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2021.11.12

「仙人掌」ってなんて読む?ヒントは砂漠に生息するあの植物!

 

「仙人掌」は愛らしい姿をしながらも、厳しい環境の中でも生き抜く力のある、常緑多年生植物です。元々は砂漠に生息している植物であるため、飼育もしやすく人気があります。今回は、仙人掌の読み方や言葉の由来、花言葉など、知っておくとためになる情報をご紹介します。

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「仙人掌」とは砂漠で強く生きる「あの植物」のこと

仙人掌は愛らしい見た目と、育てやすさで人気のある観葉植物です。まるっとしたフォルムにツンツンしたトゲを持ち、艶やかな花をつけることもあります。砂漠など熱帯地帯に生息しているため、水やりを頻繁に行う必要もありません。

仙人掌

どうですか?仙人掌が何か予想出来たのではないでしょうか?
仙人掌はサボテンの別名で、読み方は…「せんにんしょう(せんにんしゃう)」でした!

【仙人掌】せんにんしょう、せんにんしゃう
サボテンの別名。

仙人掌の生態と種類

仙人掌はサボテン科に属する多肉植物の総称で、原産地は北アメリカや中央アメリカの高知や砂漠です。仙人掌は厳しい環境でも耐えられる生命力の強さを持っており、大きさや見た目の異なる200以上の種属があります。

仙人掌の種類は、細かく分ければ2,500種ほどになるといわれ、植物のなかでもサボテン科は大きなグループです。仙人掌は、乾燥に耐えるため、葉や茎、根にたっぷり水を蓄えています。

仙人掌といえば、トゲがあるのが印象的ですが、仙人掌をよく観察すると、トゲの根元に「刺座(とげざ)」と呼ばれる、フワフワした綿毛の塊が確認できるはずです。

仙人掌の花言葉

仙人掌にはいろいろ種類があるので、その花言葉は一概には言えませんが、代表的なウチワサボテンの花言葉を挙げるならば「偉大」「枯れない愛」「あたたかい心」です。厳しい環境に耐え抜き、美しい花を咲かせる仙人掌にぴったりの花言葉ですね。その他にも、仙人掌の種類によって異なる花言葉をご紹介します。

【種類別サボテンの花言葉】
・柱サボテンの花言葉「情熱」
・クジャクサボテンの花言葉「儚い美」「一途な恋」「快楽」「繊細」
・シャコバサボテンの花言葉「美しい眺め」「ひとときの美」

仙人掌はポジティブな花言葉を持っている植物です。プレゼントとして仙人掌を贈る際に、花言葉を添えてみるのも、素敵な演出になるかもしれません。

仙人掌の別名は「覇王樹」

仙人掌はサボテンの別名ですが、実はサボテンは別名をもう1つ持っています。それは「覇王樹」です。漢字からは、いかにも強そうなイメージが伝わってくる覇王樹の読み方は次のとおりです。

【覇王樹】はおうじゅ
サボテンの別名。

仙人掌(せんにんしょう)と覇王樹(はおうじゅ)はそれぞれサボテンの別名であるため、サボテンと読んでも問題はありません。

「仙人掌」は海外からやって来た言葉

仙人掌自体が海外由来の植物ですが、仙人掌の読みや漢字表記も外国の影響を受けています。サボテンという名前は、日本語らしくないなと感じた方もいらっしゃるかもしれませんが、実はポルトガル語に起源を持った言葉です。

仙人掌

また、仙人掌の漢字は中国の漢の時代に付けられました。仙人掌の由来を知ると、きっとより理解が深まるはずです。

サボテンはポルトガル語由来

サボテンという言葉の由来には、諸説あるとされていますが、サボテンを日本に伝えたポルトガル人が、ウチワサボテンを石鹸(シャボン)として使っていたから、という説があります。

詳しい使われ方を説明すると、ポルトガル人たちは、ウチワサボテンの切り口を衣服にあて、石鹸のように汚れを落としていました。

衣服の汚れを落とせる、石鹸代わりの植物は「石鹸体(さぼんてい)」と呼ばれはじめ、のちに「シャボテン」「サボテン」と変化していきました。

仙人掌の漢字表記は中国漢帝国時代に遡る

仙人掌の表記は「仙人の手のひら」と書きますが、なぜこんなふうに表記されるのでしょうか。仙人掌という名前は、漢帝国の第7代皇帝である武帝に関係しています。

武帝は不老不死という大きな夢を掲げており、不老不死の薬を調合するために「仙人掌」と呼ばれる、手に皿を持った巨大な仙人像を作り上げます。差し伸べた手に皿を持っているその姿が、サボテンと似ていたために仙人掌がサボテンを意味するようになりました。

中国で丸いサボテンの表記は「仙人球」

中国の武帝が建築した仙人像に似ていたことから、仙人掌と表記されるようになったとご紹介しましたが、中国で仙人掌と表記するのはサボテンの中でもウチワサボテンです。サボテンと聞いてイメージする方が多い、可愛らしい球形のサボテンは中国では仙人掌ではなく、「仙人球」と表記されます。

サボテンは種類が多く、大きさや見た目も異なるため、それぞれの特徴にあった名前が付けられているようです。

「仙人掌」の生産量第一位は愛知県!

愛らしい姿と飼育のしやすさから人気のある仙人掌は、日本全国どこでも目にすることができますね。そんな仙人掌の生産地について、思いを巡らしてみたことはありますか?

仙人掌

仙人掌の生産量が多いことで有名なのは、愛知県の春日井市です!毎年4月にはさまざまな種類の仙人掌が出展される「サボテンフェア」も開催されています。

愛知県の仙人掌栽培の歴史をご紹介します。

愛知県春日井市では昭和時代から栽培が本格化

仙人掌と言えば砂漠で育つイメージがありますが、実際にはご存じのとおり乾燥地帯でなくても飼育できます。愛知県では、なんと大正初期から仙人掌の栽培が始められ、昭和に入ってからはさらに本格化しました。

大規模な災害で被害を被った果樹栽培農家が、生命力の強い仙人掌に注目し、新しい産業として取り組みを進め、現在は全国でトップの生産量を誇ります。あなたのお家の仙人掌も愛知県出身かもしれませんね!

「仙人掌」のように強く美しく!

仙人掌の魅力は、やはり何といっても、過酷な状況を生き抜く強さと美しさです。今回は仙人掌の特徴や花言葉、名前の由来や生産地についてご紹介しましたが、きっとこれまで以上に仙人掌に愛着が湧いたのではないでしょうか?

仙人掌

仙人掌のように、周りの人々から愛されながらも、しっかりと自分の芯を持って強く生きる女性を目指してみるのもいいかもしれません。知れば知るほど、その魅力に引き込まれる仙人掌の豆知識を楽しんで頂けましたら幸いです。

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(引用全て〈小学舘 デジタル大辞泉〉より)



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