【目次】
・「マイペースな人」とは?
・「マイペースな人」の長所と短所とは?
・「マイペースな人」が向いている仕事とは?
・「マイペースな人」が向いていない仕事とは?
・「マイペース」に仕事をする方法とは?
・最後に
「マイペースな人」とは?
「マイペース」は、自分のことを表す「my」と、テンポや速度という意味の「pace」で成り立つ和製英語です。「マイペース」を辞書で調べると、「自分に合った速度、方法(小学館『デジタル大辞泉』より)」という意味。「マイペースな人」とは、「周囲にとらわれることなく、その人なりの速度で仕事や勉強を進める人」のことをいいます。
「マイペース」を言い換えると?
「マイペース」は、「細かいことを気にしない」や「気持ちに余裕のある人」という意味の「おおらか」や「おっとり」、「自然体」。または、「のんびりした人」や「焦ったりしない人」という意味合いがある「のんびり屋さん」と言い換えることができるでしょう。
また、「マイペース」を四字熟語で表すならば、「独立独歩」。「独立して自分の思うように歩んでいく」という意味の言葉です。
「マイペースな人」の長所と短所とは?
「マイペースな人」は、「自己中心的」などネガティブなイメージを持たれがちですが、マイペースだからこその取り柄もあります。「マイペースな人」の長所と短所をみていきましょう。
長所その1:周りに流されない
「マイペースな人」は、周囲の意見に流されることはありません。自分の意見や意思を持ち、それを貫き通す強さがあります。どんな時でも自分のペースを守るので、常に安定したパフォーマンスを発揮することができるでしょう。
長所その2:おおらかでポジティブ思考
「マイペース」な人は、おおらかでポジティブ思考。自分に集中しているため、他人と比較して競争することは、ほとんどありません。その結果、心に余裕を持つことができ、おおらかでポジティブな思考でいられるのです。
短所その1:時間にルーズ
自分のペースを大切にしている「マイペースな人」は、他人のペースに合わせることが苦手。常に自分の都合を優先して行動しがちです。そのため、自分のペースで用事をしていると、約束の時間に遅れることも多々あるでしょう。
短所その2:周りの人を振り回しがち
自分のペースを最優先してしまうため、周囲の人を振り回してしまいがち。気づかないうちに、周りの人にストレスを与えていることも少なくないようです。
「マイペースな人」が向いている仕事とは?
「マイペースな人」が仕事を選ぶ上で、大切なことは「自分のペースで仕事が行えるか」ということ。自分のペースを守りながら落ち着いてできる仕事が向いています。「マイペースな人」が自分のペースで、できる仕事の特徴をみていきましょう。
1:時間と場所を選ばない仕事
「マイペースな人」は、決められた時間に決められた場所へ行く仕事に、ストレスを感じることが多いでしょう。在宅ワークができる仕事やフリーランスなど、その日の体調や都合によって働き方を自由に決められる仕事であれば、「マイペースな人」は、効率よく作業をすることができるでしょう。
2:1人で作業できる仕事
「マイペースな人」は、チームワークが苦手。大勢の人と力を合わせて作業をする環境では、周囲に合わせないといけないことも。しかし、「マイペースな人」にとって、そのような環境は、ストレスになり十分な実力を発揮しにくいのです。研究職のように、1人で作業に没頭できるような仕事であれば、誰かのペースに合わせることなく、ゆっくりと自分のペースで仕事が行えるでしょう。
3:自由な発想ができる仕事
「マイペースな人」は、独自の感性を持っていることが多く、周りの人が思いつかないようなアイデアや発想を生み出すことがあります。例えば、職人やデザイナーといった、クリエイティブな仕事であれば「マイペースな人」は独自のアイデアや発想を活かし、より一層活躍すことができるでしょう。
4:裁量権のある仕事
「マイペースな人」は、自分の意思や判断により物事を進めることができます。それは「マイペースな人」は、自分のやり方や自分のペースを心得ているため。全て上司の意思決定で動くような仕事には向いていません。「マイペースな人」は、自分で全ての物事を決めないといけない自営業や、結果重視の営業職が向いているといえるでしょう。
営業職は、結果を出すためのスケジュール管理や、戦略などを自分で決めることができる職種。「マイペースな人」は、自分で作業スケジュールを立て行動することで、より良い成果を出すことができるんです。
「マイペースな人」が向いていない仕事とは?
「マイペースな人」は自分のペースが守れない仕事には、向かないことがわかりました。自分のペースが守れない仕事とは、具体的にどんな仕事なのかみていきましょう。
1:管理職
管理職は、部下の指導や管理、組織の運営、といった業務を担います。様々な人とコミュニケーションやバランスをとりながら、仕事を進めていかないといけません。そのため、仕事は自分のペースでは進まないことがほとんどでしょう。自分一人で完結する仕事が向いている「マイペースな人」にとって、管理職は向いていない仕事だといえます。
2:秘書
秘書は企業の経営者や幹部の補佐や業務のサポートが仕事。上司の業務に合わせて動いたり、急な予定変更にも臨機応変に対応しなくてはなりません。自分が立てた計画通りに進めたい「マイペースな人」は、人のペースに合わせ、臨機応変な対応が必要とされる秘書には向かないのです。
3:接客業
接客業は、顧客の要望に迅速に対応しなければなりません。自分のペースで対応していては、顧客をイライラさせたり、クレームの原因になる可能性も。自分のペースで仕事をしたい「マイペースな人」は、接客業には向かないといえるでしょう。
「マイペース」に仕事をする方法とは?
仕事における「マイペース」とは、好き勝手に仕事をするということではありません。作業の優先順位をつけ、自分のペースを作り、仕事をするということ。マイペースに仕事ができる人になるためのポイントをみていきましょう。
・作業スケジュールを立てる。
・作業記録をつけ自分のペースを把握する。
・報告、連絡、相談をする。
これらのポイントを押さえておくと、周囲の人に不安心を抱かせることなく、自分のペースで仕事を進めていくことができます。
最後に
「マイペースな人」は、ネガティブなイメージを持たれることもありますが、地道にコツコツと仕事をこなすことができる人。仕事のスケジュール管理を工夫したり、周囲とコミュニケーションを図ることで、周りの人と上手く仕事をしていくことも可能です。「マイペースな人」に当てはまる人は、その長所を活かしながら自分の力を発揮してください。
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