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2021.12.17

「椿」の花言葉とは?色別の違いや名前の由来、似た花との見分け方を紹介

赤や白、ピンク色の花を咲かせる「椿」ですが、色別の花言葉を知っていますか?今回は「椿」の名前の由来から、漢字の成り立ち、似た花との見分け方なども合わせて見ていきましょう。

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【目次】
「椿」の読み方や意味とは?
「椿」ってどんな花?
「椿」の花言葉とは?
「椿」に似た花とは?
最後に  

「椿」の読み方や意味とは?

赤やピンク色の花に、つややかな緑の葉をつける「椿」。観賞用としてのみならず、絵画や工芸の題材としても用いられるなど、日本人に馴染みの深い花木です。まずは、「椿」という名前の由来や漢字の成り立ちなどを見ていきましょう。

■読み方や意味

椿

「椿」は「つばき」と読みます。和名は「椿」、英名は「Camellia」、学名は「Camellia japonica」の、ツバキ科ツバキ属の常緑高木です。その学名のとおり、日本が原産で、日本を代表する樹木のひとつです。なお、「椿」とは、ツバキ科の樹木の総称ですが、一般的に「椿」というと、「藪椿(やぶつばき)」のことをさします。

「椿」の歴史は古く、「日本書記」や「万葉集」にも記述があり、昔から日本人に馴染みがあったことがわかります。茶道を確立した千利休が、「椿」を茶花(ちゃばな)にしたり、江戸時代の将軍・徳川秀忠も「椿」をこよなく愛し、江戸城の中に「椿園」をつくったりと、さまざまな人物を虜にしてきた樹木です。

■名前の由来

「椿」の名前の由来は、諸説あるようです。代表的なものは、「椿」の葉が光沢し、つやつやしていることから、「艶葉木(つやはき)」と呼ばれ、それが転じて「椿」になったとされる説。そのほか、常緑で丈夫であることから「強葉木(つよばき)」、光沢がある葉であることから「光沢木(つやき)」、厚みのある葉をつけることから「厚葉木(あつばき)」という説も。また、光沢がある様子をあらわす古語「つば」に由来し、「つばの木」とされたともいわれています。

椿

次に、「椿」という漢字の成り立ちについて解説します。こちらも諸説あり、「椿」が春の花木であることから、「木」へんに「春」を当てたとする説。もうひとつは、中国の落葉樹「椿(ちん)」からとったとされる説です。ただし、中国の「椿(ちん)」は、初夏に白い花を咲かせるもので、日本の「椿」とは別物です。

■「椿」が咲く季節

「椿」の一般的な開花時期は、冬から春にかけての12月〜4月頃です。そのため「椿」は、「春(三春)の季語」としても用いられています。三春とは、陰暦の1月である「初春」、2月の「仲春」、3月の「晩春」のことをさします。

「椿」が季語として使われる際には、主に2つの意味合いがあります。1つ目は、「椿」が花を落とす時に、首から丸ごと落ちる様子から「悲しさ」や「儚さ」を表現するもの。2つ目は、寒い冬の中でも花を咲かせる様子から「孤高」、「気高さ」を表現する使い方です。

「椿」ってどんな花?

次に、「椿」の特徴や種類、育て方などを具体的に見ていきましょう。

■特徴

「椿」の花は、赤色が主ですが、種類によっては白色やピンク色などもあります。枝先に一輪ずつ咲き、光沢のある厚い葉が特徴。種子からは、天然の植物性油「椿油」が採れます。「椿油」に含まれるオレイン酸は保湿力があり、美容効果が高いことから、さまざまな化粧品の成分にも用いられています。

■種類

・藪椿(やぶつばき)
一般的に「椿」といわれているのは、この「藪椿(やぶつばき)」のことです。日本原産の「椿」は、ほとんどがこの「藪椿」をもとに作られています。2月〜4月頃に花を咲かせます。

・雪椿(ゆきつばき)
その名の通り、東北や北陸などの雪が降る地域で育つのが特徴です。開花時期は4月〜6月頃です。

・侘助椿(わびすけつばき)
「侘助椿(わびすけつばき)」は、「藪椿」よりは小ぶりで、一重咲きや猪口咲きの花を12月〜4月頃に咲かせます。千利休にも愛された花で、茶花としてよく用いられます。

■「椿」は縁起が良い花? 悪い花?

「椿」は、縁起が良いとされる説と、悪い説がありますが、一体どちらが正しいのでしょうか。その両方の説を紹介します。「椿」は、寒さが厳しい冬の中でも、凛として咲き誇るその様子から、「忍耐」や「生命力」の象徴とされ、縁起の良い花とされています。また、邪気を払う力があるとされ、「神聖な木」として、大事にされてきた樹木でもあります。

一方、「椿」が花を落とす際、首からぽとりと落ちる様子から、「首から落ちるから不吉」と、江戸時代の武士からは嫌われていたといわれています。

■「椿」の育て方

・適した環境
「椿」は、鉢植え、庭植えともに、日当たりが良い場所でも悪い場所でも育てられます。ただし、日向では直射日光や西日の当たらない場所で、日陰であっても明るめの場所で育てるようにしましょう。苗を選ぶ際は、葉の色がつややかで濃いものを選んでください。

・水やり
鉢植え、庭植えともに、2年未満の株は、土の表面が乾いたら水を十分に与えます。庭に2年以上植えているものは、水やりの必要はありません。また、開花時には、特にたっぷりと水を与えるようにしてください。

・肥料
鉢植えの場合は、3月頃に化成肥料を根元に追肥します。ただし、花が咲いている時には追肥せず、咲き終わってから追肥するようにしましょう。庭植えの場合は、2月頃に有機質肥料を根元の周辺に埋めてください。

「椿」の花言葉とは?

冬空の下、力強くも健気に咲く「椿」。その花言葉は、「控えめな素晴らしさ」、「気取らない優美さ」です。しかし、「椿」の花言葉には怖い意味もあるといわれています。フランスの小説『椿姫』で、青年と恋に落ちた娼婦が、最後には青年を裏切るストーリーにちなみ、「椿」が「罪を犯す女」という裏の花言葉がつけられたからです。また「椿」は、色によって花言葉が違いますので、一つひとつ紹介します。

1:赤い椿

赤い「椿」の花言葉は、「控えめな素晴らしさ」、「謙虚な美徳」です。まさに、控えめでありながらも芯の強さや、細やかな感性を持つ日本人のような花といえますね。

2:白い椿

椿

白い「椿」の花言葉は、「完璧な美しさ」、「至上の愛らしさ」、「申し分のない魅力」です。

3:ピンクの椿

ピンクの「椿」の花言葉は、「控えめな美」、「控えめな愛」、「慎み深い」です。優しく、愛情に満ち溢れた様子を象徴するようなピンク色にぴったりの花言葉ですね。

「椿」に似た花とは?

すでに解説しましたが、「椿」と「藪椿」の違いはなく、一般的に「椿」と呼ばれるものは、「藪椿」のことです。ここでは、「椿」=「藪椿」に似た花と、「椿」との見分け方についても紹介していきます。

・山茶花(さざんか)
「椿」ととてもよく似ているため、間違えられがちなのが「山茶花(さざんか)」です。見分け方として一番わかりやすいのは、花が落ちるときの様子。「椿」は、首からぽとりと丸ごと花が落ちますが、「山茶花」は、花びらが1枚1枚落ちます。

・茶の木(ちゃのき)
「茶の木(ちゃのき)」は、その名の通り、お茶の原料となる植物です。「椿」と似た花で、白い花を咲かせます。10月〜11月頃に咲くので、開花時期が異なります。また、花の大きさも異なり、「茶の木」は「椿」に比べると、小ぶりです。

最後に

「椿」について、さまざまな角度から解説しました。冬に咲く花が少ない中、寒い時期に艶やかな花を咲かせる「椿」は、日本人を虜にしてやまない美しい花です。道などで見かけた時には、名前の由来や花言葉などを思い出して、さらにその姿を愛でてみてください。

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