黒い「百合」の花言葉は怖い?
実は、百合が怖い花言葉を持つことは知っていますか? 「黒百合」には「復讐」「呪い」という意味があります。
その由来は、戦国時代の悲しいお話が元となっています。戦国時代に、佐々成政(さっさなりまさ)という武将がいました。あるとき、彼の側室だった早百合という女性が妊娠しましたが、おなかの子は浮気相手との子供だという噂が流れてしまったのです。噂を信じた佐々成政は、早百合を殺してしまいました。早百合は殺される前に「立山に黒百合の花が咲いたら、佐々家は滅亡する」という呪いの言葉を残したといいます。この話から、黒百合の花言葉は「復讐」「呪い」という怖い言葉になったそうです。
ちなみに黒百合は、百合と同じユリ科ですが、属が異なるフリチラリア(バイモ)の仲間です。
「百合」の花の本数と花言葉
百合の花の本数には、それぞれ意味があります。本数に込められた花言葉を詳しく見ていきましょう。
1本:一途な愛
あなたのことを一途に愛しています、というメッセージを込めて贈られることが多いです。
3本:尊敬
あなたを尊敬していますという気持ちを表します。
5本:愛と誠実
誠実な愛を示すとされています。
7本:永遠の愛
あなたへの愛は永遠ですという意味を持ちます。
9本:いつまでも一緒に
ずっと一緒にいたいという願いが込められています。
12本:感謝
相手への感謝の気持ちを表します。
これらは一般的な花言葉ですが、文化や地域によって異なる意味がある場合もあります。贈る相手との関係性や状況に合った本数を選んでみてくださいね。
たくさんある 「百合」の花の種類
百合の自生種は約100品種あり、そのうち15品種ほどが日本に自生しています。園芸品種もとても種類が多く、野生種にはない華やかな色の花を咲かせます。交配して作った品種には、大きく分けると「オリエンタル系」と「スカシユリ系」の2つの系統があります。このほかにテッポウユリやササユリなど、日本に自生している野生種があります。代表的な品種を3つ紹介します。
1.カサブランカ
オリエンタル系の銘花。名前を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。純白で香りが強く、直径が20cm以上になる大輪の花です。丈夫で育てやすいため、初心者にもおすすめ。
2.エンチャントメント
スカシユリ系。オレンジ色に斑点のある花。上向きに咲く姿が特徴的です。鉢植えや庭植えに向いています。
3.テッポウユリ
屋久島から琉球の島々に自生している品種。純白の花で、花の先がラッパ状に反っており、やや下向き。“ひのもと”など多くの園芸品種があります。
初夏になると、各地のフラワーガーデンやユリ園で、様々な品種の百合を楽しむことができます。足を運んで、華やかな百合の姿や香りを楽しんでみてはいかがでしょうか。
最後に
百合の優雅な香りや美しい姿は、私たちの日常に華やぎをもたらしてくれます。花言葉や由来を知ることで、百合を贈る際の気持ちもより深まることでしょう。ぜひこの機会に、お部屋に飾ったり、特別な人への贈り物に選んでみてください。百合の花のエレガントな魅力を楽しんでくださいね。
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