【目次】
緊張のサイクルに陥らないために
緊張には、自律神経の働きが深く関わっています。自律神経には交感神経と副交感神経があり、通常は、この2つがバランスよく働いています。しかし、不安を感じたりプレッシャーやストレスがかかったりすると交感神経の活動が優位になります。すると、「筋肉が緊張して震える」「顔が赤くなる」「心臓がドキドキして脈が早くなる」「急激に汗をかく」といった身体反応として現れます。
そして、緊張しやすいという自覚がある方は、過去の経験から「また緊張するのでは」と、緊張を恐れ、以下のような負のサイクルに陥ってしまう傾向があります。
1)「緊張して失敗したらどうしよう」「恥をかいたら嫌だ」と強く感じる
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2)緊張を隠すために、無理に平静を装ったり愛想笑いをしたりなど、安全行動を取ろうとする
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3)緊張を隠せているのか不安になり、よけいに自分に意識が向く
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4)さらに不安になって、手汗や震え・顔が赤くなるなどの身体の反応が強く出る
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このような緊張のサイクルに陥らないために意識するポイントを7つ挙げたいと思います。