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BEAUTY 保湿

2021.11.24

肌の水分量を上げるには?ツヤ感のあるうるおい肌の作り方を紹介

 

年齢とともに肌のカサつきが気になるという人、多いのではないでしょうか?なんだかハリやツヤがない、くすんでいるような…?そんな症状ももしかしたら「肌の水分量」が低下しているサインかもしれません。そこで今回は、肌の水分量を上げるための方法を、専門家にアドバイスをもらいながら解説しました。肌のハリやツヤを取り戻すためのスキンケアや生活習慣についてご紹介します。

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【目次】
肌の水分量、平均はどれくらい?
肌の水分量が低下する原因とは
水分量が低下すると肌はどうなる?
肌の水分量を上げるスキンケア方法
スキンケア以外にもできる肌の水分量を上げる習慣

肌の水分量、平均はどれくらい?

20〜30%くらいが平均

一般的に健康的な肌の水分量は、平均20〜30%ほどあると言われているそう。

水分量がしっかり足りている肌は、キメが整い、ツヤとハリがあるそうです。

平均を下回ると「乾燥」していることになる

20〜30%の水分量を下回ると、肌はカサつきを感じたり、小ジワが目立ってきたりするのだそう。

肌の乾燥はさまざまなトラブルの原因になる得るので、一刻も早く対処する必要があると言われています。

肌の水分量が低下する原因とは

加齢によるエストロゲンの低下


大阪美容クリニック理事長の南 真実子先生によれば、加齢により女性ホルモン「エストロゲン」が低下すると、肌が乾燥したりハリが失われたりしてしまうのだそう。

「エストロゲンは皮膚の厚さ、弾力と関係しています。エストロゲンは皮膚のヒアルロン酸を保持し、水分量を保つ作用があります。エストロゲンが低下すると、皮膚は乾燥し、ハリが失われます。また、紫外線による光老化の影響を受けやすくなるとされています」(南先生)

空気の乾燥や生活習慣の乱れなどによるバリア機能の低下

肌の水分量が低下するのは「肌のバリア機能の低下」が大きく関係していると言われています。

肌の表面にある角質層には、肌のうるおいを保ったり外部刺激から守ったりする「バリア機能」の役割があると言われていますが、このバリア機能が低下することで、肌の水分量が低下し乾燥を引き起こすと考えられているそう。

バリア機能が低下する原因は、空気の乾燥や紫外線ダメージといった外的なものに限らず、新陳代謝の乱れや栄養不足、生活習慣の乱れなど内側からくるものもあるそうです。

マスクも肌の水分低下に関係している?

マスクも肌の水分低下に関係している?
写真:タカミクリニック

美容皮膚科タカミクリニック副院長・山屋雅美先生によると、マスクの着脱によって肌の水分が失われてしまうこともあるのだそう。

「マスク内は蒸れているため、肌が保湿されているように感じます。しかしマスクを外した際、肌に付着していた水分が蒸発するときに、肌の水分も一緒に奪われるため、肌の乾燥を引き起こします。マスク着用による肌の乾燥が進み、バリア機能が乱れているところに、さらにマスクの摩擦が加わることで乾燥が悪化して皮むけや粉吹きが起こります」(山屋先生)

水分量が低下すると肌はどうなる?

肌がかさつき、かゆみや痛みを伴うことも

肌の水分量が低下し乾燥すると、肌がかさつき粉をふいた状態になることが。

肌がつっぱる感覚がある場合は、肌の水分量が足りていない典型的な症状です。

顔の中ではとくに、目や口周り、頬などが皮膚が薄く乾燥しやすいと言われています。こういった部分は刺激にも弱いため症状が出やすく、悪化すると激しいかゆみやピリピリとした痛みを伴うこともあるそうです。

シワやくすみ、ゴワつきなど見た目にも影響する

しわやくすみ、ゴワつきなど見た目にも影響する
肌の水分量が不足し乾燥すると、シワやくすみなどを引き起こす可能性があると言われています。

とくに目元は皮膚が薄いだけでなく皮脂もそれほど多くないため、もともと乾燥しやすいパーツ。そのため、しっかり保湿しないとシワだけでなくたるみなどにもつながってしまう可能性があるそう。

他にも肌の水分量が低下すると、ハリが失われゴワつきが気になる肌になってしまう場合が。

肌の水分量が減ることで肌荒れしやすくなったり、エイジングサインが増えてしまったりすることも考えられるので、細かなケアが必要だと言われています。

肌の水分量を上げるスキンケア方法

正しい洗顔で肌負担を軽減する

肌の水分量を低下させないためにはまず、正しい洗顔方法の理解が必要だと言われています。

山屋先生に肌に優しい「落とすケア」7ステップを教えてもらいました!

 

1. ポイントメイクは専用リムーバーで落とす

目元や口元などのポイントメイクは、顔のクレンジグと一緒に落とすのではなく、専用のリムーバーでオフすることが大切です。

2. クレンジグ剤は皮膚を動かさないようになじませる

乾いた手にゲルタイプのクレンジグ剤を適量取ったら、肌の表面をすべらせるよう、皮膚を動かさずになじませていきましょう。なじませる目安時間は40〜50秒。

3. クレンジグ剤のオフはぬるま湯!

クレンジング剤をオフするときは、ぬるま湯でしっかりすすぎます。40℃以上のお湯を使用してしまうと、肌の乾燥を引き起こす可能性が!

4. 洗顔料をしっかり泡立てる

洗顔料は泡立てネットなどを使い、しっかりときめ細かい泡を立てましょう。

5. 泡のクッションで優しく洗う

ピンポン玉以上の泡で顔全体を包み込むように優しく洗います。肌と手のひらには常に泡のクッションを。目安は20〜30秒。

6. ぬるま湯でオフする

洗顔料もぬるま湯でオフします。洗顔料が残らないよう、優しくしっかりすすぎましょう。

7. 清潔なタオルで水気を拭き取る

水気は清潔なタオルで拭き取ります。擦らず軽く当てるように優しく行うのがコツです。

使用する化粧水の量の目安は「1か月に1本使い切るペース」

使用する化粧水の量の目安は「1か月に1本使い切るペース」
大人は体内の水分量が減っているため、化粧水は1か月に1本使い切るペースでたっぷり使うことが推奨されています。

美容液を重ねれば肌の水分量はさらにアップ!

「化粧水はコットンよりも手でつけるのが肌に優しくおすすめですが、問題は量。少量をパパッと広げて終わり、ではなく、手のひらをくぼませてたっぷりの量をとり、それを2回重ねづけ。いつもの3倍量を目安につけてみてください。しぼんだキメがふっくら、それに見違えるような透明感も出て、くすみも小ジワも吹き飛びます」(トータルビューティアドバイザー 水井真理子さん)

角質層の水分を保持する働きのある成分配合化粧品を使う

山屋先生によると、肌の水分量が低下し、粉ふきや皮むけが起きている人は肌のバリア機能が壊れてしまっている可能性があるそう。

バリア機能が壊れている状態では、いくら水分を入れても蒸発してしまうそうなので、まずは角質層の水分保持をする働きのある成分を高配合している美容液を使うことがおすすめだそうです。

角質層の水分を保持する働きのある成分は、「セラミド」や「ヒアルロン酸」などだそう。

乳液やクリームで保湿した肌に蓋を!

化粧水や美容液で肌を保湿した後は、乳液やクリームなどの油分で肌に蓋をすることが推奨されています。

とくに乳液は水分と油分の両方を含んでいて肌にとても馴染みやすく、閉じ込めたうるおいが蒸発することを防いでくれます。肌にしなやかさを与え、柔らかくする働きもあるので、夏のダメージでゴワついた肌や秋以降の乾燥でこわばりがちな肌のお手入れにもぴったり!

乳液やクリームで保湿した肌に蓋を!
クリーム派という人も、クリームの前に乳液を使ってみることをおすすめします。

乳液を使った後、乾燥や肌の硬さが気になる部分だけクリームを重ねると、トゥーマッチになりません。万年乾燥肌だという人は、乳液とクリームを全顔に重ねるのもGOODです。

たまには角質ケアでスペシャルなお手入れも

たまには角質ケアでスペシャルケアも
角質とは皮膚の一番外側を覆っているもの。人の皮膚は角質が重なった角質層でできていて、ターンオーバーにより一番外側の角質は死んだ細胞となるのだそう。

この不要になった角質が溜まっていくと、肌がザラついたりくすんだり、毛穴の詰まりの原因になったりするのだとか。放置すると、「いくら保湿してもなかなか肌がうるおわない」といった乾燥の原因にもなるのだそうです。

そのため定期的に、角質ケア美容液やピーリング剤を使って角質ケアすることで化粧水の浸透力が回復し、肌の水分量もアップさせられると言われているようです。

スキンケア以外にもできる肌の水分量を上げる習慣

「美肌栄養素」を食生活に取り入れる

「美肌栄養素」を食生活に取り入れる
まいこ ホリスティック スキン クリニック 院長の山崎まいこ先生によると、肉や魚などの動物性タンパク質は、肌のうるおいを保つ細胞間脂質やハリを高めるコラーゲン、セラミドの原料となるので必要なものだと言います。

しかし肉食ばかりの食生活では腸内環境が乱れ、吹き出物などの肌トラブルを招くこともあるのだそう。そのため偏った食事をせず、野菜、肉、魚、海藻、穀物などできるだけいろいろな食材を意識して摂るべきなのだとか。

山崎先生おすすめの「美肌栄養素」は以下。

ビタミンA

「肌のバリア機能をサポートする働きがあります。緑黄色野菜に多く含まれますが、効率よく吸収させるには動物性食材も必要。赤身肉やうなぎに多く含まれます」(山崎先生)

亜鉛

「意外と見落としがちな栄養素ですが、肌の潤いのカギとなる重要な成分。牡蠣や煮干し、レバーなどの動物性食品や、わかめや海苔などの海藻に多く含まれています」(山崎先生)

鉄分

「女性は不足している人が多く、鉄分が足りないと皮膚炎が起きやすくなります。レバーに多いのは一般的ですが、おすすめはビーツ。鉄分はもちろん、トータルで栄養価が高く『飲む輸血』と言われるほど」(山崎先生)

オメガ3脂肪酸

「くるみやアマニ油などに含まれるオメガ3脂肪酸。ダイエット食材の印象が強いですが、じつは花粉症などのアレルギーによる炎症を抑える働きがあります。ブリ、サバ、サンマなどの青魚の脂にも多く含まれます」(山崎先生)

質のいい睡眠をとることも大事

生活スタイルや環境で違いはあれど、睡眠不足は肌の健やかさを脅かす大敵です。疲れがリセットされないと、肌だけでなく体調にも大きなダメージが…。

人によって適した睡眠時間は異なると言われていますが、朝起きたときに心身がスッキリしていることが理想。

睡眠が充実すると、肌コンディションや思考力もアップします。スキンケアも大事ですが、食事や上質な睡眠などの正しい生活習慣が、肌の不調から脱却するための特効薬です。

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