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LIFESTYLE雑学

2022.05.22

「刹那」の意味や語源とは?刹那的・刹那主義の使い方や言い換えられる類義語も紹介

会話や文章表現の中に「刹那」という言葉が出てくることがあります。なんとなく内容を理解できても、詳しい使用方法を知らない人は多いでしょう。正しい意味を知らないと、間違った解釈をしてしまいます。刹那の意味や正しい使い方を見ていきましょう。

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刹那の意味とは?

刹那は「せつな」と読み、日常会話よりも文章表現の中で見かける言葉です。実際に耳で聞いたことがなくても、新聞の記事や小説で見たことがある人は多いでしょう。社会人として知っておきたい、刹那の詳しい意味を紹介します。

刹那意味とは語源由来使い方類義語

ほんのわずかな時間のこと

刹那には、ほんのわずかな時間という意味があります。時間の長さの感じ方は人それぞれですが、その出来事が一瞬であったことを伝えたいときに使用されることがポイントです。時間を計る余裕もないくらい、瞬間的な状態を指しているということを覚えておきましょう。

時間を表現する言葉は多く、場面によってどれを使うのが正解なのか悩みがちですが、刹那はどちらかというと文学的な言い回しをしたいときに使用されます。

もともとは仏教用語

かつて刹那は仏教用語として使われ、時間の単位を表していました。語源はサンスクリット語のクシャナという言葉で、音を漢字にあてはめています。仏教用語としての刹那もほんのわずかな時間を意味する言葉で、1刹那を75分の1秒(約0.013秒)として数え、1回指を弾く間に60~65の刹那が存在。指を弾く時間は一瞬ですから、かなりの短い時間を表しているのだと分かります。

刹那の使い方をチェック

刹那の意味を理解したところで、正しい使い方についても見ていきましょう。適切な使い方が分かってくると、さまざまな場面で応用できます。

刹那意味とは語源由来使い方類義語

非常に短い時間だと伝えたいとき

刹那は非常に短い間であることを伝えたいときに、出来事と組み合わせて使用します。短い間に、思いもよらない何かが起きることはよくあることです。唐突に何かが起きてその時間が非常に短かったと相手に伝えたいときなどに、使用しましょう。状況や場面などが一瞬で変化した際に、以下のような使い方ができます。

【例】
●その刹那、止まっていた時間が動き出した
●もうダメだ、と思った刹那に家族の顔が思い浮かんだ
●刹那の快楽に身を投じて後悔している

「刹那的」に何かをする

「刹那的」という言い方もできます。この言葉には時間が非常に短い様子という意味だけではなく、その瞬間だけを充実させて生きること、の意味も。ほんの一瞬のことに集中して生きる様子は、さまざまな印象を与えます。計画的でないと感じる人もいれば、一瞬一瞬を大切に生きていると感じる人もいるでしょう。刹那という言葉は、その瞬間を生きていることに対し、否定的にも肯定的にも使われます。

【例】
●あの人は刹那的な恋愛しかせず、将来のことを考えていない
●老後のことばかり考えて窮屈な思いをするより、もっと刹那的に暮らしたい

「刹那主義」という考え方

刹那主義とは、その瞬間を大切に生きるという考えを持つこと。お釈迦様が弟子に対して「過去や未来のことを考えず、今を精一杯生きなさい」と説いた言葉がもとになっているとされます。もともとの意味を考えると肯定的な意味合いが強いといえますが、否定的な意味で使われることも珍しくありません。場当たり的に何かをしたり、一時的な快楽を求めたりして生きる様子をたしなめる際に使われることがあります。

【例】
●刹那主義的な生き方は、後々になって苦しむことになりますよ
●その日暮らしでも構わないという、刹那主義の若者が増えている
●一度しかない今日という日を楽しむために、刹那主義を取り入れたい

刹那の類義語にはどのようなものがある?

刹那にはたくさんの類義語があります。言葉の意味や使い方を知っていても、今いるシチュエーションで「刹那」は伝わりにくいと思ったときは、類義語を覚えておけば表現の幅を広げられます。よりその場に合った表現をするために、知っておきたい類語をチェックしましょう。

刹那意味とは語源由来使い方類義語

あっという間

刹那は「あっという間」に言い換えても意味が通じます。「あっ」と声を出して驚いた瞬間のことを意味しており、刹那と同じく非常に短い間に何かが起きたときに使用できます。ほんの短い時間というだけでなく、予想外に何かが起きたというニュアンスも同時に伝えやすい言葉です。

【例】
●猫があっという間に金魚をくわえて持って行った
●あっという間に雪が降り積もり、あたり一面が真っ白になった

瞬時

瞬時の瞬には「まばたき」という意味があり、まばたきほどの短い間を表します。まばたきは意識してゆっくりとしない限り、わずかな時間で行われることが通常です。1回指を弾く間=60の刹那と考えると、どちらかといえば瞬時の方がゆっくりだといえるでしょう。しかし、どちらもあくまで感覚的な表現であり、ほんのわずかな時間を表す言葉であることに違いはありません。「瞬間」「一瞬」などもほぼ同じ意味で使われている言葉です。

【例】
●普段は忘れているのに、写真を見ると瞬時に当時の思い出が呼び起される
●悪いことをしたと瞬時に気づいて謝罪し、事なきを得た

咄嗟

咄嗟(とっさ)の咄は舌を鳴らすという意味で、嗟は「ああ」と嘆いたり感心する意味を持ちます。どちらの行為も一瞬の間に行われることから、2つを合わせた咄嗟は刹那と同じくわずかな時間という意味で使われています。心構えができないほど短い間だったと伝えたいときに、使用しましょう。

【例】
●咄嗟には誰だか分からなかったが、後で名前を思い出した
●あまりにも咄嗟の出来事で、対応のしようがなかった

写真・イラスト/(C)Shutterstock.com

▼この言葉の意味や語源とは?

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