「これからよろしくお願いします」の意味は?
「これからよろしくお願いします」という言葉は、ビジネス上で何かをスタートする時などに言ったり言われたりする言葉で、多くの方が使ったことがあるかと思います。しかし、よく使う言葉であるだけに誤った使い方をしているかもしれません。
まずは、「これからよろしくお願いします」の言葉の成り立ちから。この言葉は「これから」「よろしく」「お願いします」の3つに分けることができます。
「これから」は、この時より以後のことで、「今後」、「将来」のことを指します。「よろしく」は、相手のお世話になるときや、物事を頼む時などに添える言葉、いわば挨拶として使われます。「お願いします」は、「お」という接頭語をつけて、お願いを丁寧にそして謙遜していう言葉です。
したがって、「これからよろしくお願いします」には、〝今後の行動についてお世話になります〟ということを丁寧に挨拶する言葉だといえます。
使い方を例文でチェック
「これからよろしくお願いします」の意味を確認したところで、ここからは、例文とともに具体的な使い方について見ていきましょう。今後の関係性を構築していく上でも大切な言葉のため、さまざまなシーンで使えるようにしておけると◎
1:「お手数をおかけしますが、これからよろしくお願いします」
ビジネス上のメールで、特に初めてのメールの時や新たなプロジェクトなどが始まった時のメールの結びなどによく使われる文言です。
今後のコミュニケーションを円滑に進めるための、丁寧な挨拶となるでしょう。これから関係性を作っていくときや、新しい事業を立ち上げるときは、どうしてもお互いのコミュニケーションに時間や労力がかかるもの。あらかじめ、「お手数をおかけしますが」と一言添えるだけで、相手への気遣いが表せます。
2:「新入社員の〇〇です。これからよろしくお願いします」
新しい職場での挨拶の際、誰もが一度は言葉を発した経験のある言葉ではないでしょうか。現時点から始まる長い関係性を想定して、良好な人間関係・信頼関係を築いていきたいという思いを伝えられる挨拶です。