スムーズに動かせる プラスチック
カーペットやラグの上で椅子を使用する場合は、引っ掛かりを防ぐために「プラスチック製」の脚カバーを利用しましょう。敷物に絡まることなく、スムーズに椅子を引けます。
シリコンやゴムだと敷物の繊維に引っ掛かって椅子を動かしにくくなってしまいますが、プラスチック製なら摩擦を減らし滑るように動かせるのです。ホコリを寄せ付けにくく水拭きできれいになるタイプが多いことも、使いやすいポイントです。
ただし、硬い床の上で使うと床が傷付くことがあるのでおすすめできません。使う場所に応じてカバーの素材を変えることが大事です。
おすすめ椅子脚カバー・柔らかタイプ
柔らかい素材で作られているものは、床の保護や騒音防止に役立ちます。伸縮するので、幅広いサイズに対応しているところも魅力です。どんな商品があるのか見ていきましょう。
取り付け簡単「モアバリュー チェアソックス」
カバーの内部に滑り止めのシリコンがあり、簡単に脱げないように作られています。伸縮性に優れた素材を使用しているので、さまざまな形状の椅子の脚にフィットしやすく、装着しやすいところも魅力です。
シンプルなデザインで、部屋の雰囲気を損ねません。カラーは、ベージュ・ブラウン・ブラック・アイボリー・グレージュといった、家具になじみやすいバリエーションです。16個入りで4脚の椅子に使えるので、カバーを統一させたい人にもおすすめです。
商品名:モアバリュー チェアソックス
かわいいデザイン「東洋ケース ねこあしのチェアソックス」
猫の足をモチーフにした、ニット素材の椅子脚カバーです。柔らかい素材で床から傷を守ってくれます。二重構造になっており、ずれたり破れたりしにくいのも特徴です。
足先や肉球の部分まで細かくデザインされており、猫好きの人ならきっと使ってみたくなるはずです。「ちゃとら」「くつした」「さばとら」「みけ」の柄があるので、好みに合わせて選びましょう。
商品名:東洋ケース ねこあしのチェアソックス
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サイズ調整可能「CLAIRLA 椅子脚カバー」
ゴムとウールで作られた、ボール状の椅子脚カバーです。「テニスボール」と同じ構造になっていて、分厚いゴムの外側をウールで覆っています。表面の切れ目に椅子の脚を差し込むことができ、そのまま使うだけでなく切れ込みをカッターなどで広げて調整しながら、幅広いサイズに対応できる作りです。
ユニークなデザインで、インテリアのアクセントになってくれるでしょう。グレー・ブラック・コーヒーといった、部屋になじみやすいカラーがそろっています。
商品名:CLAIRLA 椅子脚カバー
滑り止め付きがうれしい「WISLIFE チェアソックス」
脚の直径が約9~17cmまで幅広く対応している椅子の脚カバーです。「滑り止めのシリコン」を内側に仕込み、簡単に外れない対策がされています。
さまざまなサイズに合わせやすいように、弾力性に優れた弾性繊維やアクリルなどの素材が使われていることもポイントです。手洗いのほか、ネットに入れて洗濯機洗いもできるので、お手入れもしやすいでしょう。
椅子だけでなく、テーブルの脚に使うことも可能です。さまざまな家具になじみやすい、ベーシックなカラーがそろっています。
商品名:WISLIFE チェアソックス
おすすめ椅子脚カバー・かっちりタイプ
硬さのある素材で作られた椅子の脚カバーは、さまざまな用途に使われることが特徴です。硬い素材と柔らかい素材を、うまく組み合わせているタイプも少なくありません。使いやすい工夫がされた、かっちりタイプの商品を紹介します。
目立ちにくいカラー「レック 脚ピタキャップ」
伸縮性がある「シリコン製」の椅子の脚カバーです。床の傷を防ぐタイプではなく、移動をスムーズに行えるタイプとなっています。円形ですが伸ばしてフィットさせられるので、丸い脚だけでなく四角い脚にも装着が可能です。
底部は、ナイロン素材と高密度なポリエチレン素材で作られていて滑りが良く、カーペットの上でもスムーズに移動させられます。小さな子どもでも、椅子を楽に引き出しやすくなるでしょう。
商品名:レック 脚ピタキャップ
3色展開「床まもるん 椅子脚カバー」
シリコン素材で作られた椅子の脚カバーです。内側に滑り止めの凹凸が付いているので外れにくく、付け直しの手間が省けます。本体に伸縮性があり、簡単に着脱できるのも特徴です。底面には防音性や摩耗性に優れた「フェルト素材」が使われていて、床を傷付けにくい設計になっています。
昼寝中の子どもを起こしたくないときや、深夜に椅子を使用するときも安心です。透明・ブラウン・ブラックの3色展開で、さまざまな椅子にマッチします。
ぬれ布巾などでサッと拭くだけでお手入れができ、いつも清潔な状態で使用できるところも使いやすいポイントです。
商品名:床まもるん 椅子脚カバー
椅子脚をしっかりカバー「Zaiyase 椅子脚キャップ」
透明な素材でできているので装着していても目立ちにくく、椅子のデザインを損ねることがありません。できるだけ、インテリアの雰囲気に影響しないカバーを探している人におすすめです。
床を傷付けにくい柔らかな「シリコン素材」で作られており、騒音防止や床の傷防止などの目的に使用できます。6サイズの展開があり、ピッタリな大きさを探しやすいところも魅力です。木製だけでなく金属製の椅子にも使えて、パティオチェアやバースツールなどのさまざまな椅子に対応しています。
商品名:Zaiyase 椅子脚キャップ
移動がスムーズ「ニチアス カグスベール」
椅子の脚と床の摩擦を少なくし、家具の移動を助けるための脚カバーです。「フッ素樹脂」が使用されていて、滑らせやすくなっています。座るときにスムーズに椅子を動かしたい人におすすめです。
力が弱い子どもが座る椅子に使用すれば、1人で座る助けになります。カーペットやラグの上で椅子を使いたいときも、引っ掛からずに使えて便利です。
サイズ展開が幅広く、丸形・角形のほか自分でカットして使用するフリーサイズもあり、さまざまなタイプの椅子の脚へ対応ができます。
商品名:ニチアス カグスベール
椅子の脚カバーを手作りする方法
市販品を購入するだけでなく、手作りに挑戦してみるのもおすすめです。好みの色やデザインにすることができ、愛着も湧くでしょう。椅子の脚カバーを手作りする方法を紹介します。
毛糸で手編みしてみよう
編み物をしたことがある人は、毛糸で手作りする方法がおすすめです。編み物の経験があまりなくても、簡単な編み方だけで作れます。かぎ針と毛糸を用意するだけでよいので、たくさんの材料をそろえる必要もありません。
マフラーやセーターを編んだ後の、あまり毛糸などでも作れます。難しい工程はなく、基本の「細編み」さえできれば簡単に作れるはずです。
1. 二重にした編みはじめの輪の中に5~6目を編み入る
2. 2段目以降は増し目をして底を作る
3. 底ができたら、増し目なしで筒状に編んでいく
4. 椅子の脚の太さに合わせて、目の数を変えて調整する
ある程度の段数まで編んだら、一度椅子の脚に履かせてみてサイズを調整することが上手に編むコツです。毛糸の太さによって目の数や段数が変わるので、何度も調整してピッタリな大きさに仕上げましょう。
サイズを調整できたら、後は同じ目の数と段数でほかの脚の分も編みます。締め付けを強くしたい場合は、履き口にゴムを編み込んでフィット感を高めましょう。
フェルトを縫うのもおすすめ
フェルトを使って椅子の脚カバーを作る方法もあります。フェルトは布端の処理をする必要がなく、小物を作るならミシンがなくても比較的簡単に作業できます。カットしたフェルトで脚の底の部分を包み込み、脇を直線縫いするイメージで作りましょう。
椅子の脚の直径÷2の大きさに、「縫い代」を0.5cm程度プラスした幅になるように、フェルトをカットします。直径10cmなら、5.5cmの幅が必要です。縦は、作りたい脚カバーの長さの2倍に、脚底の直径を加えた長さにします。縦5cmの長さがあるカバーを作りたい場合、20cm程の長さにカットしましょう。
クリップやマチ針を使用すると、ずれずに縫いやすくなります。縫い目が曲がると脚が入らなくなってしまうので、ひたすらまっすぐに縫いましょう。
生地を裏返さず、縫い目が見えるようにして椅子の脚に履かせます。あえてフェルトと反対色の糸を使用して縫い目が目立つようにすると、インパクトのあるデザインに仕上がるでしょう。
椅子の脚カバーに関するお悩みと解決法
椅子の脚カバーを付けてはみたものの、思ったような使い心地を感じられない場合があります。使用中によくある悩みと、解消法を見ていきましょう。
椅子脚カバーがずれるときは?
柔らかい生地で作られた脚カバーを使用すると、椅子を動かしたときに引っ張られ、外れてしまうことがあります。この場合、カバーの上から「輪ゴム」で補助して、外れにくくしましょう。ゴムで留めた部分を生地を折り返して隠すことで、見栄えがよくなります。
また、脚の先端にラグ用の「滑り止めシート」を巻き付けて輪ゴムやテープで留め、引っ掛かりを作る方法もおすすめです。カバーと椅子の脚の間の摩擦が少なくなり、外れにくくなります。滑り止めシートはハサミやカッターなどで簡単に加工できるので、丁度よい大きさにカットして使いましょう。
椅子の脚に滑り止めシートを巻き付けたら、上から脚カバーを装着します。カバーの内側に付く形になるので、見た目が変化せず雰囲気を損ねません。
椅子脚カバーのお手入れ方法は?
椅子の脚カバーは床のすぐ近くで使用するため、床に積もったホコリの影響を受けやすいものです。定期的に掃除をしないと、ホコリまみれになってしまうでしょう。
掃除機で取り切れない小さなゴミは、ガムテープで取り除くのがおすすめです。お手入れ方法は商品によっても異なるので、取扱説明書に従うことが基本です。中には、丸洗いや水拭きができるタイプもあります。
お手入れをしても汚れが取れなくなったり、表面の劣化が目立ち始めたりしたら、取り替えを検討するタイミングです。無理して使用を続けると、カバーが破れて素材が剥き出しになり、床の保護や防音の効果がなくなってしまいます。定期的にチェックするようにしましょう。
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