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EDUCATION 子供の五感を育てる

2022.06.13

「大丈夫!」受験生の親が言ってはいけないワケ|子どものやる気が上がる魔法の声かけとは?

3男1女を東大理三に導いた母は、子どもたちにどんな言葉をかけていたのでしょうか――。佐藤亮子氏の新著『子どものやる気がどんどん上がる魔法の声かけ』を一部抜粋し再構成のうえお届けします。今回は、親子間のコミュニケーションをスムーズに行うために取り入れたい声かけについて聞きました。

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朝起きられないとき

朝起きられない子どもにかける言葉

(c)Shutterstock

✖︎:いつまで寝ているの! 早く起きなさい!

〇:朝だよ。おはよう。そろそろ起きないと間に合わないよ

 

「寝る子は育つ」という言葉がありますが、子どもには睡眠が必要です。朝、親に起こされなくても起きられる子どももいますが、起こされるまでぐっすりと寝ている子どもの方が多いのではないでしょうか。

お母さんは朝食作りなどで忙しいですから、最初は優しく「起きて」と声をかけていても、なかなか起きないと最後には「いつまで寝ているの! 早く起きなさい!」と怒鳴ってしまいがちです。

でも、そのような起こされ方だと、子どもはイヤ〜な気持ちになります。1日の始まりがこれではつらいですよね。怒鳴りたい気持ちをぐっと抑え、「そろそろ起きないと間に合わないよ」と言えばいいと思います。

わが家では、電気をつけて明るくして「朝だよ。おはよう」と、明るい声で起こしていました。その声かけで起きないときには、明るい口調は変えずに、「朝ですよ、朝ですよ」と言いながら、パチパチパチと手をたたきました。それでも起きないときには、手を速く、強くたたきました。

そうすると、「パチパチがうざいなぁ」と言いながら、起きてきました(笑)。言葉だけで起こそうとすると口調がきつくなりますが、手をたたきながら起こすと感情的な口調にならなくてすみますよ。毎朝、怒鳴って起こしている方は、ぜひ、拍手で起こすことを試してみませんか。

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