春原:テーマが飛びすぎて載せられなかったあの話、ここで載せちゃう?(笑)
淡路:あはは。それでは…きいちゃんが生田先生のことを「大人なんだけど冒険する子供みたいな人」って紹介してくれたときのやりとりです。
真彩さん(以下敬称略):(生田先生は)面白い話をよくするんですよ。「鬼の子供に会って、『鬼の子供だからおへそがないんだよ』って見せられてウワーッて逃げた」とか。
生田さん(以下敬称略):自分の体験談をね。
真彩:熱が出たときにいつも見るのは…?(ニヤニヤ)
生田:子どもの頃から熱が出たときに必ず見る夢がありまして。宇宙空間に突然放り出されるんです。プラネタリウムみたいな空間に自分が浮いていて「星がキレイだな」と思っていたら、火星みたいなのがグーッと近づいてくるんですよ。「ええっ!?」と思っていたら、逆側から木星も近づいてくる。それがドン!って衝突してグルグル回って、「あの隙間に挟まったらすり潰されて死ぬ! 死ぬーーー!」って思って…
真彩:それを操縦しているのが…?
生田:カルガモ(笑)。
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淡路:ほかにも某秘密結社の話とか(詳しい内容は控えます…笑)。腕相撲の道場破りの話も面白かったね。生田先生が「なめられてる」って(笑)。
春原:でも確かに、適任の先生が思い浮かばないな。男性ということだけど、宝塚舞台のスタッフさんはいつも重いものを持っているから力強そうだもんね(笑)。先生ときいちゃん、次から次へ言葉がポンポン出てきて会話の回転がすごく速かったなー。
淡路:それはふたりの関係性があるからこそなのかなと思ったよ。お稽古前だったからテンションも高めてきてくれたのだろうし。探り探りっていう感じがまったくしなくて、本当に強固な信頼関係なんだろうなって思ったよ。
春原:『ドン・ジュアン』はタカラヅカファンにも楽しんでほしいし、宝塚歌劇を観ていないジャニーズファンの方やミュージカルファンの方にも「これが真彩希帆です」というのを観てほしい。世に広まれ〜!
淡路:それこそ生田先生が言っていた「お客さまにはやく認識させたい」っていう気持ちと一緒だね。生田先生がきいちゃんを見つけて広めてくれたのかなと思うとうれしかった。この前アニメの『かげきしょうじょ!!』を観ていたら、声楽の小野寺先生のセリフに「どうしたって自分が才能を見出した子を応援してしまうのよ」というのがあって。生田先生ときいちゃんを思い浮かべちゃったよね。それからさ、きいちゃんが言っていた「運命つかみ取り!」っていうのもかなりのパワーワードだったね。
春原:私、メモをとりながらその言葉にグルグル丸をつけたよ。待っているだけじゃなく、自らそこにいくことをしたいって生田先生が言ってたことだよね。ふたりの会話の密度がものすごく濃くて、私たちは聞いていただけなのにぐったりして帰ってきたよね(笑)。
淡路:うん、でも心地よい疲れだったな。