椿の花言葉とは?
冬空の下、力強くも健気に咲く椿。その花言葉は、「控えめな素晴らしさ」、「気取らない優美さ」です。しかし、椿の花言葉には怖い意味もあるといわれています。
フランスの小説『椿姫』で、青年と恋に落ちた娼婦が、最後には青年を裏切るストーリーにちなみ、「罪を犯す女」という裏の花言葉がつけられたからです。また色によっても花言葉が違いますので、一つずつ紹介しますね。
赤い椿
赤い「椿」の花言葉は、「控えめな素晴らしさ」、「謙虚な美徳」です。控えめでありながらも芯の強さや、細やかな感性を持つ印象を受けますね。
白い椿
白い椿の花言葉は、「完璧な美しさ」、「至上の愛らしさ」、「申し分のない魅力」です。純白が持つ高貴なイメージを感じさせます。
ピンクの椿
ピンクの「椿」の花言葉は、「控えめな美」、「控えめな愛」、「慎み深い」です。優しく、愛情に満ち溢れた様子を象徴するようなピンク色にぴったりの花言葉ですね。
椿に似た花とは?
すでに解説しましたが、「椿」と「藪椿」の違いはなく、一般的に椿と呼ばれるものは、藪椿のことです。ここでは、「椿」=「藪椿」に似た花と、椿との見分け方についても紹介していきます。
・山茶花(さざんか)
「椿」ととてもよく似ているため、間違えられがちなのが「山茶花(さざんか)」です。見分け方として一番わかりやすいのは、花が落ちるときの様子。「椿」は、首からぽとりと丸ごと花が落ちますが、「山茶花」は、花びらが1枚1枚落ちます。
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・茶の木(ちゃのき)
「茶の木(ちゃのき)」は、その名の通り、お茶の原料となる植物です。椿と似た白い花を咲かせます。開花時期は椿とは異なり、10月〜11月頃。また花の大きさも異なり、椿に比べると小ぶりです。
最後に
「椿」について、さまざまな角度から解説しました。冬に咲く花が少ない中、寒い時期に艶やかな花を咲かせる椿は、日本人を虜にしてやまない美しい花です。道などで見かけた時には、名前の由来や花言葉などを思い出して、さらにその姿を愛でてみてください。
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