人間的にも成長できる
そろばん教室は、学校や学年の違う子どもたちが集まります。学校の教室とは違う関係性の中で、自然とコミュニケーション能力が育まれ、社会のルールも身につくように。先輩が面倒を見たり、団体戦では仲間の応援や成長が刺激になり、やる気が引き出されることにも期待できます。「そろばん」という共通の目的を通じて、助け合いや思いやりの心を育む手助けにもなるかもしれません。
上達で感じた快感も「自ら学ぶ」という姿勢の学習力向上につながります。社会人になっても役立つことでしょう。何歳であろうと、学び続けることは人間的な成熟を促します。
知育玩具「100玉そろばん」は上手に使おう
幼児（0歳）～小学1年生（6歳）で、「算数が苦手」「数を数えるのが苦手」な子どもには「100玉そろばん」を使う方法も。その名の通り「100個の珠があるそろばん」で、10個の珠のついたレールが縦に10本並んでいます。
1～20までしか言えない、2桁以上の計算がスムーズにできない場合は、「100玉そろばん」を使って、子どもの指をもって、珠を一緒に動かしてみてください。100珠を手で動かして、遊びながら数を学ぶことができます。既に計算が得意で、1～100まで数えられる子どもには必要ありません。
また、集中力が短い0歳～6歳の子にいきなり「100玉そろばん」をお勉強道具として与えると、「100玉そろばん」が嫌いになる原因になりかねないので、注意が必要です。
「そろばん」教室の月謝はどれくらいかかる？
授業回数や地域によりますが、そろばん教室の月謝は4,000円から12,000円ほど。教室によっては入学金や冷暖房費などの設備費、「そろばん」本体の購入費などが必要なところや、教材代が月謝に含まれる場合も。そろばんは、習い事として月数千円から始められる魅力があり、ほかの習い事とも両立しやすいのかもしれません。
最後に
本記事ではAIの時代にあえて「そろばん」が注目される理由を紹介しました。習い事としての歴史が長いそろばん、特徴を理解して活用してみましょう。単に計算力を養うだけでなく、子どもの成長に役立つさまざまな力を身につけることができそうです。
変化が早く、不確定要素が大きい現代社会においては、多様な力を身につけられるそろばんは有効な手段かもしれません。
参考サイト：日本珠算連盟
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