや重曹水をしみこませたキッチンペーパーでパックして、しばらく放置しておきます。
放置中に水分が蒸発すると効果が薄れるため、ラップで覆っておくと、洗剤の乾きを防げます。その後、ラップとキッチンペーパーを剥がして、乾いた布で拭き取りましょう。
ヒーター部分はガラスでできているので、強い衝撃や力が加わると割れてしまう可能性があります。汚れがなかなか落ちない場合でも、強くこすり過ぎないように気を付けましょう。
受け皿と焼き網の洗い方
受け皿と焼き網を洗うときには、スポンジや歯ブラシなどでざっと汚れを落としておきます。焦げ付きがある場合は、ヘラを使ってこそげ落としておくのがおすすめです。
その後、重曹ペーストをたっぷり塗って、乾燥しないようにラップで包みましょう。時間を置いて汚れが浮き出てきたら、メラミンスポンジや歯ブラシなどでこすって、汚れを落としていきます。
トースター掃除を楽にするコツ
トースターの使用頻度が高いと汚れはつきやすくなりますが、頻繁に掃除をするのは手間がかかります。しかし、日頃の使い方を少し工夫すれば、掃除の負担を減らすことも可能です。トースター掃除を楽にするためには、どのようなコツがあるのでしょうか?
受け皿をアルミホイルでカバー
パンくずや食べ物のカスがたまりやすい受け皿にひと工夫するだけで、掃除の手間を劇的に減らせます。方法は、受け皿の上面を覆うように、アルミホイルを巻き付けておくことです。
汚れたらアルミホイルを交換するだけなので、汚れがこびり付いてしまう心配を抑えられます。ただし、使用中にアルミホイルがヒーター部分に当たると、加熱によって燃えてしまう可能性があるため、受け皿にしっかりと巻き付けておきましょう。
また、アルミでできた使い捨ての受け皿も販売されているので、そういった商品を活用するのもおすすめです。
使ったあとはサッと掃除
あまり手入れをしないでおくと、トースターを使うたびに汚れが蓄積され、後々の掃除が大変になってしまいます。汚れがこびりついてしまう前に、サッと掃除をしてしまうのが、トースターをきれいに保つポイントです。
使用後は、トースターの内部が冷めたことを確認したら、簡単に掃除してしまいましょう。基本的にはパンくずや食べ物のカスを取り除き、軽く拭いておくだけでOK。毎回掃除するのが難しい場合は、週に1回程度の手入れを心がけましょう。
掃除しやすい製品を選ぶ
そもそも簡単にパーツを取り外せるトースターを選んでおけば、楽に掃除ができます。受け皿や焼き網だけでなく、扉やスチーム管まで取り外しができれば、隅々まで手入れが行き届くでしょう。
また、庫内の広さも重要なポイントです。掃除面積は増えますが、手や掃除道具を動かしやすいという点で、掃除が楽になります。
もし新しいトースターの購入を検討しているなら、掃除のしやすさも比較ポイントの一つとして検討しましょう。
トップ画像・アイキャッチ/(C)Shutterstock.com
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