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EDUCATION 子供の五感を育てる

2022.06.13

「大丈夫!」受験生の親が言ってはいけないワケ|子どものやる気が上がる魔法の声かけとは?

 

【ADVICE】
一度ウソをつくと、そのウソを隠すためにまたウソをつくことになります。「ウソをつくと、ウソにウソを重ねることになるよ」と声をかけて、ウソをつくと大変なことになるということを教えてあげましょう。

 

受験や進路など、将来のことを話したいとき

子どもと受験や進路など、将来のことを話したいとき

(c)Shutterstock

✖︎:もっと勉強しないと志望校は無理だよ。大丈夫! あなたは運がいいんだから

〇:どこに行きたいの?

 

最初は目標を高く持ち、難関校を目指していても、受験生になると自分の実力がわかってきて、次第に現実が見えてきます。夏ぐらいまではまだ第1志望校を目指してもいいと思いますが、秋ぐらいになると自分の学力を客観的にみて、現実と向き合わなくてはなりません。

お子さんの学力が思ったようには伸びていないときに、「もっと勉強しないと志望校は無理だよ」とか「勉強しないとたいしたところに行けないよ」などとつい言ってしまう保護者も多いかと思いますが、これらの言葉は逆効果で、子どものやる気を奪ってしまいます。

もちろん、「今の成績じゃ、どこにも行けないんじゃない」「今の学力で行ける中学は大した進学実績はないよね」などといった、子どもをけなし、子どもの心を傷つける声かけは絶対にNGです。

それでは、「大丈夫! あなたは運がいいんだから合格するんじゃない?」「なんとかなるんじゃない?」という楽観的な声かけはどうでしょうか。

このような根拠のない言葉を使うと、子どもの気持ちが緩むおそれがあるし、「なんとかならないから、困っているんだ」と子どもの反感を買うことになりかねません。だから、このような声かけもよくありませんね。

「大丈夫!」という言葉は、幼い子どもが新しいことに挑戦するときに親がかけてあげると、子どもに勇気を与える魔法の言葉です。でも、受験生にはこの言葉を安易に使わないことが大事です。

模試でA判定をとったときも、「A判定だから、大丈夫!」という言葉は封印して、「よかったね。この調子で気を緩めずに頑張ろうね」と声をかけましょう。「大丈夫!」という言葉を普段は使わず、入試の前日や当日に「今まで頑張ってきたのだから、大丈夫!」と声をかけると、「大丈夫!」という言葉の重みが増して、子どもの自信につながります。

受験や進路など、将来のことを話したいときには、シンプルに「どこに行きたいの?」と希望を聞けばいいと思います。今の成績をもとに、志望校に合格するためには何が必要か、模試の結果や志望校の出題傾向などから具体的な対策を考えることが大切です。

子どもの苦手なところを見つけて、「算数の図形が苦手だから、毎日、図形の問題を○問解こうか」「国語の読解問題でいつも点を落としているから、重点的に問題を解こうか」などと、具体的に何をやればいいかをアドバイスするといいでしょう。

秋以降は、1問でも多く過去問を解くことが志望校合格につながります。志望校の問題形式、出題傾向、時間配分などに慣れましょう。お母さんが過去問を解くための予定表を作り、「過去問をたくさん解くと、合格に近づくよ。頑張ろうね」と声をかけて取り組ませましょう。

【ADVICE】
子どもが受験するときに、「ここを受けなさい」「ここに行ってほしい」など、親の希望を強い口調で言って、押し付けないことが大事です。子どもの学力、希望、校風などをよく考えて、親子ともに納得がいく受験校を選びましょう。

 

『子どものやる気がどんどん上がる魔法の声かけ』(中央公論新社)

「東大理Ⅲに合格した3男1女」の母

佐藤 亮子(さとう りょうこ)

大分県出身。津田塾大学卒業。大分県内の私立高校で英語教師として勤務。結婚後、夫の勤務先の奈良県に移り、専業主婦に。長男、次男、三男、長女の4人の子どもを育てる。長男、次男、三男は灘中学・高等学校を経て、東京大学理科III類に進学。長女は洛南中学・高等学校を経て、東京大学理科III類に進学。現在、長男、次男、三男は医師として活躍。長女は東大医学部の学生。その育児法、教育法に注目が集まり、全国で講演を行う。『頭のいい子に育てる 3歳までに絶対やるべき幼児教育』(東洋経済新報社)ほか著書多数。

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