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LIFESTYLE インタビュー

2022.02.25

舞台における笑いが皆さんの糧になれば 【青柳翔インタビュー】

–––– 直近で言うと、『JAM-ザ・リサイタル』の姿を見て驚いたのですが、その時の感想も聞かせていただけますか?

感想は…ない(笑)。ないんですよ(笑)。それが感想なんです。

『JAM』は、みんなそれぞれにやりたいことがあるので、その中で「自分は何をしたらいいか」を考えた時に、「このタイミングに俺が出るならこういうことしないと盛り上がらない。今のままじゃマズイ」と思ったことがあったんです。それで演出家の(川本)成さんに相談をしたことがありました。前回の劇団公演でも一緒で波長が僕と割と合っているんです。それで、『こういう奇抜なことをやらなければ冷めちゃうんじゃないか』と話し、色々アイデアを出し合いました。それに対して曲を作ってくれるチームや映像チームが対応してくれて完成したものが『JAM-ザ・リサイタル』です。

–––– ご自身で色々なアイデアを出されたんですね

いやいやみんなのアイデアですよ。曲が出来たときに、この曲の間にまるで日本語のように聞こえるメキシコの言葉のようなニュアンスはないかとか、しょうもないことを真剣にやりとりしていましたね(笑)。

–––– 俳優、監督、歌手と様々な顔をお持ちですが、最近夢中になっていることはありますか

仕事が一区切りしたので、今はファスティングにハマってますかね。ハマってるというか、耐えています。役が終わったので落とさないといけないというのが正直なところです(笑)。昨日回復食が終わって、1ヶ月に軽いのを1回と中3日のを1回やってます。でも、健康になる気がしていいですよ(笑)。

僕がお世話になっているところはすごくよくて、そんなにお腹が減ってる感じもないですし、お腹がグーグー鳴っても気持ちいいなという感じなんです。

–––– 春は新たな出会いが多くなりますが、青柳さんは新たに出会った人とどんな風に距離を縮めますか?

僕的に、本当は距離が縮まるのは「飲み」だと思っているんですけど…コロナ禍でそれができないじゃないですか。だからどうやって距離を縮めようかといつも悩んでます。本当にどうしましょうっていう感じですよ(笑)。人と距離を縮めるのが得意ではないので…むしろ下手くそなんですよ。なので、そういう場がないと本当にキツいです。

コロナ禍になる前の話ですが、仲良くなった人はもれなく舞台中に飲みに行った人。まさに『ハムレット』チームはそうですね。終わったらすぐにビール開けて楽屋で話して『そろそろ帰ってください』という雰囲気になるという(笑)。大阪公演のときは、毎回部屋に集まって、みんなで飲みながら、今日はこうだったとか、それとは全く関係ない話とかをして、それが楽しかったので今でもお付き合いがあります。

今回は主役を任されているので、距離が縮められないではなく、努力しなきゃいけないとは思っていますね。逆にそれが空回ったりして(笑)。

ちなみに家でもあまり無駄に飲むのは避けるようになりました。家で1人、そんなに深酒する必要もないかなって(笑)。

–––– 最後に、Domani読者のワーキングマザーたちが明日から頑張れる応援メッセージをお願いします

僕は1人暮らしですが、自分のことプラス仕事や子育てとなると、相当な忍耐力がないとできないと思うんですよね。今は、男性女性区別なく育児や家事、仕事をする時代なので区別することではないとは思いますが、家事などをしてくれる母のありがたみを僕は強く感じています。うまく言えないですが、ありがとうございます、という気持ちでいっぱいです。

基本マザコンなんでね、男は。(そうなんですか?と尋ねると)絶対そうですよ。かといって、母にありがとうなんて送ったことはないんです。改めて感謝の気持ちを込めて面と向かって言うなんて、恥ずかしくて無理ですね(笑)。

父も母もいい年齢ですが、「働きたい」という両親の姿勢を見ていると、単純にすごいなって思います。地元にはまだ帰れていませんがたまには帰りたいですね。帰ったとしても本当に暇なんですけどね、することなくて。

–––– でも北海道、雪もあってたくさん遊べそうですよね

雪国の人からしたら雪は全くきれいじゃないですからね。雪かきしなきゃいけないですし。

–––– え!関東出身なので雪に憧れしかないんです

(笑)。雪、そうかー、そういうものですかね。

最後はまさかの雪トークでインタビューは終了。とてもフランクにまっすぐに、色々なことを話してくださる青柳さん。インタビューと撮影を終えた後、舞台を控えている青柳さんに編集部から喉のケアアイテムをお渡しさせていただいたところ、とても喜んでくださり「わざわざお気遣いいただきすみません」と丁寧にお礼を言ってくださいました。ちなみに…動画のコメント部分で手を後ろに回しているのは、コメント動画を撮影する前にギフトをお渡ししてしまい、紙袋が映らないようにと配慮してくださったからなのです。細部において優しさがあふれていました。

パルコ・プロデュース『三十郎大活劇』あらすじ

大部屋の役者・紅三十郎は「ざんぎり龍馬 海を渡る」の撮影初日に遅刻をしてしまう。
主役は、スター・阪東春之介。春之介や、とりまきからいびられる三十郎だが、幼馴染の助監督の岡村淳平や大部屋役者の田所岩蔵の助けもあり、セリフを喋ったことで、「高円寺龍之介」という春之介の敵役に抜擢される。三十郎を貶めようとある作戦を練ったことで、映画界を去ることになる春之介。対照的に三十郎はスターへの階段を駆け上っていくが……。
芸者おやつとの淡い恋、淳平や岩蔵との友情、人生を映画に掛けた若者たちは、やがて太平洋戦争という大きな波に呑み込まれていく……。

 

パルコ・プロデュース『三十郎大活劇』

■東京公演
日程:2022年4月2日(土)〜17日(日)
会場:新国立劇場 中劇場
料金:S席¥9,800 A席¥5,800 (全席指定・税込) ※未就学児入場不可
U-25 チケット¥4,000
(観劇時25歳以下対象、要身分証明書(コピー・画像不可、原本のみ有効)、当日指定席券引換/「パルステ!」、チケットぴあにて前売販売のみの取扱い)
一般発売:2022年2月26日(土)

■大阪公演
日程:2022年4月23日(土)・24 日(日)
会場:COOL JAPAN PARK OSAKA WW ホール
料金:¥9,800 (全席指定・税込) ※未就学児入場不可
一般発売:2022 年 3 月 27 日(日)
公式サイト https://stage.parco.jp
企画制作:パルコ/二ベル
製作:株式会社パルコ

俳優

青柳 翔

1985年生まれ、北海道出身。2009年に俳優デビュー。2011年、劇団EXILEのメンバーとなり、劇団内外の舞台作品、映画・TV ドラマな ど幅広く活躍し、2016 年には歌手デビューも果たす。2012年、映画『今日、恋をはじめます』で第22回日本映画批評家大賞新人賞を受賞。2017 年、主演映画『たたら侍』が第40回モントリオール世界映画祭最優秀芸術賞を受賞。WOWOW「アクターズ・ショート・フィルム 2」では初めて監督に挑戦した。
近年の主な出演作は、【舞台】『MONSTER MATES』(19)、『ハムレット』(19)、こまつ座『人間合格』(20)、【映画】『jam』(18)、『孤狼の 血 LEVEL2』(21)、【ドラマ】『13』(20)、Netflix『今際の国のアリス』(20)、『私の夫は冷凍庫に眠っている』(21)、など。

撮影/黒石あみ スタイリスト/Jumbo(SPEEDWHEELS) ヘアメイク/KOHEY 構成/岡野亜紀子

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