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2021.09.28

意外とややこしい!【以降】の意味って?【以降】が示す範囲や【以後】など類語との違いを徹底解説

ビジネスシーンでよく使用される【以降】には、「ある時と、またそれ以降を含む」という意味があります。時間など、目に見えない抽象的なものについて述べる時に使われるため、少しわかりづらいですよね。今回は「以降」の意味や正しい使い方、類語などを徹底解説します。

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「以降」の意味とは?

以降

皆さんは、仕事やプライベートなどで予定を組むときに、「以降」という言葉を使ったことはありませんか?「5日以降なら大丈夫です」や「明日以降であれば、都合がつきます」などと使いますが、この場合「以降」とは、「5日」や「明日」も含むのでしょうか。まず、「以降」の意味から確認してみましょう。

意味

実は、「以降」とはもともと法律用語でした。「以降」は「いこう」と読みます。「以降」の「以」という漢字は、「使う」や「用いる」という意味が含まれています。そして「降」には、「後(のち)」という意味を持っているため、「ある時と、またそれ以降を含む」のが「以降」の意味になります。

「以降」は、年、月、日、時間を表す場合に使います。例えば、「15時以降」と言われた場合に「その時間を含むのか、それとも、15時は含まれず、15時よりも後のことを指すのか」と混乱した経験がある方もおられるかもしれません。「15時以降」とは「15時も含んでそれよりも後」を指します。

類語や⾔い換え表現にはどのようなものがある?

以降

「以降」という言葉の他に、時間の範囲を表す言葉があります。それぞれニュアンスが異なり、混乱しやすいので整理して使い分けないと、相手との認識の間に齟齬が生まれる可能性があるので注意が必要です。

1:以後

「以降」と特に似た言葉として挙げられるのが「以後」です。「以後」も「以降」と同様に「ある時を含んだそれから後」という意味になります。「以降」と「以後」の大きな違いは、「基準とする日」です。「以降」は、過去や未来の日時を境にしたある時間と、その後」という意味で使われます。一方で「以後」は、例えば「以後気を付けてください」というように、「今、この瞬間から後」というニュアンスで使われるのです。

2:以来

「以来」も「以降」と似た意味を持っています。例えば「あの日以来、よく眠れない日々が続いている」のように使います。この例文から分かる通り、「以来」は「ある時からの状態が、今まで継続している状況」を指す言葉です。過去から継続した状態を示す言葉なので、「明後日以来」など、未来を指す言葉と使われることはできません。

3:今後

「今後」は、漢字から意味を推測することが出来ます。「今後」とは、「今から後」や「この後」という意味です。「以降」や「以来」との違いは、起点が現在であるという点になります。具体的にいつから、という日時などは明記されません。

また、ビジネスシーンでも「今後」という言葉はよく使われます。例えば、取引先とこれからも友好的な関係を築きたい場合に、「今後とも」という言葉を使うことが可能です。「これからもずっと」というニュアンスが含まれているため、「今後ともよろしくお願いいたします」のように使うことで、「このまま終わるのではなく、この先も良い関係を続けていきたい」という意思を相手に伝えることが出来ます。

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