3:「こちらこそ、これからよろしくお願いします」
「これからよろしくお願いします」と対面で言われた時や、メールで受け取った時の返答になります。「至らぬ点もあるかもしれませんが、こちらこそ、これからどうぞよろしくお願いいたします」とさらに丁寧に返事をするのもよいでしょう。
言い換え表現は?
「これからよろしくお願いします」という言葉を使う場面は、意外と多いもの。ボキャブラリーが多いと、他の人とは一味違う挨拶をすることもできます。ここでは、言い換え表現を3つ紹介しますので、今後の参考にしてみてください。
1:「今後ともよろしくお願いいたします」
「これから」を「今後」に言い換えた表現になります。先述した通り、「これから」と「今後」の意味は同じ。「これからよろしくお願いします」というよりも、ややかしこまった表現になりますので、目上の方に伝える場合には、こちらの言葉の方が向いているでしょう。
より丁寧に伝えたいのであれば、「今後とも何卒よろしくお願いいたします」と表現するのも。こちらの場合は、主に文面で使うことの方が多いでしょう。
2:「これからお世話になります」
「世話」というのは、「面倒を見ること」や「手数がかかり厄介なこと」を指します。「これからよろしくお願いします」の場合はある意味フラットな関係性でのニュアンスでしたが、「これからお世話になります」という場合には、相手に負担がかかることを考慮しながらの挨拶となります。挨拶するときには、ニュアンスが異なることを認識して使い分けましょう。
また、この言葉は、習い事などを始める時や、引っ越しなどをした時など、日常生活の中でも使う挨拶になります。
3:「末永くよろしくお願いします」
「末永く」とは「遠い将来もずっと」とか「いつまでも」という意味です。したがって、「末永くよろしくお願いします」は「長きに渡ってのお願い」を丁寧に伝える挨拶になります。
今後、継続的な関係を願っている気持ちを上手に伝える結びの言葉として役立つ表現です。「末永くよろしくお願い申し上げます」や「末永くよろしくお願いいたします」というように、よりかしこまった表現にするのも。
英語表現は?
英語で「これからよろしくお願いします」と伝えたい時は、どのような表現になるのでしょうか? シチュエーションごとに異なる英語表現を見てみましょう。
1:I’m looking forward to working with all of you.
「これから皆さんと働けるのが楽しみです」という表現になりますが、意訳すると「これからよろしくお願いします」という意味に該当します。
それぞれ分解して確認しましょう。「look forward to」は「〜を期待する」、「all of you」は「あなたたち全員」を表します。覚えておくと役立つ表現です。
2:I’m pleased to meet you.
「会えてうれしいです」という表現になりますが、意訳するとこちらも「これからよろしくお願いします」という意味に該当するでしょう。英語圏では、「どうぞよろしく」に当たる表現はあまり使われません。
最後に
「これからよろしくお願いします」は、将来にわたって人間関係を築いていくスタート時に、欠かせない挨拶の言葉です。この言葉ひとつを添えるか添えないかで、相手の印象も変わってきます。ぜひビジネスシーンや日常の中でうまく取り入れて使ってみてください。
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