「今回の資料、どんなふうに作ろうか?」と思いを巡らせるとき、配色の視点で考えるべきことは実にシンプルだ。なぜなら、世の中のすべての配色は「まとまり重視の配色」か「際立ち重視の配色」のどちらかに大別できるからだ。実際に見てみよう。
・まとまり重視の配色(信頼感・安定感などを訴求したいときに効果的)
・際立ち重視の配色(躍動感・可能性などを訴求したいときに効果的)
【目次】
トーンをそろえるとうまくいく
資料にグラフなどを掲載するため、多くの色を使う必要があるときには、使う色のトーン(明るさと鮮やかさ)を統一する。同一トーンの配色は5色・7色……と色を増やしても、驚くほどの統一感が生まれる。また、グラフの場合は色だけで細かな違いを表すのではなく、それぞれの項目の模様や柄を変えることでユニバーサル対応としたい。
また、楽しさやワクワク感を訴求するための資料には、鮮やかな色を使うこともあるが、このときにもトーンをそろえておけば、品よくまとめることができる。