子供の習い事、辞めるタイミングは?
子供の習い事、今は選択肢も山ほどありますよね。どうせなら早い方がいいなんて聞くと、幼少期からやらせてみたり、周りがやっていたら「うちもやったほうがいいのかな。」なんて親が流されてしまった経験はありませんか?
それらの習い事がうまく子供に〝はまれば〟良いけれど、うまく〝はまらない〟場合でもなんとなく続けてしまうことってありませんか?そのなんとなく、が続けるうちに身になることもあるだろう。という親の淡い期待が邪魔していたりすることも…。
これまで、塾・楽器・スポーツなど、兄弟合わせて20個近くの習い事を経験させてきた我が家。時には、それぞれ3〜4つを同時期にかけ持ちしたことも。習い事の送り迎えや練習&宿題のサポート、そして積み重なる月謝の額など、子供が小さいうちは習い事は親の負担も大きいがゆえについつい子供に対して期待してしまうこと、ありますよね。
「なんで練習しないの〜!」なんて叱ることも度々(涙)。これらの数々の習い事経験から学んだことは「本人のやる気がないところに(親が良かれと思って)環境だけを与えても、身につかない」ということでした。
本人にその習い事に対してやる気があるのか問うのが一番ですが、子供が小さかったり、また我が家の子供たちのように〝生真面目〟な部分があると「習い事を辞める」以前に「何かを途中で辞める」ことに抵抗を示すこともあるんですよね。やる気があるわけでもないが、ないわけでもない。ここまでやってきたんだから、辞めるのは負けみたいで嫌だと…。
ただ、この状態で続けると、あまりやる気がないのにやめるタイミングを逸してダラダラ続けてしまうことになりかねません。練習をしない状態に親が苛立って、それが喧嘩に繋がり、親子関係が悪くなるという悪循環が始まってしまいます。
そこで、本人のやる気以外に、我が家が習い事を続ける基準にしてきたことを二つを紹介します。
1:習い事の先生が子供にとっての「メンター」になっているか
習い事の先生は、子供たちにとって家族や学校の先生以外で密にやり取りをする貴重な「大人」。家庭や学校という日常以外で憧れであり、頼りになる大人が身近にいることはとっても重要なこと。習い事を通じて価値観を得られたり、悩みごとの相談に乗ってもらったり…。
先生が子供に目を配っていない、(親と先生が関係を築けていても)子供と先生が良い関係を築けていない習い事は、続ける価値が低いと判断しています。
2:「ちょっと休憩」しても、また再開したい熱意があるかどうか
その習い事をやめようかどうか迷っている、あるいは「続けたい」というよりも「辞めること」に対して子供が抵抗を感じている場合、我が家では適当な理由を作って「1カ月習い事休憩」期間を作りました。子供も、自分以外の理由で習い事から離れるので、抵抗を感じづらいようです。
例えば、親がその習い事にハマる・やる気があって、子供が辞めることを言い出せないケースもにも有効かと。一度思い切ってその習い事から離れてみて、1か月後に「またやりたい」と感じれば、その習い事は本物。やる気がないものに関して、子供は1カ月離れたらだいたい忘れているし、すんなり辞められます。
長男にとっての野球は、良い師に出会え、ケガで2か月休んだ時も早く再開したくてたまらなかった習い事。親の負担も大きいですが、ようやく好きなことに出会えたようで嬉しいです。3歳から様々な習い事をはじめ、現在取り組んでいる野球に出会えたのは10歳を過ぎてから。いつ「好きなもの」に出会えるかはわからないものだなと感じています。
子供のやる気があって、相性の良い先生が見つかることが一番。それらを見つけるためにも、合わない習い事は辞めて、次を見つける!子供の習い事の辞め時、みなさんはどう考えますか?
Domanist
福吉彩子
2児(男児・女児)の母。外資系企業で15年働き、独立。現職はフリーのマーケティングコンサルタント。メークセラピストの一面ももち、自宅でレッスンを行っている。「ワーママ・オブ・ザ・イヤー2016」受賞者。
IG:https://www.instagram.com/fuku44aya/
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