「至極当然」
「至極当然」と書いて、「しごくとうぜん」と読みます。「この上なく当たり前のこと」という意味です。「当然至極」という「当然」と「至極」の順番を入れ替えた言い回しも存在し、意味は同じです。ビジネスシーンなどで用いる場合は、「至極当然のことと存じます」など、敬語と合わせて使用します。
「感謝至極」
「感謝至極」は、「かんしゃしごく」と読みます。意味は、「より深く感謝する」です。「恐悦至極」にニュアンスは似ていますが、「感謝至極」は「感謝」を、「恐悦至極」は「喜んでいること」が、一番伝えたいことになります。「お心遣いいただき、感謝至極でございます」と使います。
英語表現とは?
それでは、「恐縮至極」は英語で表現すると、どんな言い回しになるのか、確認しましょう。
Extremely grateful
「Extremely grateful」の「Extremely」は「非常に」、「grateful」は「感謝、ありがたい」となり、「非常に感謝している」という表現となります。「恐縮至極」「感謝至極」そして、文脈によっては「恐悦至極」の英訳に使えます。「恐縮」のへりくだるニュアンスは含まれていませんが、非常に近い表現と言えます。
I am most grateful.
こちらの例文も、「grateful」を使用しています。比較最上級の「most」を加えることで、直訳すると「私は最上級に感謝している」という意味になります。こちらも、「恐縮至極」「感謝至極」「恐悦至極」の英語表現に使えます。英語では、「感謝している」ことを、強く伝える単語を使うことが多いです。
I appreciate your thoughtfulness very much.
「I appreciate your thoughtfulness very much」は直訳すると「あなたの心遣いに大変感謝しています」となります。「I appreciate ~very much」の「~」を「your kindness」など別の表現に変更することで、幅広く活用できます。こちらも、英語は「感謝」の意がメインになっていますが、「恐縮至極」と訳することが可能です。
最後に
あまり馴染みのない言葉、「恐縮至極」を紹介しました。例文や「至極」のついた表現や英語を覚えて、ビジネスシーンなどで、積極的に使っていきましょう。
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