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2022.01.24

「撫子」の花言葉は? 開花時期や育て方、種類・英語表現をまとめて紹介

淡いピンク色や白い花が奥ゆかしい「撫子」。「大和撫子」やサッカーの「なでしこジャパン」など、女性に例えられることが多い花ですよね。古くは「万葉集」に記述が見られるなど、日本人とは馴染み深い植物でもあります。今回はそんな「撫子」の特徴や種類、育て方、花言葉などを紹介します。

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「撫子」の特徴や開花時期は?

「撫子」は、「なでしこ」と読みます。ナデシコ科の多年草で、日本各地の山野や河原に自生します。品種にもよりますが、開花時期は4月から8月。赤やピンク、白、黄色などの花を咲かせます。花びらが糸状に細かく分かれているものや、繊細な切れ込みが入っているのが特徴です。英語では「pink」といいます。7月14日、7月22日、7月28日の誕生花です。

撫子

「撫子」は、アメリカやアフリカに約300種が分布しています。日本には、4種が自生しており、カワラナデシコ、シナノナデシコ、フジナデシコ、ヒメハマナデシコがあります。園芸種は数十種類あります。

「撫子」の語源は諸説ありますが、花が小さく、色も愛らしいことから、幼い子供の姿に喩えて「撫子(なでしこ)」と名付けられたといわれています。

「撫子」は、秋の七草のひとつとされ、日本人とは馴染みの深い植物です。ちなみに秋の七草は、「女郎花、尾花、桔梗、撫子、藤袴、葛、萩」です。春の七草のようにお粥にして食べる植物ではなく、主に観賞用や薬用として親しまれてきました

中国では「撫子」の全草は「瞿麦(くばく)」と呼ばれ、漢方の一種として使われます。一方、種を乾燥させた部分は「瞿麦子(くばくし)」と呼ばれており、日本ではこちらの方がよく使用されているようです。主な効能には利尿作用があり、尿路疾患などの改善のために用いられることも。

「撫子」の淡い桃色の優しい色合いは「撫子色」とも呼ばれ、平安時代の重ね目の色にも用いられてきました。「撫子」は秋の季語。江戸時代の俳人、松尾芭蕉は「酔うて寝む撫子咲ける石の上」をいう句を残しています。

また、家紋にも使用され「丸に撫子」「変り撫子」「三つ盛撫子」などがあります。美濃の斉藤氏が使っていたことが有名です。江戸時代には品種改良も進められ、園芸植物として広く栽培されました。

「撫子」の育て方とは?

撫子

「撫子」は、種や苗を園芸センターや花屋さんで購入できます。「撫子」の種は比較的発芽しやすく育ちやすいため、育苗ポットなどにまいて育てます。9月から10月が種まきに適した時期で、十分に苗が育ったら大きめのプランターや庭に定植しましょう。

「撫子」は、日当たりと水はけの良いところを好みます。少なくとも半日以上は日光のあたるところにおいて、風通しをよくしておくことも大切です。種類にもよりますが、一般的に耐寒性に強く、暑さにも耐えるものが多いため、育てやすい植物であるといえるでしょう。乾燥にも比較的強いですが、生育時や開花時期にはたっぷりと水を与えてあげましょう。

ただし、「撫子」は根が多く根腐れを起こすこともあるため、様子を見ながら与えてくださいね。プランターに植えた場合は、年に一度大きな鉢に植え替えることで、根詰まりを防ぐことができます。

「撫子」の花言葉とは?

美しい女性や恋愛の例えとしても昔から使われてきた「撫子」。花言葉にもそのようなロマンティックな意味が込められています。花の色によって意味も異なるため、詳しくチェックしてみましょう。

撫子

1:貞節、可憐

「撫子」の花言葉には「貞節」「可憐」があります。しとやかな女性を指す“大和撫子”のイメージにも通じるものがありますね。上品でどこか控えめな様子から名付けられたのかもしれません。

2:純愛

ピンク色の「撫子」の花言葉は「純愛」。その愛らしい見た目から、“恋”や“愛情”が連想されるのもうなずけます。大切な人に贈りたい花言葉ですね。

3:大胆、燃えるような恋

今まで紹介した花言葉とは正反対なイメージの花言葉です。西洋なでしこの中には、真っ赤に咲く品種も見られます。この派手な見た目から「大胆」という花言葉がつけられたのかもしれませんね。同じ花でも海外では全く違った印象を持つところが面白いものです。

4:器用、才能

白い「撫子」には、「器用」「才能」という花言葉がつけられています。何色にも染まらない凛とした白い「撫子」に知性を感じたのかもしれませんね。

「撫子」の種類とは?

「撫子」には、世界各地にたくさんの自生種や園芸品種があることは先述の通りです。ここでは、世界中の主な品種を紹介します。

撫子

1:カワラナデシコ

日本に自生している代表的な品種で、“ヤマトナデシコ”とも呼ばれています。秋の七草のひとつです。優しい草姿で、花弁には深い切れ込みが入っているのが特徴です。

2:ハマナデシコ

カワラナデシコと同じく、日本に自生する品種です。海岸付近に自生することから「浜撫子」と呼ばれます。ピンク色や淡い藤色。耐寒性、耐暑性のある丈夫な宿根草です。

3:セキチク

中国原産。日本には平安時代に中国から渡ってきた品種で、「唐撫子(からなでしこ)」ともいいます。開花時期が長く、「セキチク」の改良品種でもある「常夏」は、江戸時代に一躍人気となりました。

4:ヒメナデシコ

ヨーロッパ原産の小型種。繊細な草姿で、秋に紫色やピンク色の花を咲かせます。ガーデニングでも人気。こぼれ種でもよく増える品種です。

5:ヒゲナデシコ

ヨーロッパ原産。茎の先端にたくさんの小花が集まって咲きます。苞の先端が長いひげのように伸びていることから、この名前がついたそう。アメリカナデシコとも呼ばれます。

6:タツタナデシコ

ヨーロッパ原産。花の中央の蛇目模様が特徴。日本への渡来は、明治末期頃といわれています。日本の風土とも相性がよく、いろいろな地域でみることができます。

最後に

今回は「撫子」の特徴や育て方、花言葉などを紹介しました。種類や花言葉などを初めて知ったという方も多かったのではないでしょうか。日本最古の和歌集「万葉集」には「撫子」の歌が26首出ており、そのうちの8首が愛しい女性のおもかげを重ねたものです。

そんな「撫子」には、どこか他の花にはない奥ゆかしさや風情が感じられます。ご自宅の庭で育てながらこの花の持つロマンに想いを馳せてみてはいかがでしょうか?

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